DD 250-CA
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:![]() |
使用前に取扱説明書をお読みください |
![]() |
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
![]() |
リサイクル可能な部品の取扱い |
![]() |
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:![]() |
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
![]() |
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
![]() |
概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
![]() |
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
義務表示
以下の義務表示が使用されています:![]() |
アイシールドを着用してください |
![]() |
保護ヘルメットを着用してください |
![]() |
耳栓を着用してください |
![]() |
保護手袋を着用してください |
![]() |
安全靴を着用してください |
![]() |
防じんマスクを着用してください |
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:![]() |
解析データ |
![]() |
穿孔開始ステージ |
![]() |
無負荷回転数 |
![]() |
交流 |
![]() |
直径 |
![]() |
クレーンによる搬送禁止 |
![]() |
Bluetooth |
![]() |
ロックが開いている |
![]() |
ロックが閉じている |
![]() |
本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
![]() |
保護接地 |
![]() |
本製品がそれに該当する場合、本製品はこの認証機関により適用される規格に従って米国およびカナダ市場に対して認証されています。 |
注意事項表示
ドリルスタンド、ベースプレートまたはダイヤモンドコアドリルに表示![]() |
バキュームベースプレートに表示 上図 :バキュームベースプレートを接続して水平方向の穿孔作業をする場合には、ドリルスタンドを固定させるための付加的な措置を施さなければなりません。 下図 :バキュームプレートによる固定では、追加の固定具なしで上向き穿孔を行ってはなりません。 |
![]() |
ダイヤモンドコアドリルに表示 上向きの施工時には、必ず湿式バキュームクリーナーに接続した水処理システムを使用してください。 |
![]() |
ダイヤモンドコアドリルに表示 必ず正常に作動する漏電遮断器を使用してください。 |
製品情報

機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データダイヤモンドコアドリル DD 250-CA 製品世代 01 製造番号:
適合宣言

技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
電動工具の一般安全注意事項

安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
ドリルに関する安全上の注意
すべての作業に関する安全上の注意- 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、電動工具の絶縁されたグリップを持ってください。 通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
- 決してドリルビットの最大許容回転数を超過する回転数で作業しないでください。 回転数が高くてドリルビットが作業材料と接触せず自由に回転できる状態にあると、ドリルビットは簡単に曲がってしまうことがあり、これが負傷の原因となることがあります。
- 穿孔作業は、常にドリルビットが作業材料と接触している状態で低い回転数から始めるようにしてください。 回転数が高くてドリルビットが作業材料と接触せず自由に回転できる状態にあると、ドリルビットは簡単に曲がってしまうことがあり、これが負傷の原因となることがあります。
- 過度な力を加えず、常にドリルビットの縦方向にのみ力が作用するようにしてください。 ドリルビットは曲がって折れてしまうこと、あるいはコントロールを失って負傷の原因となることがあります。
ダイヤモンドドリルに関する安全上の注意
- 水を使用する必要がある穿孔作業を行う際は、作業領域から水を除去するか、あるいは水を受ける容器を使用してください。 このような事前処置により作業領域を乾燥した状態に保ち、感電の危険を低減します。
- 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、絶縁されたグリップ面を掴んで電動工具を使用してください。 先端工具が通電状態の配線と接触すると電動工具の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
- ダイヤモンドコアドリルによる穿孔の際は耳栓を着用してください。 騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
- 先端工具がブロックした場合は、それ以上先端工具を送ることをしないで電動工具をオフにします。 先端工具が噛んだことの原因を突き止め、その原因を取り除いてください。
- 作業材料に食い込んでいるダイヤモンドドリルを再スタートする際は、スイッチをオンにする前に先端工具が問題なく回転するか確認してください。 先端工具は噛んでいると回転せず、そのため工具の過負荷、あるいはダイヤモンドドリルが作業材料から外れる原因となることがあります。
- アンカーおよびネジによりドリルスタンドを作業材料に固定する際は、使用するアンカー具が機械の使用中それを保持できるものであることを確認してください。 作業材料が抵抗力のないものあるいは多孔性のものである場合は、アンカーが抜けてドリルスタンドが作業材料から外れる可能性があります。
- バキュームベースプレートによりドリルスタンドを作業材料に固定する際は、表面が滑らかで、汚れがなく、また多孔性でないことを確認してください。 ドリルスタンドは、タイルおよび結合剤の層などの表層処理を施した面に固定しないでください。 作業材料の表面が滑らかでない、平坦でない、あるいは固定が十分でないと、バキュームベースプレートが作業材料から外れることがあります。
- 穿孔前および穿孔作業時に、負圧が十分であることを確認してください。 負圧が十分でないと、バキュームベースプレートが作業材料から外れることがあります。
- 機械がバキュームベースプレートのみで固定されている場合は、決して上向き穿孔および壁面への穿孔を行わないでください。 負圧が失われると、バキュームベースプレートが作業材料から外れます。
- 壁面あるいは天井を貫通させて穿孔作業を行う場合は、反対側の作業領域およびそこにいる人員に危険が及ぶことがないか、注意してください。 コアビットが穿孔穴から突出して、コアが反対側に落下する可能性があります。
- 上向き穿孔の際は、必ず取扱説明書に指定された水受け容器を使用してください。 工具内に水が浸入しないように注意してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
その他の安全上の注意
作業者に関する安全- 本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
- 本体は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。
- 本体は子供の手が届かないところに保管してください。
- 回転部分には手を触れないでください。本体の電源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、特に回転している先端工具は負傷の原因となります。
- ノロに皮膚が触れないようにしてください。
- 含鉛塗料、特定の種類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から生じた粉じんは、健康を損なう危険があります。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだりすると、アレルギー反応や呼吸器疾患を起こす可能性があります。カシやブナ材などの特定の粉じんは、特に木材処理用の添加剤(クロム塩酸、木材保護剤)が使用されている場合、発ガン性があるとされています。アスベストが含まれる母材は、必ず専門家が取り扱うようにしてください。できるだけ有効な集じん装置を使用してください。これには、本電動工具に適した Hilti 推奨の木材および/または鉱物粉じん用可動集じん装置を使用してください。作業場の換気に十分配慮してください。それぞれの粉じんに適した防じんマスクの着用を推奨します。処理する母材について、各国で効力を持つ規定を遵守してください。
- ダイヤモンドコアドリルおよびダイヤモンドコアビットは重いので注意してください。身体の一部を挫傷する危険があります。本体使用中、作業者および現場で直近に居合わせる人々は保護メガネ、保護ヘルメット、耳栓、保護手袋、安全靴を着用しなければなりません。
- 本体がドリルスタンドに正しく固定されていることを確認してください。
- 必ずドリルスタンドにエンドストップが取り付けられていることを確認してください。エンドストップが取り付けられていないと、安全に関わるエンドストップ機能が正しく作動しません。
- 先端工具がチャック機構に適合し、チャック内にしっかりと固定されていることを確認してください。
- コンセント口が数個付いている延長コードに、複数の機器を同時に接続して使用しないでください。
- 本体は、必ずアース線付きの十分な長さの主電源に接続して使用してください。
- 作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査してください。 例えば、作業中に誤って先端工具が電線に触れると、本体の金属部分とケーブルが通電する可能性があります。この場合、感電による重大な事故が発生する危険があります。
- キャリッジを動かす際に電源コードが損傷しないように注意してください。
- 本体を作動させる場合は、必ず同梱の漏電遮断器を使用してください(漏電遮断器のない装置は決して絶縁変圧器なしで使用しないでください)。ご使用前には毎回、漏電遮断器を点検してください。
- 本体の電源コードを定期的に点検し、コードに損傷がある場合は認定を受けた修理スペシャリストに交換を依頼してください。電動工具の電源コードが損傷した場合は、専用の承認された交換用電源コードと交換してください。交換用電源コードはヒルティサービスセンターにご注文ください。延長コードを定期的に点検し、損傷がある場合は交換してください。作業中、損傷した電源コード、延長コードには触れないでください。電源プラグをコンセントから抜きます。 損傷した電源コードや延長コードは感電の原因となり危険です。
- 本体は、決して汚れた状態あるいは濡れた状態で使用しないでください。 本体表面に埃(特に導電性の物質)が付着していたり、あるいは濡れていると、好ましくない条件下においては感電の原因となることがあります。したがって特に導電性のある物質に対する作業を頻繁に行う場合は、定期的に Hilti サービスセンターに本体の点検を依頼してください。
- ダイヤモンドコアドリルをDD AF-CA H なしで使用する場合は、必ず DD AF-CA H 用電源にカバーを取り付てください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 穿孔作業は現場監督者の許可を得て行ってください。 建物およびその他の構造物への穿孔作業、特に鉄筋または鉄骨梁の除去は静力学に影響を及ぼします。
- 転倒を防止するために、ドリルスタンドが正しく固定されていない場合にはドリルスタンドに取り付けた本体を必ず最低位置にしてください。
- 電源および延長ケーブル、吸引およびバキュームホースを回転部分から遠ざけてください。
- 湿式穿孔での上向きの施工時には、湿式バキュームクリーナーに接続した水処理システムを必ず使用してください。
- 上向きの施工時には、追加の固定具なしでのバキュームによる固定は禁止されています。
- バキュームベースプレート(アクセサリー)を接続して水平方向の穿孔作業をする場合には、必ずドリルスタンドを固定させるための付加的な措置を施してください。
製品の説明
製品概要
ダイヤモンドコアドリル DD 250-CA

- マルチファンクションディスプレイ
- 操作ボタン 穿孔開始ステージ
- 操作ボタン 解析データ
- 銘板
- ON/OFF スイッチ
- 電源コードカバー
- DD AF-CA H(アクセサリー)の電源
- 漏電遮断器付き電源コード
- 給水コネクター
- キャリンググリップ(2 個)
- カーボンブラシカバー(2x)
- 給水コック
- チャック
- ギア選択スイッチ
ドリルスタンド DD-HD 30

- ネジジャッキ(アクセサリー)
- カバー
- コラム
- レベル調整スクリュー(3x)
- ポジションインジケーター
- アンカー
- ベースプレート
- 銘板
- クランピングスピンドル
- クランピングナット
- ストラット
- キャリンググリップ
- エンドストップネジ
- デプスゲージ(アクセサリー)
- ホイールアセンブリー取り付けポイント
- ウォーターコレクターホルダー(アクセサリー)
- シール(アクセサリー)
- ウォーターコレクター(アクセサリー)
- ウォーターコレクターワッシャー(アクセサリー)
キャリッジ DD-HD 30

- ハンドルスリーブ 1:1
- ハンドルスリーブ 1:3
- ロッキングボルト(ダイヤモンドコアドリルのロック)
- シャーピン
- ハンドル
- レベリングインジケーター(2x)
- キャリッジロック機構
- 電源コードガイド
- DD AF-CA H 用接続インターフェース
- キャリッジ遊び調整ネジ(4x)
バキュームベースプレート(アクセサリー)

- バキュームリリースバルブ
- バキュームホース
- ホイールアセンブリー取り付けポイント
- 圧力ゲージ
- バキュームシール
- レベル調整スクリュー(4x)
正しい使用
本書で説明している製品は、電動ダイヤモンドコアドリルです。本製品は、スタンド支持による湿式穿孔で(鉄筋の入った)鉱物母材に貫通穿孔および非貫通穿孔を行うためのものです。ダイヤモンドコアドリルの手持ち使用は認められません。
ダイヤモンドコアドリルを使用する際は、常にドリルスタンドを使用してください。ドリルスタンドは、アンカーベースプレートあるいはバキュームベースプレートにより母材に確実に固定されていなければなりません。
ベースプレートの調整作業を行う際には、衝撃の大きな工具(ハンマーなど)を使用しないでください。
必ず、出力銘板に表示されている電源電圧および電源周波数で作動させてください。
ご使用になるアクセサリーの安全および操作上の注意事項にもご留意ください。
Bluetooth®
本製品は Bluetooth を備えています。Bluetooth は無線データ転送機能で、これに対応した 2 台の機器の短距離における通信を可能にします。
安定した Bluetooth 接続を確実なものにするには、接続される機器同士が目視確認できる位置にあることが必要です。
本製品における Bluetooth 機能Bluetooth 機能に関する詳細は、カップリングされている機器の取扱説明書を参照してください。
- カップリングされている Hilti 機器のサービスメッセージおよびステータスメッセージのダイヤモンドコアドリルのディスプレイでの表示。
- サービス機能および製品関連解析データ転送のための、Hilti ON!Track 3 アプリを介してのモバイル端末機器との接続。
- オフにするには、
および
ボタンを同時に 10 秒以上押し続けます。
- オンにするには、
および
ボタンを同時に押します。
- Bluetooth に対応した Hilti 機器あるいはモバイル端末機器とカップリングするには、Bluetooth がオンになっている状態で
および
ボタンを同時に押します。.
Bluetooth® のワードマークとロゴは Bluetooth SIG, Inc. の所有に帰する登録商標であり、 Hilti はこれらの使用についてライセンスを供与されています。
ダイヤモンドコアドリルのマルチファンクションディスプレイの表示記号と説明
以下の表示は、ダイヤモンドコアドリルが作動可能な状態(電源に接続され漏電遮断機がオンになっている)になっていると表示されます。表示は、ギア選択と使用方法により異なることがあります。
![]() |
ダイヤモンドコアドリルが通電されると、スタート画面が表示されます。スタート画面には、Bluetooth の状態、個人名およびダイヤモンドコアドリルの製造番号が表示されます。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルがオンになっていない状態です。表示は、斜め穿孔の際のシステムの高さ調整およびドリルスタンドの位置合わせを容易にします。ダイヤモンドコアドリルの位置合わせは、記号と度数で表示されます。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルがアイドリング状態です。表示は、選択されたギアがダイヤモンドコアビットに適したものであることの確認を容易にします。左上部に選択されたギア、中央にそのギアに対する推奨コアビット直径範囲がミリメートルおよびインチ単位で表示されます。 |
![]() |
ダイヤモンドコアドリルがオフにされているか、あるいはアイドリング状態です。この機能は、直径の大きなコアビットを使用する際の振動の少ない穿孔を可能にします。![]()
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルは穿孔を行い、穿孔開始ステージが作動しています。ダイヤモンドコアドリルが自動的にオフになるまでの残り作動時間が表示されます。
|
![]() |
穿孔開始ステージが非作動になっています。ダイヤモンドコアソリルの回転数と出力が増大し、穿孔を続行することができます。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルが穿孔中です。ダイヤモンドコアドリルに負荷がかかった状態、あるいは冷却モードにある状態で、穿孔開始ステージを有効にするボタンが押されました。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルは穿孔を行い、穿孔開始ステージは非作動 になっています。表示は、ダイヤモンドコアドリルが最適な効率範囲で作動していることの確認を容易にします。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルは穿孔を行い、穿孔開始ステージは非作動 になっています。表示は、ダイヤモンドコアドリルが最適な効率範囲で作動していることの確認を容易にします。
|
![]() 定格電流限界を超過 |
ダイヤモンドコアドリルは穿孔を行い、穿孔開始ステージは非作動 になっています。定格電流が 20 A の限界値を超過しました。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルは穿孔を行い、穿孔開始ステージは非作動 になっています。表示は、ダイヤモンドコアドリルが最適な効率範囲で作動していることの確認を容易にします。
|
![]() |
このステータス行には、選択されているギア、あるいは穿孔開始ステージが作動しているなどの現在の本体の状態に関する種々の注意事項が表示されます。 |
![]() |
このステータス行には、ダイヤモンドコアドリルが直ちに停止するには至らない現在の本体の状態に関する種々の警告事項が表示されます。 |
![]() |
Bluetooth が基本設定で作動しています。 Bluetooth 機能をオフにするには、モーターのスイッチがオフになっている状態で、 ![]() ![]()
|
![]() |
Bluetooth は非作動になっています。ダイヤモンドコアドリルを他の機器またはアクセサリーと接続することはできません。 Bluetooth 機能をオンにするには、モーターのスイッチがオフになっている状態で、 ![]() ![]()
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルを他の機器あるいはアクセサリーと接続することができます。 接続構築を開始するには、 ![]() ![]()
|
![]() |
機器あるいはアクセサリーとの既存の Bluetooth 接続が遮断されました。 |
![]() |
上部に穿孔時間(ダイヤモンドコアドリルが穿孔作業を行っていた時間)、下部に稼働時間(ダイヤモンドコアドリルがオンにされていた時間)が、時間、分および秒単位で表示されます。 穿孔時間とその他のすべての解析データをリセットするには、 ![]()
|
![]() |
この表示は、% 単位で穿孔時の接触圧を作業者に知らせます。これによって、操作様式を最適化することができます。
|
![]() |
この表示は、% 単位で穿孔方向を表示します。
|
![]() |
この表示は、% 単位でそれぞれのギアの使用時間を表示します。矢印は最も使用時間の長いギアを示しています。
|
![]() |
この表示は、ダイヤモンドコアドリルの手動運転での使用、および AF-CA を使用しての使用を % で表示します。.
|
![]() |
この表示は、ダイヤモンドコアドリルと接続されているすべての機器およびアクセサリーの一覧です。
|
![]() |
接続構築はまずダイヤモンドコアドリルで行い、続いて接続対象の装置またはアクセサリーで行うようにしてください。 接続構築を開始するには、 ![]() ![]()
|
![]() |
ギア選択スイッチが中間位置にあるか、あるいは正しくロックしていません。 ギア選択スイッチを完全にロックするまで操作します。 |
![]() |
穿孔開始ステージ有効での最大作動時間の超過、 電源トラブル ダイヤモンドコアドリル過負荷、 温度超過、モーターへの水の浸入、あるいは冷却モードが完了しています。 電源供給がある間は、本体のスイッチは I にあります。 |
![]() |
電源で電圧降下が発生しました。電圧降下の際には、ダイヤモンドコアドリルをフルパワーで作動させることができません。
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルが過熱してオフになったか、あるいは冷却モードになっています。冷却完了までの残り時間が表示されます。この時間が経過した後もダイヤモンドコアドリルがなお熱い場合は、残り時間が再度有効になります。 |
![]() |
ダイヤモンドコアドリルのメーターは作動していますが、間もなくカーボンブラシの摩耗限界に達します。カーボンブラシの交換が必要になるまでの残り作動時間が表示されます。ダイヤモンドコアドリルが自動的にオフになるまでの残り作動時間が、時間および分単位で表示されます。
|
![]() |
カーボンブラシは摩耗しており、交換の必要があります。 |
![]() |
ダイヤモンドコアドリルのモーターが作動します。カーボンブラシが交換されました、寿命を最適なものとするために、カーボンブラシをなおアイドリング状態で連続して 1 分間以上慣らし運転してください。
|
本体標準セット構成品
ダイヤモンドコアドリル、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください:
アクセサリーとスペアパーツ
スペアパーツ商品番号 |
名称 |
---|---|
51279 |
ホースコネクター |
2006843 |
220...240 V カーボンブラシ |
2104230 |
100...127 V カーボンブラシ |
製品仕様
発電機または変圧器を使用しての作業の場合は、それらは本製品の性能表示プレートに記載されている定格電力より 2 倍以上大きな出力がなければなりません。変圧器または発電機の作動電圧は、常に本体の定格電圧の +5 %...-15 % の範囲になければなりません。DD 250-CA |
||
---|---|---|
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠) |
15.4 kg |
|
延長シャフトなしの穿孔深さ |
500 mm |
|
許容水圧 |
≤ 7 bar |
|
無負荷回転数 |
1 速 |
240/min |
2 速 |
580/min |
|
3 速 |
1,160/min |
|
4 速 |
2,220/min |
|
最適なコアビット直径 |
1 速 |
152 mm … 500 mm |
2 速 |
82 mm … 152 mm |
|
3 速 |
35 mm … 82 mm |
|
4 速 |
12 mm … 35 mm |
|
アンカーベースプレートにおける穿孔中心からの最適な間隔のマーキング |
267 mm |
|
バキュームベースプレートにおける穿孔中心からの最適な間隔のマーキング |
292 mm |
各種装備での許容コアビット直径
必ず各種装備に応じて異なる許容穿孔方向に注意してください。上向き穿孔時には、必ず湿式バキュームクリーナーと水処理システムを組み合わせて使用してください。
DD 250-CA |
|
---|---|
Ø、スペーサーなし |
12 mm … 300 mm |
Ø、スペーサーあり |
12 mm … 500 mm |
Ø、水処理システムおよび湿式バキュームクリーナーあり |
12 mm … 250 mm |
ドリルスタンド
DD-HD 30 |
|
---|---|
重量 |
21.4 kg |
Bluetooth
DD 250-CA |
|
---|---|
周波数帯域 |
2,400 MHz … 2,483 MHz |
最大送信出力 |
10 dBm |
騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音値
DD 250-CA |
|
---|---|
サウンドパワーレベル (L WA) |
109 dB(A) |
サウンドパワーレベルの不確実性 (K WA) |
3 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベル (L pA) |
93 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K pA) |
3 dB(A) |
合計振動値(3 方向のベクトル合計)、EN 62841 準拠
ハンドルにおける EN 62841-3-6 準拠の 3 軸の振動合計値(振動およびベクトル合計)は、2.5 m/s 2(不確実性 K を含む)を超過しない。作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。DD-HD 30:ドリルスタンドを組み立てて穿孔角度を調整する

- コラムピボット下部とストラット上部のネジを緩めます。
- コラムをご希望の位置に合わせます。
- これには、裏側の角度スケールが役立ちます。
- これには、裏側の角度スケールが役立ちます。
- 両方のネジをしっかりと締め付けます。
DD-HD 30:キャリッジをドリルスタンドにロックする
- キャリッジロック機構をロック位置に回します。
- ロックボルトが確実にロックしなければなりません。
- ロックボルトが確実にロックしなければなりません。
- ハンドルを軽く回して、キャリッジがロックされていることを確認してください。
ハンドルをドリルスタンドに取り付ける

- ハンドルを取り付けるには、黒いリングを引き戻します。
- ハンドルをシャフトに差し込みます。
ドリルスタンドをアンカーで固定する

- 母材に適したアンカーを取り付けてください。使用するベースプレートに応じて間隔を選択します。
- 穿孔中心からの最適な間隔、DD-HD 30:330 mm(13 インチ)
- 穿孔中心からの最適な間隔、DD-HD 30:330 mm(13 インチ)
- アンカーにクランピングスピンドル(アクセサリー)をねじ込みます。
- クランピングスピンドルの上にドリルスタンドを置き、 ドリルスタンドの位置を調整します。使用するドリルスタンドが DD-HD 30 の場合には、位置調整の際にポジションインジケーターを使用してください。スペーサーを使用している場合は、ポジションインジケーターによりドリルスタンドの位置を調整することはできません。
- クランピングナットをスピンドルに取り付けます。但し、ナットを一杯には締め付けないでください。
- レベル調整スクリューを用いてベースプレートを水平にします。これにはレベリングインジケーターを使用してください。レベル調整スクリューが確実に母材と接触していることを確認してください。
- ドリルスタンドが確実に固定されるまで、レベル調整スクリューを均等に締め付けてください。
- ドリルスタンドが確実に固定されていることを確認してください。
ドリルスタンドをバキュームで固定する

- すべてのレベル調整スクリューを、バキュームベースプレートの約 5 mm 下まで突出させます。
- バキュームベースプレートのバキュームホースをバキュームポンプに接続します。
- 穿孔中心を決めます。穿孔中心から本体を立てる方向に向かって線を引きます。
- 線上で穿孔中心から所定の間隔のところにマークをつけます。
マークの間隔 - バキュームポンプをスイッチオンにして、バキュームリリースバルブを押し続けます。
- ベースプレートのマークを線上に合わせます。
- ドリルスタンドの位置合わせが正しくない場合、バキュームリリースバルブを緩め、ベースプレートを母材に押し付けます。
- レベル調整ネジを用いてベースプレートを水平にします。
- ドリルスタンドが確実に固定されているか点検します。
バキュームベースプレートにおける穿孔中心からの最適な間隔のマーキング |
292 mm |
コンビベースプレートにおける穿孔中心からの最適な間隔のマーキング |
292 mm |
DD-HD 30:ドリルスタンドをネジジャッキ(アクセサリー)で固定する
- コラム上端のエンドキャップ(一体型エンドストップ付き)を外します。
- ネジジャッキのシリンダーをドリルスタンドのコラムに挿入します。
- ロッキングボルトを回してネジジャッキを固定します。
- ドリルスタンドを母材上で位置合わせします。
- レベル調整スクリューを用いてベースプレートを水平にします。
- ドリルスタンドをネジジャッキで固定し、ネジジャッキをロックします。
- ドリルスタンドが確実に固定されていることを確認してください。
DD-HD 30:ドリルスタンドのコラム(アクセサリー)を延長する

- コラム上端のエンドキャップ(一体型エンドストップ付き)を外します。エンドキャップを延長コラムに取り付けます。
- 延長コラムのシリンダーをドリルスタンドのコラムに挿入します。
- ロッキングボルトを回して延長コラムを固定します。
DD-HD 30:スペーサー(アクセサリー)を取り付ける

- キャリッジロック機構によりキャリッジをコラムにロックします。
- ダイヤモンドコアドリルをキャリッジにロックするためのロッキングボルトを抜き取ります。
- キャリッジにスペーサーを取り付けます。
- ロッキングボルトをキャリッジに一杯まで押します。
- ロッキングボルトを締め付けます。
- スペーサーが確実に固定されていることを確認してください。
DD-HD 30:ダイヤモンドコアドリルをドリルスタンドに固定する

- キャリッジロック機構によりキャリッジをコラムにロックします。
- ダイヤモンドコアドリルをキャリッジにロックするためのロッキングボルトを抜き取ります。
- ダイヤモンドコアドリルをキャリッジまたはスペーサーに取り付けます。
- ロッキングボルトをキャリッジまたはスペーサーに一杯まで押します。
- ロッキングボルトを締め付けます。
- キャリッジカバーの電源コードガイドに電源コードを固定します。
- ダイヤモンドコアドリルがドリルスタンドに確実に固定されていることを確認してください。
給水コネクター(アクセサリー)を取り付ける
- ダイヤモンドコアドリルの給水コックを閉じます。
- 給水のための接続を構築します(ホースコネクター)。
水処理システム(アクセサリー)を取り付ける

- コラム前側下部にあるドリルスタンドのネジを緩めます。
- ウォーターコレクターホルダーを下から、ネジの裏側に移動させます。
- ネジをしっかりと締め付けます。
- シールを取り付けたウォーターコレクターとウォーターコレクターワッシャーを、ホルダーの 2 個の可動アームの間に取り付けます。
- ウォーターコレクターを 2 本のネジでホルダーに固定します。
- ウォーターコレクターに湿式バキュームクリーナーを接続するか、水を流出することのできるホースを接続します。
作業
デプスゲージ(アクセサリー)を調整する
- コアビットが母材に接触するまでハンドルを回します。
- ご希望の穿孔長に合わせて、キャリッジとデプスゲージ間の間隔を調整します。
- デプスゲージを固定します。
ダイヤモンドコアビットを装着する(チャック BL)

- キャリッジロック機構によりキャリッジをコラムにロックします。キャリッジが確実に固定されていることを確認してください。
- オープンマークの方向へ回してチャックを開きます。
- ダイヤモンドコアビットのチャック機構を、下からコアドリルのチャックに挿入し、ギアが噛み合うまで押し込みます。
- クローズマークの方向へ回してチャックを閉じます。
- ダイヤモンドコアビットがチャックに確実に取り付けられているか点検します。
代替チャックを使用してのダイヤモンドコアビットの取付け
- 本体シャフトを適切なオープンエンドレンチを使用してロックします。
- 適切なオープンエンドレンチを使用してコアビットを締め付けます。
全負荷回転数を選択する

- 使用するコアビット直径に応じてギアを選択します。
- スイッチを推奨位置に回します、その際同時に手でコアビットも回します。
漏電遮断器(PRCD)
- ダイヤモンドコアドリルの電源プラグをアース接続部付きコンセントに差し込みます。
- 漏電遮断器 PRCD の「I」または「RESET」ボタンを押します。
- 表示が点灯します。
- 表示が点灯します。
- 漏電遮断器 PRCD の「0」または「TEST」ボタンを押します。
- 表示が消えます。
- 表示が消えます。
- 漏電遮断器 PRCD の「I」または「RESET」ボタンを押します。
- 表示が点灯します。
- 表示が点灯します。
ダイヤモンドコアドリルを作動させる
- 給水コックを、ご希望の水量に達するまでゆっくりと開きます。
- ダイヤモンドコアドリルの ON/OFF スイッチを「I」にします。
- キャリッジロック機構を開きます。
- コアビットが母材に接触するまでハンドルを回します。
- 穿孔開始時には、コアビットがセンタリングされるまで軽く押し付けるだけにしてください。コアビットがセンタリングされた後、接触圧を高めてください。
- パワーインジケーターに応じて接触圧を調整してください。
ダイヤモンドコアドリルの電源をオフにする
- ダイヤモンドコアドリルの給水コックを閉じます。
- ダイアモンドコアビットを穿孔穴から引き出します。
- ダイヤモンドコアドリルの電源をオフにします。
- キャリッジロック機構によりキャリッジをコラムにロックします。
- 湿式バキュームクリーナーがある場合には、そのスイッチをオフにします。
DD-HD 30:ダイヤモンドコアドリルをドリルスタンドから取り外す
- キャリッジロック機構によりキャリッジをコラムにロックします。
- キャリッジカバーの電源コードガイドから電源コードを外します。
- キャリッジの本体ロック機構のロッキングボルトを緩めます。
- ロッキングボルトを外します。
- キャリッジからダイヤモンドコアドリルを取り外します。
- ロッキングボルトをキャリッジに一杯まで押します。
手入れと保守
手入れ- 強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
- 通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- コアドリルのコネクションエンドとチャックは、常に清潔で薄くグリスを塗布した状態に保ってください。
- 定期的に、少し湿したウエスで本体表面を拭いてください。スプレーやスチームあるいは流水などによる清掃は避けてください。
- 目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。直ちに Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
DD-HD 30:コラムとキャリッジ間の遊びを調整する
- 調整ネジをアレンレンチ SW5 で緩めます(取り外さないこと)。
- オープンエンドレンチ SW19 を使用して調整ネジを回し、ローラーを軽くコラムに押し付けます。
- 調整ネジを締め付けます。キャリッジは、ダイヤモンドコアビットが取り付けられていない状態では所定位置にあり、ダイヤモンドコアビットを装着すると降下するなら、正しく調整されています。
カーボンブラシを交換する
- ダイヤモンドコアドリルを電源から切り離します。
- モーターの左側と右側のカーボンブラシカバーを開きます。
- このときカーボンブラシの取り付け状態とコードの取り回しに注意してください。
- このときカーボンブラシの取り付け状態とコードの取り回しに注意してください。
- ダイヤモンドコアドリルから使用済みのカーボンブラシを取り出します。
- 新品のカーボンブラシを、古いカーボンブラシが取り付けられていた位置に正確に取り付けます。
- 取り付け時にはコードの絶縁を損傷しないように注意してください。
- 取り付け時にはコードの絶縁を損傷しないように注意してください。
- モーターの左側と右側のカーボンブラシカバーをねじ締めします。
- カーボンブラシをアイドリングで連続して 1 分間以上慣らし運転します。
搬送および保管
搬送- 本製品は先端工具を装着した状態で搬送しないでください。
- 搬送の際に確実に固定されているか確認してください。
- 搬送の後にはその都度、目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについて問題なく機能することを点検してください。
- 本製品を保管する前に、給水コックを開いてください。
- 本製品は、必ず電源プラグを抜いた状態で保管してください。
- 本製品は、乾燥している場所に、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 長期にわたっての保管の後には、目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについて問題なく機能することを点検してください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。ダイヤモンドコアドリルは作動可能です
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
![]() |
電源供給がある間は、本体のスイッチは I にあります。 |
|
ダイヤモンドコアドリル過負荷 |
|
|
穿孔開始ステージ有効での最大作動時間を超過した。 |
|
|
モーター内への水の浸入。 |
|
|
電源故障 – 電源で電力供給の遮断が発生している。 |
|
|
モーターの過熱。冷却が終了した。 |
|
|
![]() |
モーターの過熱。ダイヤモンドコアドリルは冷却モードになっている。 |
|
![]() |
間もなくカーボンブラシの摩耗限界に達する。ダイヤモンドコアドリルが自動的にオフになるまで、まだ数時間の残り作動時間がある。 |
|
![]() |
カーボンブラシが交換されているので慣らし運転の必要がある。 |
|
![]() |
ダイヤモンドコアドリルが穿孔を行う。 |
|
モーターの過熱。ダイヤモンドコアドリルは冷却モードになっている。 |
|
|
![]() |
電源故障 – 電源で電圧降下が発生している。 |
|
![]() |
ギア選択スイッチがロックしていない。 |
|
![]() |
既存の Bluetooth 接続が切断された。 |
|
![]() |
Bluetooth が非作動になっている。 |
|
他のダイヤモンドコアドリルが、Bluetooth により自動的に使用中のアクセサリー(水処理システムなど)と接続された。 |
複数のダイヤモンドコアドリルが同一のアクセサリーとカップリングされている。アクセサリーは、常に最も早く接続構築できるダイヤモンドコアドリルに自動的に接続されます。 |
|
ダイヤモンドコアビットが回転しない。 |
ダイヤモンドコアビットが母材を噛んだ。 |
|
穿孔速度が低下する。 |
最大穿孔深さに達している。 |
|
コアがダイヤモンドコアビット内で引っ掛かっている。 |
|
|
仕様が母材に適していない。 |
|
|
鋼材含有量が多い(金属切り屑を含んだ濁りのない水により確認可能)。 |
|
|
ダイヤモンドコアビットの故障。 |
|
|
ギアの選択が正しくない。 |
|
|
接触圧が低すぎる。 |
|
|
本体出力が低すぎる。 |
|
|
ダイヤモンドコアビットの目つぶれ。 |
|
|
水量が多すぎる。 |
|
|
水量が少なすぎる。 |
|
|
キャリッジロック機構が閉じている。 |
|
|
粉じんにより、穿孔の進行が妨げられる。 |
|
|
ハンドルを抵抗なく回せる。 |
シャーピンが折れている。 |
|
ダイヤモンドコアビットをチャックに挿入できない。 |
コネクションエンド/チャックの汚れまたは損傷。 |
|
ウォータースイベルまたはギアハウジングから水が漏れ出る。 |
水圧が過大。 |
|
作動中、チャックから水が漏れ出る。 |
ダイヤモンドコアビットがチャックにしっかりと固定されていない。 |
|
コネクションエンド/チャックの汚れ。 |
|
|
チャックまたはコネクションエンドのシールの故障。 |
|
|
水流がない。 |
水回路の詰まり。 |
|
穿孔システムの遊びが大きすぎる。 |
ダイヤモンドコアビットがチャックにしっかりと固定されていない。 |
|
コネクションエンド/チャックの故障。 |
|
|
キャリッジの遊びが大きすぎる。 |
||
ドリルスタンドのネジ接続が緩んでいる。 |
|
|
ドリルスタンドが確実に固定されていない。 |
|
|
ダイヤモンドコアドリルとキャリッジまたはスペーサーとの接続が緩んでいる。 |
|
ダイヤモンドコアドリルが作動しない
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
![]() |
漏電遮断機がオンになっていない。 |
|
供給電源の遮断。 |
|
|
モーター内への水の浸入。 |
|
|
![]() |
カーボンブラシの摩耗。 |
|
モーター内への水の浸入。 |
|
廃棄

ノロを廃棄する場合の推奨前処理
- ノロを回収してください(例:産業用湿式バキュームクリーナーを使用)。
- ノロは固まらせた後に固形物として建設廃棄物処理場に運んで処理してください(綿毛を加えると固形化が早まる)。
- ノロ(アルカリ、ph > 7)から流れ出る水に酸性中和剤を加えるか、あるいは多量の水を加えて中性化させてから、下水に流してください。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
台湾版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
