BX-S
BX‑SH B3
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- 警告事項! 本製品をご使用になる前に、同梱の取扱説明書と指示事項、安全上の注意、警告表示、図および製品仕様を読んで、その内容を理解を理解してください。特に、すべての指示事項、安全上の注意、警告表示、図、製品仕様、構成部品と機能に精通しているようにしてください。これを怠ると、感電、火災、および/または重傷事故の危険があります。後日確認できるように、取扱説明書とすべての指示事項、安全上の注意、警告表示を保管しておいてください。
- 製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
- 製品に同梱されている取扱説明書は、印刷の時点で最新の技術状況を反映しています。オンラインの Hilti 製品ページで常に最新バージョンをご確認ください。これについては、本取扱説明書のリンク、または QR コード( の記号)に従ってください。
- 他の人が使用する場合には、本製品とともにこの取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:本体は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
製品上
レーザー情報レーザークラス 1、Norm IEC / EN 60825-1:2014 規格に基づき、CFR 21 § 1040(Laser Notice 56)に準拠。 |
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データレーザー
ホルダーBX-S
BX-SH B3製品世代 01 製造番号
適合宣言
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
一般安全注意事項
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 本製品の誤った取り扱いが原因で危険が生じることがあります。安全上の注意および指示事項に従わない場合、製品の損傷および/または重度の負傷の原因となることがあります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安全
- 作業場は清潔に保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では本製品を使用しないでください。
- 本製品の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。
- 本製品は必ず決められた使用制限内で使用してください。
- 各国の定める事故防止規定に従ってください。
- 本製品を雨や湿気から保護してください。 バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- 本製品はケースに入れる前に拭いてください。
- 本製品を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲労時、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本製品を使用しないでください。 本製品使用中の一瞬の不注意が重傷事故の原因となることがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。
- 個人保護用具を着用してください。 個人保護用具の着用により、負傷の危険が低減されます。
- 安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
- 電動工具の不意な始動は避けてください。電池を装着する前、本製品を持ち上げる、あるいは搬送する前に、本製品がオフになっていることを確認してください。
- 本説明書内の指示に従うとともに、各形式に合った製品およびアクセサリーを使用してください。その際、作業環境および用途に関してもよくご注意ください。 製品を指定された用途以外に使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- 本製品の取扱いに熟練している場合にも正しい安全対策を遵守し、安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 本製品を医療機器の近くで使用してはなりません。
- 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 本製品をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。本製品に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方によるご使用は避けてください。 未経験者が本製品を使用するのは危険です。
- 本製品は慎重に手入れしてください。可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、本製品の機能に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。本製品をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは、本製品の保守管理が不十分なことが原因で発生しています。
- 本製品はは決して改造したり手を加えたりしないでください。 Hilti からの明確な許可なしに本製品の改造や変更を行うと、使用者が本製品を操作する権利が制限されることがあります。
- 重要な測定の前、また本製品が落下やその他の機械的な外力を受けた場合は、本製品のの精度をチェックしてください。
- 測定結果は、特定の周囲条件の影響を受けることがあります。 これには、強い磁場あるいは電磁場を発生させる装置の近く、振動および温度変化などが考えられます。
- 測定条件が急激に変化する場合、測定結果は正しくないものになることがあります。
- 極度に低温の場所から暖かい場所に移す場合、あるいはその逆の場合は、製品の温度が周囲温度と同じになるまで待ってから使用してください。 温度差が激しいと、誤作動および誤った測定結果の原因となることがあります。
- アダプターおよびアクセサリーを使用するときは、アクセサリーがしっかり固定されていることを確認してください。
- 本製品は現場仕様に設計されていますが、他の光学および電子機器(双眼鏡、眼鏡、カメラなど)と同様、取り扱いには注意してください。
- 所定の動作温度および保管温度を守ってください。
その他の安全上の注意
- 本製品を正しくない方法で開くと、クラス 1 を超えるレーザーが放射されることがあります。 本製品の修理は、必ず Hilti サービスセンターに依頼してください。
- 本製品をじかに太陽や高輝度の光源に向けないでください。
- レーザーを他の人に向けないでください、また短距離から皮膚に向けないでください。
- 本製品は使用しない時はオフにしてください。
- 本製品は非常に明るい環境では使用しないでください。レーザービームが目視できる状態になければなりません。必要に応じて作業領域を暗くするか、陰になるようにします。
- もし本製品が落下やその他の機械的な圧力を受けた場合は、測定機器の精度をチェックしてください。
- 測定が不正確になるのを防ぐため、レーザー照射窓は常にきれいにしておいてください。
- 各国の労働安全衛生法に従ってください。
電磁波適合性
本製品は厳しい規則に適合するように設計されていますが、Hilti としては強い電磁波の照射により障害を受けて誤作動が発生する可能性を完全に排除することはできません。このような状況あるいはその他の理由による誤作動が疑われる場合は、読取り値が惑わされていないかチェックしてください。また Hilti としては、本体が他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を及ぼす可能性も完全に排除するこてはできません。電池の慎重な取扱いおよび使用
- 本製品を長期にわたり使用しない場合は、電池を製品から抜き取ってください。電池を長期間保管しておくと、腐食して自己放電することがあります。
- 電池は子供の手にわたることがないようにしてください。
- 古い電池と新しい電池を混ぜないでください。電池は必ず全ての電池を同時に交換するようにしてください。メーカーの違う電池や種類の違う電池を混ぜないでください。
- 損傷した電池は使用しないでください。
- 本製品には必ず指定されたタイプの電池を使用してください。指定以外の電池を使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 電池交換の際は、正しい極性に注意してください。爆発の恐れがあります。
- 電池を過熱させたり、火気にさらさないでください。電池が破裂し、有毒物質が発生する恐れがあります。
- 電池を充電しないでください。
- 電池を本製品にはんだ付けしないでください。
- 電池を短絡により放電させないでください。電池は、内容物が漏れ出たり、爆発したり、燃えたり、負傷の原因となることがあります。
- 電池を損傷したり分解したりしないでください。電池は、内容物が漏れ出たり、爆発したり、燃えたり、負傷の原因となることがあります。
製品の説明
製品概要
- レーザー照射窓
- 設定リング
- ON/OFF ボタン
- リリースボタン
- 固定用ネジ
- ホルダー
正しい使用
本書で説明している製品はレーザーです。この製品は、BX 3 バッテリー式鋲打機専用です。レーザーが付属の BX‑SH B3 (01) に取り付られ特定の距離が設定されていると、レーザーは次のファスナーを打鋲すべき正確な位置を迅速に指定することができます。
本製品は室内用です。本体標準セット構成品
レーザー、単 3 電池 3 本(市場によっては標準セット構成品に含まれていない場合もあります)、取扱説明書その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
表示「電池充電状態が低すぎる」
電池充電状態が 10% を下回ると、レーザーダイオードが特定のパターンで点滅します:点滅のタイミング |
ランプ信号 |
---|---|
電源をオンにしたとき |
5 回点滅 |
作動中 |
5 回(5 分毎) |
製品仕様
照射半径 |
300 mm, 400 mm, 500 mm, 600 mm, 800 mm (11.81 in, 15.75 in, 19.69 in, 23.62 in, 31.50 in) |
測定精度 (鋲打機を押し付けていない状態において) |
-15% ... +5% |
レーザークラス |
1 |
電動自動シャットオフ |
≈ 6 min |
電池寿命 |
+20 °C(+68°F)において:15 時間(標準) |
電源 |
単 3 電池(1.5 V)3 本 |
電圧範囲 |
2.7 V … 5 V |
最大平均出力 (p) |
≤ 600 mW |
重量(電池を含む) |
266 g (9.38 oz) |
重量(ホルダーおよび電池を含む) |
354 g (12.49 oz) |
レーザー外形寸法(長さ × 幅 × 高さ) |
103.6 mm × 70.1 mm × 76.4 mm (4.079 in × 2.760 in × 3.008 in) |
ホルダー外形寸法(長さ × 幅 × 高さ) |
85.4 mm × 100.7 mm × 137.3 mm (3.362 in × 3.965 in × 5.406 in) |
最大湿度(結露なきこと) |
85% |
作動時の周囲温度 |
0 ℃ … 50 ℃ (32.0 ℉ … 122.0 ℉) |
保管温度 |
−15 ℃ … 70 ℃ (5.0 ℉ … 158.0 ℉) |
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。ご使用前に
BX-S はすでに電池が装着された状態で納品されます(市場によっては電池が装着されていない場合もあります)。作動させるには、まず電池を放電から保護しているフォイルを取り除く必要があります。- 電池収納部カバーを開きます。
- 絶縁フォイルを取り除いてください。
- ノーズ付きカバーをまず電池収納部に乗せ、カバーを閉じます。カバーのロックする音が聞こえます。
電池を交換する
- 電池収納部カバーを開きます。
- 3 本の単 3 電池を電池収納部に装着します。
- 正しい極性に注意してください。
- 正しい極性に注意してください。
- ノーズ付きカバーをまず電池収納部に乗せ、カバーを閉じます。カバーのロックする音が聞こえます。
ホルダーを取り付ける
- 固定用ネジを開きます。
- ホルダーを鋲打機に接触させます。
- 固定用ネジを締め付けます。
- 正しく取り付けられているか点検してください。
- ホルダーのスロットは、正確に鋲打機の通気溝と一致していなければなりません。
- ホルダーのスロットは、正確に鋲打機の通気溝と一致していなければなりません。
レーザーを取り付ける/取り外す
- ホルダーを取り付けます。
- レーザーを前側のロックノッチでホルダーに取り付けます。
- レーザーがカチッという音とともにロックするまで、レーザーを後側のロックノッチでホルダーへと押し付けます。
- レーザーの両方のロックノッチが確実にホルダーにロックしているか点検します。
- 取り外すには、レーザーのリリースボタンを押し、レーザーをホルダーから取り外します。
レーザーを使用する
- レーザーをオンにするには、ON / OFF ボタンを押します。
- 選択ツマミで希望の間隔を設定します。
- ファスナーを打鋲します(鋲打機の取扱説明書を参照してください)。
- 次のファスナーのために、レーザー弧が先に打鋲されたファスナーの正確な中心の上にあるように、鋲打機を母材にセットします。
- 次のファスナーを打鋲します。
- ファスナーを打鋲する必要がなくなるまで、手順 3...5 を繰り返します。
- レーザーをオフにするには、ON / OFF ボタンを押します。
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- レーザー照射窓から埃を除去してください。レーザー照射窓に指で触れないでください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
測定精度を点検する
- 平坦な面にポイント(十字マーク)をマーキングします。
- レーザーを正しく鋲打機に取り付けます。
- 鋲打機を動かしながらマーキングした十字マークの中心に合わせます。
- レーザーをオンにして 300 mm に設定します。
- 最初の十字マークの左右と上方で、照射されたレーザー円上ににさらに 3 つのマークを設定します。
- レーザーをオフにし、鋲打機を置きます。
- 最初の十字マークと新しい 3 箇所のマークとの間隔を測定します。
- 各ポイントのずれは、300 mm から -15%...+5% の範囲に収まっていなければなりません。
- ずれがこれより大きい場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- 各ポイントのずれは、300 mm から -15%...+5% の範囲に収まっていなければなりません。
- 他の半径(400 mm、500 mm、600 mm、および 800 mm)について、手順 4...7 を繰り返します。
搬送および保管
搬送- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、本製品に損傷がないか点検してください。
- 製品と電池は涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- 製品および電池を太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品および電池は、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、本製品に損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
レーザーが作動しない。 |
電池残量がない。 |
|
電池が間違って装着されている。 |
||
初回使用の前に絶縁フォイルが取り除かれていない。 |
||
温度が許容範囲外。 |
|
|
ON/OFF ボタンまたはレーザーの故障。 |
|
|
測定結果が正しくない |
ホルダーと鋲打機、あるいはホルダーとレーザー間の汚れまたは異物 |
|
ホルダーの鋲打機への取り付けが正しくない、あるいはレーザーのホルダーへの取り付けが正しくない |
|
|
レーザーダイオードの故障、または打撃により位置がずれた |
|
|
鋲打機が作業対象面に対して直角でない。 |
|
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、使用済みの電気工具は一般ゴミとは別にして、環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。