PMD 200
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:使用前に取扱説明書をお読みください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:本体は、Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載事項 に注意してください。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリー状態インジケーター |
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ON/OFF ボタン |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
製品に取り付けられているステッカー
レーザー情報レーザークラス 2、IEC/EN 60825-1:2014 および CFR 21 § 1040 に準拠.。 レーザーを覗き込まないでください。 |
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データレイアウトツール PMD 200 製品世代 01 製造番号
安全
一般的な安全対策
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業者に関する安全
- 測定機器を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には測定機器を使用しないでください。測定機器使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 本体の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、本体に関する安全規則を無視しないでください。不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 作業領域には子供および関係者以外の人を立ち入らせないでください。
- 本製品を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 測定結果は、特定の周囲条件の影響を受けることがあります。そのような周囲条件として、強い磁場または電磁場を発生させる製品の近辺での測定、好ましくない母材上での測定、適切でない反射板の使用を挙げることができます。
- 極度に低温の場所から暖かい場所に移す場合、あるいはその逆の場合は、製品の温度が周囲温度と同じになるまで待ってから使用してください。
- もし本製品が落下やその他の機械的な圧力を受けた場合は、測定機器の精度をチェックしてください。
- 本製品を本来の目的以外には使用しないでください。必ず指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- 測定機器には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 使用しないバッテリーおよび充電器の近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属片を置かないでください。バッテリーまたは充電器の電気接点の短絡が起こることがあります。バッテリーまたは充電器の接点で短絡が発生すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 正しく使用しないと、バッテリーからの液漏れが発生することがあります。その場合、漏れた液には触れないでください。漏れ出たバッテリー液は、皮膚を刺激したりあるいは火傷の原因となることがあります。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜くか、バッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の不意の始動を防止することができます。
- 本製品を保管および搬送するときは、バッテリーを取り外してください。本製品は、乾燥している場所に、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
製品に関する安全上の注意
測定機器の使用および取扱い- 測定条件が急激に変わる場合、測定結果に誤りが生じることがあります。
- 本製品は常に清潔で乾燥した状態に維持してください。
- ご使用の前には本体の設定をチェックしてください。
- 本製品は必ず決められた使用制限内で使用してください。
その他の安全上の注意
作業環境に関する安全- 作業場は汚れや障害物のない状態を維持し、敷設されている電源コードに注意してください。電源コードを不注意に取り回すとつまずいて負傷する危険があり、また三脚に取り付けられた測定機器が倒れて損傷することがあります。歩きながらリモートコントロールユニットを使用する場合には、周囲に十分注意してください。
- 本製品は、IEC/EN 60825-1:2014 および CFR 21 § 1040(FDA)に準拠するレーザークラス 2 に該当します。本製品の使用にあたっては特別な保護装置は必要ありません。しかしながら、太陽光線と同様に光源を直接覗き込むようなことは避けてください。レーザービームが直接眼にあたる場合は、眼を閉じて頭部を照射範囲外にずらしてください。レーザービームを人に向けないでください。
- 本製品が高い位置から落下した場合、負傷事故が発生する可能性があります。必ず Hilti が推奨する三脚を使用してください。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。負傷しないように、本製品の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人保護具を使用してください。
- 測定機器のお手入れは慎重に行ってください。機器の可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、測定機器の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。本体をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。発生事故の多くは、測定機器の保守管理が不十分なことに起因しています。
- 本体が安定した状態で 3 つのすべての接触ポイントで床面に接触しているか、あるいは Hilti が推奨する三脚に適切に固定されていることを確認してください。
- 測定精度の低下を回避するため、ポイントをケガく際には、常に完璧に鉛直整準されていることを確認してください。そのために、調整ネジと取り付けられている水準器を利用してください。
- 損傷したターゲット板は決して使用しないでください。測定結果が不正確になる可能性があります。
- 本製品を使用する前、および本体の使用中にも何回か、精度を点検してください。
- 測定機器は厳しい規則に適合するように設計されていますが、Hilti としては強い電磁波の照射により障害を受けて誤作動が発生する可能性を完全に排除することはできません。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄りの Hilti サービスセンター にご連絡ください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンター に連絡してください。
製品の説明
製品概要(PMD 200 レイアウトツール)
- バッテリー
- グリップ
- レーザー照射窓
- ON/OFF ボタン
製品概要(PMDA 200 ターゲット板)
- キャリンググリップ
- 水準器
- 調整ネジ
- ターゲット板
正しい使用
本書で説明している製品は、事前に設定されている PMD 200 アプリケーションにより タブレット(PMC 200 )上で制御されるレイアウトツール です。本製品は、1 人の作業員のみにより図面からポイントを建設現場に写すためのものです。このレイアウトツールには、1 つの緑色(鉛直)レーザーラインと、1 つの本体に組み込まれたレーザー距離測定モジュール(赤い点)があります。
タブレット(PMC 200 )の技術資料:サプライヤーの同梱技術資料をご覧ください。
本製品には、必ず本書の巻末に記載されている Hilti の B 12 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ず Hilti が承認した充電器を使用してください。詳細情報については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
Bluetooth®
本レイアウトツールは Bluetooth を備えています。Bluetooth は無線データ転送機能で、これに対応した 2 台の機器の特定の距離における通信を可能にします。レイアウトツールとタブレットとの接続は、 PMD 200 アプリケーションを介して作動します。
製品は、Bluetooth がオンにされた状態で納品されます。
第三者のワードマーク、商標、ロゴについて
Bluetooth® のワードマークと のロゴは Bluetooth SIG, Inc. の所有に帰する登録商標であり、 Hilti はこれらの使用についてライセンスを供与されています。Google Play および Android™ は Google LLC の商標です。
使用されているその他のすべての商標およびワードマークは、明確な標示のない場合も含め、それぞれの所持者の所有物です。
本体標準セット構成品
レイアウトツール、バッテリー X 2、充電器、充電器および保護カバー付きタブレット、ターゲット板、製造証明書、取扱説明書および Hilti 本体ケースその他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品仕様
条件(σ 標準偏差 2)* 良好な条件:適度な温度範囲、強力な周囲光源(直射日光など)がない、明るく拡散反射性のターゲット母材
** 好ましくない条件:上限および下限温度、強いあるいは直接の周囲光源、反射のきわめて少ないあるいは強いターゲット母材
PMD 200 |
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23 °C/73 °F における B 12/4.0 バッテリー使用時の標準的な連続動作時間 |
8 時間 |
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重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠) |
2.9 kg (6.4 lb) |
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自動整準範囲 |
±3.5° |
|
良好な条件 * における作業領域(半径) |
25 m(85 ft) |
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レーザークラス |
ラインレーザー(緑) |
2 |
距離レーザー(赤) |
2 |
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出力 |
ラインレーザー(緑) |
< 1 mW |
距離レーザー(赤) |
< 1 mW |
|
パルス幅 |
距離レーザー(赤) |
< 2 ns |
周波数 |
距離レーザー(赤) |
< 100 MHz |
放射角 |
ラインレーザー(緑) |
90° |
波長 |
ラインレーザー(緑) |
510 nm |
距離レーザー(赤) |
635 nm |
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ビーム拡散 |
ラインレーザー(緑) |
0.05 mrad …0.08 mrad |
距離レーザー(赤) |
0.2 mrad …0.45 mrad |
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Bluetooth バージョン |
Bluetooth Low Energy 5.0 |
|
Bluetooth 出力 |
6.31 mW |
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Bluetooth 周波数 |
2,400 MHz …2,483.5 MHz |
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保護等級(IEC 60529)、バッテリーなし |
IP 54 |
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三脚ホルダー (BSW) |
5/8 in |
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良好な条件 * におけるシステム測定精度 |
±3 mm (±0.1 in) |
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好ましくない条件 ** におけるシステム測定精度 |
±5 mm (±0.2 in) |
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保管温度 |
−20 ℃ …70 ℃ (−4 ℉ …158 ℉) |
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作動時の周囲温度 |
−10 ℃ …40 ℃ (14 ℉ …104 ℉) |
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電源電圧 |
10.8 V |
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消費電流 |
350 mA |
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最大使用高度 |
海抜 2000 m / 6560 フィート |
|
最高湿度 |
80 % |
タブレット
以下の製品仕様は、PMD 200 アプリケーションを実行するための最低要件です。PMC 200 |
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オペレーティングシステム |
Android 7.0 |
Bluetooth |
BLE |
ディスプレイ解像度 |
1,920 x 1,200 |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
10.8 V |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ …60 ℃ (1 ℉ …140 ℉) |
保管温度 |
−20 ℃ …40 ℃ (−4 ℉ …104 ℉) |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ …45 ℃ (14 ℉ …113 ℉) |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にはバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを本体ホルダーに装着します。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのロック解除ボタンを押します。
- 本体からバッテリーを抜き取ります。
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。レイアウトツールとタブレットを準備して接続する
- レイアウトツールを、作業領域を最もよく見通せる位置の床面に配置します。
- レイアウトツールをオンにします。
- タブレットをオンにし、「PMD 200」アプリを開きます。
- 使用許諾契約書を承認してください。
- 現在位置サービスの利用を承認してください。
- レイアウトツールをタブレットと接続するには、アプリで適切な製造番号のレイアウトツールを選択します。
- レイアウトツールが自動整準されるのをお待ちください。
新しい測設を作成する
- アプリのスタート画面で新しい測設 を選択します。
- 直前の測設で作業を続ける場合は、スタート画面で現在の測設 を選択します。
基準ラインを指定する
測設を開始する前に、まず基準ラインを測定する必要があります。- アプリのスタート画面で新しい測設 を選択します。
- 建設現場で基準ライン(建築軸あるいは建築物壁面)を定義します。
- ターゲット板を最初の基準ポイント(0/0 開始ポイント)上に正確に配置します。
- 左/右ボタンを使用して、緑のレーザーを正確に基準ポイントの中心へ動かします。
- 最初の基準ポイントを測定するには、測定 を選択します。
- ターゲット板を 2 番目の基準ポイント(方向ポイント)上に正確に配置します。
- 左/右ボタンを使用して、緑のレーザーを正確に基準ポイントの中心へ動かします。
- 2 番目の基準ポイントを測定するには、測定 を選択します。
- 基準ラインを点検し、確定します。
測設ポイントを作成する
図面にしたがって、アプリで測設ポイントを手動で入力します。- 測設ポイントを青い矢印の方向へ動かすには、値を青い入力フィールドに入力します。
- 測設ポイントを黄色の矢印の方向へ動かすには、値を黄色の入力フィールドに入力します。
値を入力する
- アプリで新しいポイント を選択します。
- 当該の入力フィールド(黄色/青)を選択します。
- アプリにキーボードが表示されます。
- アプリにキーボードが表示されます。
- 図面に従って適切な値を入力します。
- 値を増減するには、適切なボタン(+/-)を選択します。
- 値を指定したなら、OK を選択します。
- 測設ポイントの位置を定義している場合は、確定 を選択します。
測設ポイントの方向を変更する
- 測設ポイントの 0/0 ポイントへの方向を変更するには、入力フィールドの下の方向矢印(上/下あるいは左/右)を利用します。
測設ポイントを変更する/削除する
- 変更あるいは削除する測設ポイントを選択します。
- 右上のメニュー記号を選択します。
- 測設ポイントを変更するには、変更 を選択します。
- 当該の入力フィールドの値を変更します。
- 変更を保存するには、確定 を選択します。
- 選択した測設ポイントを削除するには、削除 を選択します。
基準ポイント(0/0)を調整する
標準設定では、新しい測設ポイントの設定の際には、基準ポイント(0/0)は毎回直前に作成されたポイントに切り替わります。- 新しい基準ポイント(0/0)として定義したい測設ポイントを選択します。
- オプションボタン暫定的な 0/0 を選択します。
- 選択された測設ポイントが新しい基準ポイント(0/0)となります。
- 次の測設ポイントは、新しい基準ポイントに関連付けて作成されます。
- 選択された測設ポイントが新しい基準ポイント(0/0)となります。
測設ポイントを建設現場に写す
- レイアウトツールは、緑のレーザーを選択された測設ポイントの方向へ回転させます。
- 赤い距離レーザーが距離を測定できるように、緑のレーザーに沿って PMDA 200 ターゲット板を動かします。
- 赤いレーザーポイントはターゲット板上になければなりません。
- アプリが、ターゲット板を前方へ動かすべきか、後方へ動かすべきかを表示します。
- 測設ポイントまで 50 cm(20 インチ)に接近すると直ちにシグナル音が鳴って、測設ポイントを見つけ出すのをサポートします。
- 赤いレーザーポイントはターゲット板上になければなりません。
- 測設ポイントの位置に到達すると、アプリのインジケーターに「0,0」が表示されます。
- 測設ポイントを、緑のレーザーラインがターゲット板に当たっている位置の床面にケガきます。
角度を測設する
角度を作成するには、角度の設定ポイントとなる測設ポイントをあらかじめ作成または定義する必要があります。- そこに角度を設定する測設ポイントを選択します。
- 右上のメニュー記号を選択します。
- 角度を作成するには、角度 を選択します。
- 上側の入力フィールドに設定ポイントまでの距離の値を入力します。
- 下側の入力フィールドに角度を入力します。
- 角度の方向を選択するには、角度の方向の基準となる別の測設ポイントを選択します。
- 新しい測設ポイントを作成するには、確定 を選択します。本体は、新しい測設ポイントの方向を直接表示します。
半径を測設する
ポイントを半径に測設するには、半径の中心ポイントとなる測設ポイントをあらかじめ作成または定義する必要があります。- 半径の中心ポイントとなるべき測設ポイントを選択します。
- 右上のメニュー記号を選択します。
- 半径を作成するには、半径 を選択します。
- 上側の入力フィールドで、半径の値を入力します。
- 下側の入力フィールドで、半径上のセグメントの長さを入力します。
- 画面で円弧の開始ポイントと終了ポイントを選択します。
- それぞれの側を選択して、希望の円弧を定義します。
- ポイントを作成するには、確定 を選択します。
- レイアウトツールは、半径上の最初の測設ポイントを直接表示します。
- レイアウトツールは、半径上の最初の測設ポイントを直接表示します。
2 つのポイントで円弧を測設する
1 つの円弧を 2 つのポイントで測設するには、円弧の開始および終了ポイントとなる 2 つの測設ポイントをあらかじめ作成または定義する必要があります。- 円弧の開始ポイントを定義する測設ポイントを選択します。
- 右上のメニュー記号を選択します。
- 1 つの円弧を 2 つのポイントで作成するには、2 つのポイントによる円弧 を選択します。
- 機能は、最初にサンプル円弧を作成します。
- 機能は、最初にサンプル円弧を作成します。
- 上側の入力フィールドで、円弧の半径、あるいは想定している開始ポイント-終了ポイント軸の上方の円弧の高さを入力します。
- 下側の入力フィールドで、円弧上のセグメントの長さを入力します。
- 円弧の終了ポイントを定義する測設ポイントを選択します。
- オプションから希望の円弧を選択します。
- ポイントを作成するには、確定 を選択します。
- レイアウトツールは、円弧上の最初の測設ポイントを直接表示します。
- レイアウトツールは、円弧上の最初の測設ポイントを直接表示します。
設定
単位- 単位設定では、メートル単位とインチ/フィート単位のいずれかを選択できます。
- ここには、タブレットがどのレイアウトツールと接続されているかが表示されます。有効測定距離にあるその他のレイアウトツールがここにリストアップされます。
- シグナル音は、オンまたはオフにすることができます。納品時の状態では、シグナルはオンになっています。
- この機能は、オンまたはオフにすることができます。この機能がオンにされていると、アプリのスタート時にガイドが表示されます。納品時の状態では、この機能はオンになっています。
- この機能は、オンまたはオフにすることができます。この機能がオフにされていると、ポイント名は表示されません。納品時の状態では、この機能はオンになっています。
- ここでは、ソフトウェアバージョン、本体のファームウェアバージョン、ライセンスおよび法律関連事項についての情報を確認することができます。
手入れと保守
本体の手入れ- 強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
- 埃は、乾いたブラシあるいは布を使用して慎重に取り除いてください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 湿気が入り込まないようにしてください。
- 目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、バッテリー装置を使用しないでください。直ちに Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
- レーザー照射窓から埃を除去してください。
- レーザー照射窓に指で触れないでください。
バッテリー装置の搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外します。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
- 本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
- 本体とバッテリーは、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
- バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- 本体とバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
レイアウトツールおよび/またはタブレットをオンにできない。 |
バッテリーが空。 |
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PMD 200 アプリがない。 |
アプリは、タブレットのサブメニューにあります。 |
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アプリがアンインストールされた。 |
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|
アプリの言語が正しくない |
タブレットの言語設定 |
|
アプリが作動しない。 |
ソフトウェアの故障 |
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使用許諾契約書が承認されていない |
|
|
アプリが意図せず終了される。 |
タブレットの節電モードが有効t |
|
レイアウトツールとタブレットを接続できない。 |
レイアウトツールがスイッチオフ。 |
|
レイアウトツールにエラーが発生している。 |
|
|
レイアウトツールとの距離が大きすぎる |
|
|
正しくないレイアウトツールが選択されている |
||
レイアウトツールが整準を行えない。 |
対象物が平坦でないか、あるいは傾斜がきつすぎます。 |
|
レイアウトツールが測定を行えない。 |
建設現場の反射率が明るすぎる。 |
|
不適当な測定面 |
|
|
赤のレーザーポイントまたは緑のレーザーラインが見えない。 |
建設現場の反射率が明るすぎる。 |
|
レイアウトツールとタブレットが接続されていない |
||
レイアウトツールにエラーが発生している。 |
|
|
緑のレーザーラインが完全には鉛直でない。 |
整準が正しくない |
|
レイアウトツールにエラーが発生している。 |
|
|
緑のレーザーラインと赤のレーザーポイントが完全には重なっていない。(+/- 1-2 mm(0.04-0.08 インチ)の偏差は正常。) |
レイアウトツールにエラーが発生している。 |
|
測設ポイントが正しくない/新たな位置決めの後、既存の測設ポイントが正しくない |
ターゲット板が整準されていない |
|
ターゲット板が損傷している |
|
|
基準ラインが短すぎる |
|
|
レイアウトツールが移動された |
|
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。バッテリーを廃棄するバッテリーを誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。
- 損傷したバッテリーを送付しないでください!
- 短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
- バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
適合宣言
条件 : 非米国当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言します。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
FCC 注意事項(米国用)/IC 注意事項(カナダ用)
本設備は、 FCC 規定の第 15 条、および ISED の RSS‑210 仕様に適合しています。ご使用前に、以下の点につきご了承下さい。
- 本体は有害な干渉を引き起こさないでしょう。
- 本体は、予期せぬ操作を引き起こすような干渉をも受信する可能性があります。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
Hilti Li-Ion バッテリー
安全と用途に関する注意事項 本書において「バッテリー」という用語は、その内部に複数の結合されたリチウムイオンセルを収納している再充電が可能な Hilti 製 Li-Ion バッテリーを指します。バッテリーは Hilti 製電動工具専用で、それ以外の用途には使用できません。必ず純正の Hilti 製バッテリーを使用してください!Hilti 製バッテリーは、利用可能な最善の技術、セルマネージメントおよびセル保護システムを採用しています。
製品の説明このバッテリーは、高い規定のエネルギー密度を可能にするリチウムイオン吸蔵材料を含むセルで構成されています。Li-Ion バッテリーは NiMH(ニッケル・水素)および NiCd(ニッケル・カドミウム)バッテリーと異なりメモリー効果がきわめて低いのですが、衝撃、深放電あるいは高温の影響を非常に受けやすくなっています。 安全について を参照してください。
弊社のバッテリー用に許可された製品については、最寄りの Hilti Store あるいは
www.hilti.group | USA: www.hilti.com でご確認ください。
安全について
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- リサイクルあるいは修理を施されたバッテリーは、Hilti サービスセンターが許可したものでない場合には決して使用しないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。バッテリーに圧挫、切傷、刺傷などの損傷の痕跡がないか、定期的に点検してください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- 漏出したバッテリー液が目および皮膚に触れることのないようにしてください!
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 故障したバッテリーからはバッテリー液が漏出し、その周囲にある物体を濡らすことがあります。バッテリー液で濡れた物体は温かい石鹸水で洗浄し、損傷したバッテリーを交換してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- バッテリーは、決して高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これらのことは、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の金属性の物体で触れないようにしてください。これらのことは、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーを雨や湿気から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、可燃性の液体あるいは気体のある爆発の可能性がある場所で保管あるいは使用しないでください。そのような条件下では、バッテリーの予期しない不具合が爆発の原因となることがあります。
- バッテリーが損傷した場合は、必ず最寄りの Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリー液が漏出している場合は、目および/または皮膚とバッテリー液との直接接触を防止するために保護メガネおよび保護手袋を着用してください。
- 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バーミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように閉じ、容器を可燃性の気体、液体、物体から遠ざけて保管します。
- 容器の廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーを送付しないでください!
- 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。
- 正常ではない充電あるいは異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるいはバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に問題があることを示唆しています。
- バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、最寄りの Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場合は、上記の要領でバッテリーを廃棄する必要があります。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
- 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
- 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
- バッテリー火災の消火には水以外のものは使用しないでください。粉末消火器や消火ブランケットは Li-Ion バッテリーには効果がありません。延焼領域については、通常の消火剤で対応できます。
- 大量の損傷している、燃えている、あるいはバッテリー液の漏出しているバッテリーを移動させないでください。火の燃え移っていない物体をバッテリー周辺から遠ざけることで、燃えているバッテリーを周囲から隔離します。利用できる資材により火災を消火することができない場合は、最寄りの消防署に連絡してください。
- 燃えているバッテリーをシャベルなどに乗せて水の入ったバケツに入れます。冷却効果により、まだ発火の危険がある温度に達していないバッテリーセルへの延焼が低減されます。
- バッテリーが完全に冷却されるまで待ちます。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 周囲温度:-17°C...+60°C / 1°F...140°F
- 保管温度:-20°C...+40°C / -4°F...104°F
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。使用後は、バッテリーと充電器は必ず分離してください。
- バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。涼しい場所での保管はバッテリーの作動時間を長くします。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。そのような汚れは清潔な乾いた布で取り除いてください。
- バッテリーは、決して通気溝が覆われた状態で使用しないでください。通気溝を柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 内部に異物が入らないようにしてください。
- バッテリーに不要な粉じんあるいは汚れが付着しないようにしてください。バッテリーは、柔らかい刷毛、あるいは清潔な乾いた布で清掃してください。
- バッテリー内に湿気が入り込まないようにしてください。バッテリー内に湿気が入り込んだ場合は、そのバッテリーは損傷したものとして取り扱い、不燃性の容器に入れて隔離してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 を参照してください。
- 誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーを送付しないでください!
- バッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。