BX 3-SCT
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:使用前に取扱説明書をお読みください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:一般的な義務表示 |
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アイシールドを着用してください |
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耳栓を着用してください |
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保護ヘルメットを着用してください |
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直流 |
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本体は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
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本製品がそれに該当する場合、本製品はこの認証機関により適用される規格に従って米国およびカナダ市場に対して認証されています。 |
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ機種名: BX 3-SCT 製品世代: 02 製造番号:
適合宣言
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
電動工具の一般安全注意事項
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだりする前に、電動工具がオフになっていることを確認してください。 電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には、バッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の不意の始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 本体に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください 。未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具を再度ご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- バッテリーを正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。誤ってバッテリー液に触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流して医師の診断を受けてください。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
鋲打工具に関する安全上の注意
- 常に、電動工具にファスナーが装填されていることを前提としてください。 鋲打工具を慎重に取り扱わないと、ファスナーが意図せずに打鋲されて負傷する危険があります。
- 電動工具を御自分や近くにいる他の人に向けないでください。 意図しない作動によりファスナーが打鋲されて負傷の原因となることがあります。
- 電動工具は、作業材料にしっかりと押し当ててから操作してください。 電動工具が作業材料と接触していないと、ファスナーがファスニング位置からはね返ってしまうことがあります。
- ファスナーが電動工具内でひっかかってしまった場合は、電動工具を電源から接続解除するか、バッテリーを取り外してください。 鋲打工具が電源/バッテリーに接続されていると、ひっかっかってしまったファスナーを除去する際に鋲打工具が誤って作動する危険があります。
- ひっかかったファスナーの除去は慎重に行ってください。 ひっかっかったファスナーを除去している際に、システムに通電されてファスナーが勢いよく打鋲される可能性があります。
- 電気ケーブルのファスニングの際には、ファスニングするケーブルに通電のないことを確認してください。 鋲打工具は必ず絶縁されたグリップ面を掴んでください。 必ず電気ケーブルの敷設に適したファスナーを使用してください。 ファスナーが電気ケーブルの絶縁を損傷していないか確認してください。 ファスナーが電気ケーブルの絶縁を損傷すると、感電および火災の原因となることがあります。
安全上の注意
基本的な安全注意事項 警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
使用者に留意して頂くこと
- 本体を使用または整備できるのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。
- 本体の使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人々は適切な保護メガネおよび保護ヘルメットを着用してください。
- 耳栓を着用してください。
- 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
- 取扱説明書に記述されている使用、手入れと保守に関する事項に留意してご使用ください。
- DX ファスニング装置を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本体を使用しないでください。痛みを感じる場合や体調がすぐれない時には作業を中断してください。本体使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 不安定な姿勢はとらないでください。足元を確かにし、常にバランスを保ちながら作業してください。
- 休憩を取って緊張をほぐし、指を動かして血の巡りを良くするように心がけてください。
- 滑り止めのついた履き物を着用してください。
- 本体を使用する際、腕は軽く曲げた状態にしてください(決して腕をピンと伸ばして突っ張らないこと)。
- 作業中は、作業関係者以外、特に子供が近づかないようにしてください。
- 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
- 作業に適した本体を使用してください。本体を本来の目的以外には使用しないでください。必ず、指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- 決してファスナーが装填済の本体を放置しないでください。
- 本体は、鍵をかけた本体ケースに入れて搬送/保管してください。
- 清掃や修理、点検をする時、ファスナーガイドの交換、休憩に入る時、あるいは保管する時には、必ず事前に本体をオフにしてください。
- 使用しない本体は、ファスナーを取り出して、乾燥して施錠され、子供の手の届かない場所に保管してください。
- 本体とアクセサリーに損傷がないか点検してください。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。
- 使用するすべての部品がしっかりと取り付けられていて、本体が支障なく作動するための条件が整っているか確認してください。故障部品は、取扱説明書に別様の記載のない限り、弊社営業担当または Hilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
- 作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査してください。例えば、作業中に誤って先端工具が電線に触れると、本体の金属部分とケーブルが通電する可能性があります。
- 打鋲にふさわしくない母材には、決して打鋲しないでください。
- ガラス、大理石、プラスチック、青銅、真鍮、銅、断熱材、中空煉瓦、陶磁器、薄いシートメタル(< 4 mm)および気泡コンクリートは、打鋲にはふさわしくない母材です。これらの母材に打鋲すると、ファスナーが折れたり、欠けたり、貫通する恐れがあります。
- 必ず本体を母材に完全に垂直に押し付けてからトリガーを操作してください。
- ファスナーが母材からずれるのを防止するため、打鋲時には必ず鋲打機を母材に対して直角に保持してください。
- グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- 決して本体を落下させないでください。
- 特別に許可されている場合を除き、本体を火災および爆発の危険のある場所で使用しないでください。
- 作業場の整理整頓に心がけてください。事故の原因となり得る危険物は作業区域から取り除いておいてください。
- 作業場が整理整頓されていないと、事故を引き起こすことがあります。
- 作業場の採光と換気に十分配慮してください。
- 本体、特にピストンに対して加工や改造を行わないでください。
- 本体用として認可されたヒルティ純正のファスナーのみを使用してください。
- 推奨最大打鋲数を超えないでください(「製品仕様」の章を参照してください)。
- 本体が過度に熱くなった場合には、冷ましてください。
- 本体が熱いうちは、決して分解しないでください。本体を冷ましてください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄りの Hilti サービスセンター にご連絡ください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンター に連絡してください。
製品の説明
製品概要
- ファスナーガイド
- ファスナーガイドロック
- 通気溝
- ベルトフック
- トリガー
- グリップ
- 追加機能(充電状態インジケーター作動)付きリリースボタン
- Li-Ion バッテリー
- ステータス表示
- ON/OFF ボタン
正しい使用
本製品は、手持ち式バッテリー式鋲打機です。本製品はコンクリートへのファスナー打鋲のためのものです。必ず許可されたファスナーを、指定されているファスナーガイドと組み合わせて使用してください。
鋲打機は、バッテリーおよびファスナーと共に「技術的に一体化されたユニット」を構成しています。本体専用に製造されている Hilti ファスナーと、 Hilti が推奨する充電器およびバッテリーを使用してください。 Hilti の提示するファスニングおよび用途に関する推奨事項は、この条件を守ることを前提としています。- 鋲打機は手持ち使用でのみお使いください。
- 誤使用は認められません。ファスナーがファスナーガイドに装着されていない状態でトリガーを操作することは、誤使用とみなされます。
本製品には、必ず Hilti の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ず Hilti が承認した充電器を使用してください。詳細情報については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
ステータス表示
ステータス表示は、鋲打機の状態を知らせるためのものです。状態 |
意味 |
---|---|
オフ |
鋲打機がオフになっています |
LED が緑色で点灯。 |
鋲打機はオンになっていて打鋲可能な状態です |
LED が 3 秒ごとに緑色で点滅。 |
鋲打機はスタンバイモードです、ツールノーズを押し付けると鋲打機がオンになります |
LED が緑色で連続点滅。 |
鋲打機が過熱しているかバッテリーが弱くなっています、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点滅。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点灯。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
LED が黄色で点滅。 |
本体を Hilti サービスセンターへお預けください。 |
バッテリー充電状態の表示
バッテリーリリースボタンを操作すると、ディスプレイにバッテリーの充電状態が表示されます。状態 |
意味 |
---|---|
4 個すべての LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 75 %...100 %。 |
3 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 50 %...75 %。 |
2 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 25 %...50 %。 |
1 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 10 %...25 %。 |
1 個の LED が緑色で点滅。 |
充電状態は 10 % 未満。 |
本体標準セット構成品
BX 3-SCT 鋲打機、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品仕様
鋲打機
EPTA Procedure 01 に準拠した重量(B22⁄2.6 バッテリーを含む) |
4.0 kg |
ファスナーガイド |
X‑FG B3‑SCT 02 |
ファスナー |
|
ファスナーの長さ |
52 mm / 62 mm / 87 mm |
ファスナーの直径 |
6 mm |
接触圧ストローク |
12 mm |
押し付け力 |
50 N … 70 N |
作業温度(周囲温度) |
−15 ℃ … 50 ℃ |
ファスナー作業温度 |
−10 ℃ … 50 ℃ |
推奨最大打鋲数 |
650 回/時 |
定格電圧 |
21.6 V |
周波数 |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz |
最大送信出力 |
−11.9 dBm |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ … 40 ℃ |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ |
音および振動値について
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具およびの先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。騒音/振動について(EN 60745‑2‑16 に準拠して測定)
サウンドパワーレベル、LWA(ボルトのコンクリートへの打鋲時) |
96 dB |
サウンドプレッシャーレベル、LpA(ボルトのコンクリートへの打鋲時) |
85 dB |
定格騒音レベルに対する不確実性、K |
3 dB |
排出振動値(ファスナーのコンクリートへの打鋲の場合)、B22 2.6 バッテリー使用時 (a h) |
6.3 m/s² |
不確実性、K |
1.5 m/s² |
セットアップ作業
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 本体からバッテリーを抜き取ります。
バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
ファスナーガイドを取り外す
- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ファスナーをファスナーガイドから除去します。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらします。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドを取り外します。
ファスナーガイドを装着する
- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらし、その位置で保持します。
- ファスナーガイドをロック音が聞こえるまでツールノーズに挿入します。
- ファスナーガイドロックから手を放します。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドを引いて、ファスナーガイドが確実に取り付けられているか点検します。
転倒防止装置
本製品の落下防止には、必ず Hilti の工具保持ロープ#2261971を使用してください。- 工具保持ロープは、図に示したように本製品のラグに固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
- 支持構造物にスナップフックを固定します。スナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
ご使用方法
鋲打機をオンにする
- ON/OFF ボタンを押します。
- スプリングエレメントの作動する音が聞こえ、ステータス表示が緑色で点灯します。
- スプリングエレメントの作動する音が聞こえ、ステータス表示が緑色で点灯します。
鋲打機をオフにする
- ON/OFF ボタンを押します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
打鋲を行う
- 鋲打機をオンにします。
- ファスナーを装填します。
- 鋲打機を母材に直角に当て、ファスナーガイドをストップ位置まで押し付けます。
- トリガーを押して打鋲します。
- 打鋲後は鋲打機を持ち上げて母材から完全に離してください。
手入れと保守
手入れと保守
本体の手入れ- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ファスナーをファスナーガイドから除去します。
- 強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
- 通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 湿気が入り込まないようにしてください。
- 目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。直ちに Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
バッテリー装置の搬送および保管
搬送- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ファスナーをファスナーガイドから除去します。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
- 本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
- 本体とバッテリーは、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源付近、窓際等で保管しないでください。
- 本体とバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示なし。 |
バッテリーが空。 |
|
バッテリーが正しく装着されていない。 |
||
スプリングエレメントが作動しない、スタータス表示は緑色で点滅し、充電状態インジケーターの 1 個の LED が点滅。 |
バッテリーが空。 |
|
バッテリー温度が低すぎる。 |
|
|
スプリングエレメントが再作動しない、スタータス表示は緑色で点滅し、充電状態インジケーターの 4 個の LED が点滅。 |
鋲打機内部の過熱。 |
|
スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点滅。 |
ファスナーガイドが正しく装着されていない。 |
|
スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点灯。 |
本体の故障 |
|
ファスナーが斜めに打鋲される。 |
グリップによる本体の押し付けが強すぎる。 |
|
本体が打鋲軸から外れて押し付けられている。 |
|
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
ご使用方法、技術、環境保護およびリサイクルに関するその他の情報については、 qr.hilti.com/manual/?id=2338836&id=2338838 のリンクをご確認ください。このリンクは、本書の巻末にも QR コードとして記載されています。