1. 序文
誠実、習慣の輪から飛び出す勇気、チームワーク、個人そして会社の成長への貢献、これらがヒルティの企業文化の土台となっています。ヒルティにとって、事業の成功と、従業員、取引先様、社会、そして環境に対する企業責任は切っても切り離せないものです。このことからヒルティは、全ての取引先様がヒルティ行動規範のご理解のもとに行動され、これらの価値観を共有してくださると期待しています。
2. 弊社に期待頂けることと取引先様にお願いしたいこと
取引先様におかれては、ヒルティは行動規範に定められたコアバリュー(基本理念)を例外なく遵守することを期待して頂くことができます。行動規範は、www.hilti.group に掲載されています。
同様にヒルティは、取引先様が全ての国内外の法規、そして当該行動規範に定める最小限の要件を遵守して頂けると期待しています。法規には、取引先様が提供する製品、データ、ソフトウェア、情報技術を対象とした輸出または再輸出に関する規制も含みます。
行動規範に反する行為があった場合ですが、取引先様が状況改善の意思があり、改善計画を作っておられる場合には、ヒルティが即座に取引を中止することはありません。ただし、行動規範に反する行為が繰り返され、十分な改善が見られない場合は、ヒルティは取引関係を停止します。
2.1 腐敗(汚職)防止義務
ヒルティは、世界経済フォーラム腐敗(汚職)防止構想(PACI)そして国連の腐敗防止原則(UN Global Compact)に調印しています。いかなる形の腐敗(汚職)も厳しく禁止されています。
腐敗(汚職)とは、直接的、間接的に関わらず、ビジネスや公的機関の意思決定に影響を与えようとする意図を持って、便宜を図ったり、便宜を受けることです。
ヒルティが取引先様にお願いしたいこと
- いかなる腐敗(汚職)をも一切容認しないこと
- 競争や業務の中で行動を是正すること
取引先様がしないようにお願いしたいこと
- 贈収賄
- 不適切な便宜の授受
- 資金洗浄(マネーロンダリング)への関与
2.2 社会的責任
ヒルティは経済活動の中で、倫理基準、社会基準を改善していこうとする国際的な取り組みに積極的に携わっています。国連グローバル・コンパクトのパートナーとして、ヒルティは、取引先様にも国連世界人権宣言や国際労働機関 (ILO)条約を初めとする国際的な取り組みや希求を支持して頂きたいと願っております。
ヒルティが取引先様にお願いしたいこと
- 健全かつ安全な労働環境を確保すること
- 危険の発生を効率的にコントロール・防止し、製品の安全性を確保 すること
- 少なくとも法定最低賃金を支払い、法規で定められた残業代を支払 うこと
取引先様がしないようにお願いしたいこと
- 児童就労や強制労働(ILO条約第138条、182条、29条、105条に準 ずる)
- 民族性、国籍、性別、文化的背景、人種、年齢、障害、宗教、性的指向を理由として差別すること
- 長期間にわたり法律や協約で定められた最長労働時間を著しく超えて働かせること(ILO条約第1条と30条に準ずる)
- 従業員の組合結成や団体交渉権を妨げること
- 精神的もしくは身体的な懲罰や組織的なハラスメントを行うこと
2.3 環境への責任
ヒルティは国連の気象変動への配慮に関する構想(Caring for Climate)のパートナーとして、日々の業務の中に環境や気候の保護を取り入れてきました。
ヒルティが取引先様にお願いしたいこと
- 廃棄物、大気・土壌・水への有害物質排出を最小限に抑える努力をすること
- 原材料や製品のリサイクルや再利用に貢献すること
- 生産工程や製品の輸送工程のエネルギー効率向上に継続的に取 り組むこと
- ヒルティの化学物質チェックリストに定められた要件を満たすこと
取引先様がしないようにお願いしたいこと
- 危険(有害)廃棄物の取扱い、保管、廃棄に関し、国内外の法規に反すること
- 環境を汚染するような方法で化学物質を取り扱うこと
3. モニタリング
ヒルティは、既存、新規にかかわらず全ての取引先様が当該ヒルティ行動規範を遵守しているか、モニターします。このモニタリングは専門の独立機関が実施する場合もあります。その場合、機関については適切なタイミングで互いの合意を要します。ヒルティはモニタリングの結果については、取引先様に報告するものとします。
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