PLT 400
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:![]() |
使用前に取扱説明書をお読みください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:![]() |
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:![]() |
本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
PLT 400 のタグ
PLT 400 には以下のタグがあります:![]() |
レーザー照射 レーザーを覗き込まないでください。レーザークラス 2 |
製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、本体の使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データタイプ PLT 400 製品世代 01 製造番号:
適合宣言

技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
測定機器に関する一般安全注意事項

安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安全
- 作業場は清潔に保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では本製品を使用しないでください。
- 本製品の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。
- 本製品は必ず決められた使用制限内で使用してください。
- 各国の定める事故防止規定に従ってください。
- 本製品を雨や湿気から保護してください。 バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- 本製品は防湿になっていますが、本体ケースに収納する前に必ず水気を拭き取り、乾いた状態にしてください。
- 測定機器を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には測定機器を使用しないでください。 測定機器使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。
- 個人保護用具を着用してください。 個人保護用具の着用により、負傷の危険が低減されます。
- 安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
- 電動工具の不意な始動は避けてください。測定機器をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだりする前に、測定機器がオフになっていることを確認してください。
- 本説明書内の指示に従うとともに、各形式に合った製品およびアクセサリーを使用してください。その際、作業環境および用途に関してもよくご注意ください。 製品を指定された用途以外に使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- 測定機器の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、測定機器に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 測定機器を医療機器の近くで使用してはなりません。
- 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 測定機器をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。本製品に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方によるご使用は避けてください。 未経験者による測定機器の使用は危険です。
- 測定機器は慎重に手入れしてください。可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、測定機器の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。測定機器を再度ご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な測定機器の使用が原因となっています。
- 本製品はは決して改造したり手を加えたりしないでください。 Hilti からの明確な許可なしに本製品の改造や変更を行うと、使用者が本製品を操作する権利が制限されることがあります。
- 重要な測定の前、また測定機器が落下やその他の機械的な外力を受けた場合は、測定機器の精度をチェックしてください。
- 測定結果は、特定の周囲条件の影響を受けることがあります。 これには、強い磁場あるいは電磁場を発生させる装置の近く、振動および温度変化などが考えられます。
- 測定条件が急激に変化する場合、測定結果は正しくないものになることがあります。
- 極度に低温の場所から暖かい場所に移す場合、あるいはその逆の場合は、製品の温度が周囲温度と同じになるまで待ってから使用してください。 温度差が激しいと、誤作動および誤った測定結果の原因となることがあります。
- アダプターおよびアクセサリーを使用するときは、アクセサリーがしっかり固定されていることを確認してください。
- 測定機器は現場仕様に設計されていますが、他の光学および電子機器(双眼鏡、眼鏡、カメラなど)と同様、取り扱いには注意してください。
- 所定の動作温度および保管温度を守ってください。
レーザー測定機器に関するその他の安全上の注意
- 本製品を正しくない方法で開くと、クラス 2 を超えるレーザーが放射されることがあります。 本製品の修理は、必ず Hilti サービスセンターに依頼してください。
- 測定場所には保護対策を施してください。本製品の設置の際には、レーザービームが他の人あるいは自分自身に向けられていないことを確認してください。 レーザービームは目の高さより十分に上か下にくるようにしてください。
- 測定が不正確になるのを防ぐため、レーザー照射窓は常にきれいにしておいてください。
- 本製品を使用する前、および本体の使用中にも何回か、精度を点検してください。
- 反射のある物体あるいは表面付近での測定、ガラスあるいはそれに類似する物質を通しての測定では、正確な測定結果が得られない可能性があります。
- 本製品は適切な支持具、三脚に取り付けるか、あるいは水平な面に設置してください。
- 高圧配線の近くではスタッフを使用した作業は許可されません。
- 測定に影響を及ぼす可能性がある他のレーザー測定機器が近くに設置されていないことを確認してください。
- レーザー光線は、監視されていない領域へと照射しないでください。
レーザークラス 2 の製品のレーザー分類
本製品は、IEC60825-1/EN60825-1:2014 に定められたレーザークラス 2 に該当します。これに該当する製品は、追加の保護措置なしで使用することは許可されていません。電磁波適合性
本体は関連規則の厳しい要求事項に適合するように設計されていますが、 Hilti は下記のような事態の発生可能性を完全には排除できません:- 本体は、他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を与える可能性があります。
- 本体は、強力な放射による影響を受けて誤作動する可能性があります。
その他の安全上の注意
- 測定を開始する前に、使用する測定機器の測定精度がジョブの要件に対応していることを確認してください。
- 三脚またはウォールマウントを使用する場合は、測定機器が確実かつ継続的に固定されていて、三脚が確実に床面に据えられていることを確認してください。
- 安全のために、以前の調整値や設定内容を点検してください。
- バッテリーが落下しないように、バッテリー収納部の蓋を慎重にロックしてください。接続が失われると PLT 400 はオフになり、データが失われることがあります。
- 測定機器は、あらかじめ許可を受けることなく軍事施設、空港および無線航空宇宙関連施設の近辺で使用することはできません。
- 距離測定をプリズム測定からターゲットプレートなしの測定に切り替える際には、PLT 400 の対物レンズを除き込む人がいないことを確認してください。
- PLT 400 あるいはアクセサリーをじかに太陽や高輝度の光源に向けないでください。
- 発泡スチロールあるいはスチロドールなどの発砲プラスチック材、雪面や高反射率の面からの測定では、正確な値が得られない可能性があります。
- 高反射率の領域に囲まれた低反射率の面を測定すると、エラーが生じる場合があります。
- ここに記載された以外の操作用具や調整用具を使用したり、あるいは指示とは異なる方法で使用すると、ビームが危険をもたらすことがあります。
- 常にアプリケーションの操作に関する表示および警告表示に注意してください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
製品の説明
製品概要
製品概要 PLT 400

- キャリンググリップ
- WLAN アンテナ
- 警告ステッカー
- バッテリー収納部ロック解除
- バッテリー収納部フラップ
- レンズカバーおよびレーザー光線照射孔
- サービスインターフェイス(Hilti サービス専用)
- ON/OFF ボタン
- バッテリー収納部
- バッテリー
製品概要 PLC 400

- マイクロフォン
- 周囲照度センサー
- 前方カメラ
- 前方カメラのステータス表示
- 音量コントロール
- ON/OFF ボタン
- ボタン「ディスプレイ回転ロック」
- ボタン「システムコントロール」
- 運転表示
- データ保存ステータス表示
- バッテリーステータス表示
- WLAN アンテナ
- ヘッドフォン接続
- USB 接続
- ドッキング接続
- 充電ソケット
- 後方カメラ
- 後方カメラステータス表示
- バッテリー収納部
- バッテリー収納部ロック解除
- microSD カードスロット
正しい使用
本書で説明されている製品は、PLT 400 バッテリー式レイアウトツールと PLC バッテリー式タブレットで構成されています。PLC タブレットは、PLT 400 の遠隔操作のためのものです。両方のコンポーネントにより 1 つのシステムを構成しています。レイアウトツールは、距離と方向を測定し、3 次元のターゲット位置を計算し、指定された座標または軸関連の値を墨出しすることを目的としています。
- 本製品には、必ず Hilti の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
- これらのバッテリーには、必ず Hilti の C 4/36 シリーズの充電器を使用してください。
本体標準セット構成品
PLT 400, PLC タブレット、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください:
WLAN アンテナ

- 作動中にコントローラーを WLAN アンテナの領域で横向きに保持しないでください。そうしないと、送信および受信電力が低下します。
周辺機器へのデータ接続
PLC タブレットでは、 Hilti PROFIS Layout Field ソフトウェアが使用されています。PC 用には Hilti PROFIS Layout Office PC ソフトウェアをお求めいただけます。これにより、データを処理して他のシステムに出力することができます。2 つのソフトウェア製品間でデータ交換を行うことができます。データは、PLC タブレットから直接 USB データ記憶媒体に出力することもできます。
製品仕様
製品仕様 PLT 400
バッテリーなしの重量 |
6.2 kg (13.7 lb) |
定格電圧 |
21.6 V |
保管温度 |
−20 ℃ … 70 ℃ (−4 ℉ … 158 ℉) |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 50 ℃ (1 ℉ … 122 ℉) |
耐候性 |
IP55 |
相対湿度 |
95 % |
回転速度 |
135°/秒 |
望遠鏡の位置の変更 |
3.2 s |
ネジ |
5/8 in |
通信規格 |
WLAN、Dual 2.4 GHz and 5 GHz band、IEEE 802.11a⁄b⁄g⁄n⁄ac、Enhanced Data Rate (Long Range Bluetooth) |
FCC に対する WLAN の最大送信出力 |
24.5 dBm |
ETSI に対する WLAN の最大送信出力 |
18.4 dBm |
WLAN の周波数帯域 |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz | 5,150 MHz … 5,350 MHz | 5,470 MHz … 5,835 MHz |
Bluetooth® の最大送信出力 |
9.5 dBm |
Bluetooth の周波数帯域 |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz |
レーザー距離測定
波長 |
646 nm … 674 nm |
レーザー色 |
赤 |
IEC 60825-1 によるレーザークラス |
2 |
最大平均出力 |
< 1 mW |
パルス幅 |
0.06 ns … 2.5 ns |
パルス繰返し数 |
3 MHz … 102 MHz |
ビーム拡散 |
0.1 mrad … 5.5 mrad |
角度測定の測定精度(ISO 17123-3)
PLT 400‑2 |
2" (0.6 mgon) |
PLT 400‑4 |
4" (1.2 mgon) |
距離測定の測定精度(ISO 17123-4)
標準 |
2 mm + 2 ppm (0.1 in + 2 ppm) |
プリズム追尾 |
3 mm (0.1 in) |
反射板なし |
2 mm + 2 ppm (0.1 in + 2 ppm) |
ターゲット追跡(LED トラッカー)
ピーク波長 |
≤ 810 nm |
距離 20 cm での一般的な平均放射照度(108 μs/109 Hz) |
3 mW/cm² |
距離 20 cm での最大平均放射照度 |
0.24 mW/cm² |
最大パルス幅 |
108 µs |
最大パルス繰返し数 |
330 Hz |
ビーム発散(2θ1/2) |
20° |
POA 25 のトラッキング範囲 |
1.5 m … 100 m (4 ft - 11 in … 328 ft) |
POA 20 のトラッキング範囲 |
1.5 m … 400 m (4 ft - 11 in … 1,312 ft) |
カメラ
開口角(連続フォーカス) |
2° … 30° (0.03 rad … 0.5 rad) |
焦点範囲 |
≥ 5 m (≥ 16 ft) |
製品仕様 PLC 400
重量 PLC 400 |
0.55 kg (1.21 lb) |
耐候性 PLC 400 |
IP65 |
定格電圧 |
7.2 V |
容量 |
7.1 Ah |
電池寿命 |
8 時間 |
充電時間 |
4 時間 |
外部データ接続 |
USB 3.0 |
Bluetooth バージョン |
4.0 |
Bluetooth の周波数帯域 |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz |
WLAN 規格 |
IEEE 802.11a/b/g/n |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ (1 ℉ … 140 ℉) |
保管温度 |
−20 ℃ … 40 ℃ (−4 ℉ … 104 ℉) |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ (14 ℉ … 113 ℉) |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 製品からバッテリーを抜き取ります。
PLT 400 および PLC タブレットのスイッチオン
- PLT 400 および PLC タブレットをオンにします。
- PLC タブレットで PROFIS Layout Field アプリケーションをオンにします。
- PLC タブレットのディスプレイの表示と注意事項を確認してください。
手入れと保守
本体の手入れ- 強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
- 埃は、乾いたブラシあるいは布を使用して慎重に取り除いてください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 湿気が入り込まないようにしてください。
- 目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、バッテリー装置を使用しないでください。直ちに Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
- レーザー照射窓から埃を除去してください。
- レーザー照射窓に指で触れないでください。
清掃および乾燥
- 本体から埃を除去してください。
- 本体は必ず清潔な柔らかい布で清掃してください。
Hilti 測定技術サービス
Hilti 測定技術サービスは測定機器の点検を行い、取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしていない場合には修正して製品仕様を満たした状態にあるかどうかを再点検します。チェックの時点において製品仕様を満たした状態にあることは、サービス証明書により確認されます。以下をお勧めします:- 使用状況に応じて適切な点検間隔を選択すること。
- 本体を通常よりも厳しい条件で使用した後、重要な作業の前、これらに該当しなくても少なくとも 1 年に 1 回は Hilti 測定技術サービスに点検を依頼すること。
バッテリー装置の搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外します。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
- 本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
- 本体とバッテリーは、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
- バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- 本体とバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
廃棄

メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
アクセサリ、システム製品、およびお使いの製品に関する詳細情報は、以下のリンクよりご確認いただけます:PLT 400‑4
PLT 400‑2
中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)

Hilti Li-Ion バッテリー
安全と用途に関する注意事項本書において「バッテリー」という用語は、その内部に複数の結合されたリチウムイオンセルを収納している再充電が可能な Hilti 製 Li-Ion バッテリーを指します。バッテリーは Hilti 製電動工具専用で、それ以外の用途には使用できません。必ず純正の Hilti 製バッテリーを使用してください!Hilti 製バッテリーは、利用可能な最善の技術、セルマネージメントおよびセル保護システムを採用しています。
製品の説明このバッテリーは、高い規定のエネルギー密度を可能にするリチウムイオン吸蔵材料を含むセルで構成されています。Li-Ion バッテリーは NiMH(ニッケル・水素)および NiCd(ニッケル・カドミウム)バッテリーと異なりメモリー効果がきわめて低いのですが、衝撃、深放電あるいは高温の影響を非常に受けやすくなっています。 安全について を参照してください。
弊社のバッテリー用に許可された製品については、最寄りの Hilti Store あるいは
www.hilti.group | USA: www.hilti.com でご確認ください。
安全について
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- リサイクルあるいは修理を施されたバッテリーは、Hilti サービスセンターが許可したものでない場合には決して使用しないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。バッテリーに圧挫、切傷、刺傷などの損傷の痕跡がないか、定期的に点検してください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- 漏出したバッテリー液が目および皮膚に触れることのないようにしてください!
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 故障したバッテリーからはバッテリー液が漏出し、その周囲にある物体を濡らすことがあります。バッテリー液で濡れた物体は温かい石鹸水で洗浄し、損傷したバッテリーを交換してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- バッテリーは、決して高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これらのことは、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の金属性の物体で触れないようにしてください。これらのことは、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーを雨や湿気から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、可燃性の液体あるいは気体のある爆発の可能性がある場所で保管あるいは使用しないでください。そのような条件下では、バッテリーの予期しない不具合が爆発の原因となることがあります。
- バッテリーが損傷した場合は、必ず最寄りの Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリー液が漏出している場合は、目および/または皮膚とバッテリー液との直接接触を防止するために保護メガネおよび保護手袋を着用してください。
- 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バーミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように閉じ、容器を可燃性の気体、液体、物体から遠ざけて保管します。
- 容器の廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーを送付しないでください!
- 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。
- 正常ではない充電あるいは異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるいはバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に問題があることを示唆しています。
- バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、最寄りの Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場合は、上記の要領でバッテリーを廃棄する必要があります。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
- 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
- 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
- バッテリー火災の消火には水以外のものは使用しないでください。粉末消火器や消火ブランケットは Li-Ion バッテリーには効果がありません。延焼領域については、通常の消火剤で対応できます。
- 大量の損傷している、燃えている、あるいはバッテリー液の漏出しているバッテリーを移動させないでください。火の燃え移っていない物体をバッテリー周辺から遠ざけることで、燃えているバッテリーを周囲から隔離します。利用できる資材により火災を消火することができない場合は、最寄りの消防署に連絡してください。
- 燃えているバッテリーをシャベルなどに乗せて水の入ったバケツに入れます。冷却効果により、まだ発火の危険がある温度に達していないバッテリーセルへの延焼が低減されます。
- バッテリーが完全に冷却されるまで待ちます。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 周囲温度:-17°C...+60°C / 1°F...140°F
- 保管温度:-20°C...+40°C / -4°F...104°F
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。使用後は、バッテリーと充電器は必ず分離してください。
- バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。涼しい場所での保管はバッテリーの作動時間を長くします。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。そのような汚れは清潔な乾いた布で取り除いてください。
- バッテリーは、決して通気溝が覆われた状態で使用しないでください。通気溝を柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 内部に異物が入らないようにしてください。
- バッテリーに不要な粉じんあるいは汚れが付着しないようにしてください。バッテリーは、柔らかい刷毛、あるいは清潔な乾いた布で清掃してください。
- バッテリー内に湿気が入り込まないようにしてください。バッテリー内に湿気が入り込んだ場合は、そのバッテリーは損傷したものとして取り扱い、不燃性の容器に入れて隔離してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーを送付しないでください!
- バッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。