BX 3-22
BX 3-L-22
BX 3-ME-22
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
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Hilti Li-Ion バッテリー |
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Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:一般的な義務表示 |
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アイシールドを着用してください |
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耳栓を着用してください |
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保護ヘルメットを着用してください |
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本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ鋲打機 BX 3-22 | BX 3-L-22 | BX 3-ME-22 製品世代 03 製造番号
適合宣言
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
電動工具の一般安全注意事項
警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
- 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは、予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
- バッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。 火気あるいは 130 °C(265 °F)を超える高温は、爆発の原因となることがあります。
- 充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記載された温度範囲外で充電しないでください。 正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電により、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
- 損傷したバッテリーは決して手入れや保守を行わないでください。 バッテリーの保守作業はすべて、メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。
ファスニング工具に関する安全上の注意
- 常に、電動工具にネイルが装填されている状態から操作を開始してください。 ファスニング工具を慎重に取り扱わないと、ネイルが意図せずに打鋲されて負傷する危険があります。
- 電動工具を御自分や近くにいる他の人に向けないでください。 意図しない作動によりネイルが打鋲されて負傷の原因となることがあります。
- 電動工具は、作業材料にしっかりと押し当ててから操作してください。 電動工具が作業材料と接触していないと、ネイルがファスニング位置からはね返ってしまうことがあります。
- ネイルが電動工具内でひっかかってしまった場合は、電動工具を電源から接続解除するか、バッテリーを取り外してください。 ファスニング工具が電源/バッテリーに接続されていると、ひっかっかってしまったネイルを除去する際にファスニング工具が誤って作動する危険があります。
- ひっかかったネイルの除去は慎重に行ってください。 ひっかっかったネイルを除去している際に、システムに通電されてネイルが勢いよく打鋲される可能性があります。
- 電気ケーブルのファスニングの際には、ファスニングするケーブルに通電のないことを確認してください。 ファスニング工具は必ず絶縁されたグリップ面を掴んでください。 必ず電気ケーブルの敷設に適したネイルを使用してください。 ネイルが電気ケーブルの絶縁を損傷していないか確認してください。 ネイルが電気ケーブルの絶縁を損傷すると、感電および火災の原因となることがあります。
安全上の注意
使用者に留意して頂くこと- 本製品を使用または整備できるのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。
- 本製品の使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人々はアイシールド、耳栓および保護ヘルメットを着用してください。
- 取扱説明書に記述されている使用、手入れと保守に関する事項に留意してご使用ください。
- 鋲打機を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本製品を使用しないでください。痛みを感じる場合や体調がすぐれない時には作業を中断してください。鋲打機使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 不安定な姿勢はとらないでください。足元を確かにし、常にバランスを保ちながら作業してください。
- 滑り止めのついた履き物を着用してください。
- 決してファスナーガイドまたはファスナーを手で引き戻さないでください。
- ファスナーガイドあるいはファスナーを手で引き戻すと、場合によっては本製品が鋲打可能状態になることがあります。打鋲可能状態になると、身体部分に鋲が打ち込まれる恐れがあります。
- 本製品を使用する際、腕は軽く曲げた状態にしてください(決して腕をピンと伸ばして突っ張らないこと)。
- 作業中は、作業関係者以外、特に子供が近づかないようにしてください。
- 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、バッテリーおよび取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
- 通気溝は常にふさがないようにしてください。通気溝が覆われることによる火傷の危険!
- ランプ(LED)を直接のぞき込んだり、LED で他の人の顔を照射したりしないでください。眼がくらむ恐れがあります。
- 貫通するファスナーによる危険!ファスナーを打鋲する前に、ファスナーを打鋲する構造物の背後あるいは下に人がいないことを確認してください。
- 作業に適した製品を使用してください。本製品を本来の目的以外には使用しないでください。必ず指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- ファスナーを装填済の本製品は決して放置しないでください。
- 清掃や修理、点検をする時、ファスナーガイドの交換、休憩に入る時、あるいは保管する時には、必ず事前にファスナーを取り出してください。
- 本製品を使用しない場合は、ファスナーを取り出して、乾燥して施錠され、子供の手の届かない場所に保管してください。
- 本製品とアクセサリーに損傷がないか点検してください。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。
- すべての部品が正しく取り付けられて、本製品が支障なく作動するための条件が整っていなければなりません。故障部品は、取扱説明書に別様の記載のない限り、弊社営業担当または Hilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
- 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
- 打鋲にふさわしくない母材には、決して打鋲しないでください。
- 溶接した鋼材や鋳鋼、鋳物、ガラス、大理石、プラスチック、青銅、真鍮、銅、断熱材、中空煉瓦、陶磁器、薄いシートメタル(< 4 mm)および気泡コンクリートは、打鋲にはふさわしくない母材です。これらの母材に打鋲すると、ファスナーが折れたり、欠けたり、貫通する恐れがあります。
- 必ず本製品を母材に完全に垂直に押し付けてからトリガーを操作してください。
- ファスナーが母材からずれるのを防止するため、打鋲時には必ず本製品を母材に対して直角に保持してください。
- グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- 本製品を落下させないでください。
- マガジンをグリップとして使用しないでください。
- 特別に許可されている場合を除き、本製品を火災および爆発の危険のある場所で使用しないでください。
- Hilti から特に指定されている場合(例:DX-Kwik)を除き、すでに穴が開いている箇所への打鋲は行わないでください。
- 本製品またはアクセサリー、特にピストンに対して加工や改造を行わないでください。
- 本製品用として認可されたヒルティ純正のファスナーのみを使用してください。
- 推奨最大打鋲数を超えないでください。
- 本製品が過度に熱くなった場合には、冷ましてください。
- 本製品が熱いうちは、決して分解しないでください。製品を冷ましてください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
製品の説明
製品概要
- ツールノーズ
- ファスナーガイド
- ファスナーガイドロック
- 単発打鋲ボタン(BX 3-ME-22)
- 通気溝
- 工具保持ロープ用アイ
- ベルトフック
- 安全トリガー
- グリップ
- ベルトフック/吊り下げフック
- バッテリーリリースボタン
- バッテリーステータス表示
- Li-Ion バッテリー
- アクセサリーの取り付用開口部
- ネイルプッシャー
- ネイルプッシャーロック解除
- サポートフット
- マガジン
- 鋲打機のステータス表示
- 作業用照明
装備
ファスナーガイドとサポートフットは製品により異なります。本製品に装備されているサポートフットとファスナーガイドを以下の表に示します。詳細情報については、ケースの蓋で確認するか、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品 |
BX 3-22 |
BX 3-L-22 |
BX 3-ME-22 |
---|---|---|---|
ファスナーガイド |
X-FG B3 IF 02 |
X-FG B3 IF 02 |
X-FG B3 ME |
サポートフット |
X-SL B3 03 |
X-SL B3 03 |
X-SL B3 ME 03 |
正しい使用
本製品は、手持ち式バッテリー式鋲打機です。本製品はコンクリート、鋼材、石材、石灰岩ブロックおよびその他の DX ファスニングに適する母材に打鋲するために設計された工具です。本製品は電気ケーブルをクリップで固定する作業にも適しています、ただしそのための適切なファスナーを使用する必要があります。必ず許可されたファスナーとそのファスナー用に指定されているファスナーガイドを組み合わせて使用してください(「製品仕様」の章を参照)。
鋲打機は、バッテリーおよびファスナーと共に「技術的に一体化されたユニット」を構成しています。即ち、本鋲打機用として特別に製造された Hilti のファスナーおよび Hilti が推奨する充電器とバッテリーを使用した場合に限り、トラブルの心配のないファスニングが保証されます。 Hilti の提示するファスニングおよび用途に関する推奨事項は、この条件を守ることを前提としています。- 鋲打機は手持ち使用でのみお使いください。
- 誤使用は認められません。きわめて柔らかい母材(木材など)および硬すぎる母材(高張力鋼、あるいはきわめて硬い自然石など)への打鋲は、誤使用とみなされます。
本製品には、必ず Hilti Nuron の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。最適な出力を得るため、Hilti は本製品に対してこの表に記載されているバッテリーをお勧めします。
これらのバッテリーには、必ずこの表に記載されているシリーズの Hilti の充電器を使用してください。
安全機構
マガジンモードにおいては、ネイル検知部が鋲打機の損傷の原因となり得るミス打鋲を防止するようになっています。接触圧安全装置はネイルの空打鋲を防止するためのものです。マガジンモードにおいては、鋲打機はネイルが装填されている状態でのみ作業対象物に押し付けて作動させることができます。
特長
本鋲打機は、人間工学に基づき設計された耐滑性振動吸収グリップ、ベルトフックと吊り下げフック、およびサポートフットを備えています。鋲打機は、電子式過負荷保護機構(スピードレギュレーター)により過負荷から、また温度モニターにより過熱から保護されています。鋲打機のステータス表示
鋲打機のステータス表示は、鋲打機の状態を知らせるためのものです。状態 |
意味 |
---|---|
LED が消灯 |
鋲打機がオフになっています |
LED が緑色で点灯。 |
鋲打機はオンになっていて打鋲可能な状態です |
LED が緑色で点滅。 |
バッテリーの温度が高すぎる、またはバッテリーが弱すぎる |
LED が 3 秒ごとに緑色で点滅。 |
鋲打機はスタンバイモードです、ツールノーズを押し付けると鋲打機がオンになります |
LED が青色で点灯。 |
鋲打機がオンになっています、ファスナーストリップを装填できます |
LED が青色で点滅。 |
鋲打機がオンになっています、マガジンは完全に空です |
LED が黄色で点滅。 |
鋲打機の温度が高すぎる、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点滅。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点灯。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
Li-Ion バッテリーのインジケーター
Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。充電状態およびエラーメッセージの表示
次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態 |
意味 |
---|---|
4 個の LED(4)が常時緑色で点灯 |
充電状態:100 %...71 % |
3 個の LED(3)が常時緑色で点灯 |
充電状態:70 %...51 % |
2 個の LED(2)が常時緑色で点灯 |
充電状態:50 %...26 % |
1 個の LED(1)が常時緑色で点灯 |
充電状態:25 %...10 % |
1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅 |
充電状態:< 10 % |
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅 |
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。 バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅 |
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。 製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。 メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が黄色で点灯 |
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅 |
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
バッテリーの状態に関する表示
バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。状態 |
意味 |
---|---|
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。 |
バッテリーは引き続き使用することができます。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。 |
バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。 |
接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。 接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
Bluetooth®(オプション)
Bluetooth ® のワードマークおよびロゴは、登録商標でありBluetooth SIG, Inc. の所有に帰するものです。 Hilti AG によるこれらのワードマーク/ロゴの使用は、すべてライセンスに基づいて行われています。規定に従った使用
本製品には、Bluetooth ® Low Energy モジュールが装備されています。これは電動工具の状態の点検、および Bluetooth ® 無線技術をベースとした設定とデータの転送を可能にする、2 台の Bluetooth 対応機器間の短距離の相互通信を実現する無線データ転送装置です。本製品は、携帯電話および Hilti ゲートウェイによる通信とデータ転送を可能にするために開発されたものです。本製品は、受信端末の現在地、作動時間、総使用回数、所定のインターバル内での使用回数、転送のタイムスタンプなどのデータを送信することができます。提供される接続機能については、当該の Hilti アプリ、あるいはお使いの電動工具の取扱説明書でご確認ください。Bluetooth ® を介したデータ転送
送信インターバルは、製品が使用できる電源により異なります。有効転送距離は、使用している受信機器を含む外部条件により大きく異なります。閉鎖された空間内での使用、また金属製の障害物(壁、棚、ケース、など)により、Bluetooth ® の有効転送距離は大幅に短くなることがあります。周囲条件によっては、電動工具が検知されるまでに複数回の送信インターバルが必要になることもあります。電動工具が検知されない場合は、以下を点検してください:
モバイル端末機器との距離が大きすぎませんか?
→ モバイル端末機器と電動工具との距離を小さくしてください
アプリのインストールと設定
接続機能を使用するには、まず当該の Hilti アプリをインストールする必要があります。(1.) アプリは当該のアプリストアからダウンロードしてください。
(2.) アプリを最初にスタートさせた後、ご自身のアカウントでログインするか、あるいは登録を行ってください。
(3.) お使いのモバイル端末機器のディスプレイに、電動工具をモバイル端末機器と接続するためのすべての操作手順が表示されます。
過放電保護
本製品は、Li-Ionen バッテリーを過放電から保護するためのディープスリープモードを備えています。これによりバッテリーが著しく放電するのを防止します。- 過放電保護は 360 分後に作動します。
- 過放電保護を非作動にするには、バッテリーを取り外して再装着してください。
本体標準セット構成品
鋲打機、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品仕様
BX 3-22 |
BX 3-L-22 |
BX 3-ME-22 |
|
---|---|---|---|
EPTA Procedure 01 に準拠した重量(バッテリーなし) |
3.5 kg |
3.5 kg |
3.4 kg |
ネイル長(マガジンモード) |
14 mm …30 mm |
14 mm …36 mm |
14 mm …24 mm |
ネイル長(単発打鋲モード) |
·/· |
·/· |
30 mm …36 mm |
ネイル直径 |
3 mm |
2.75 mm …3.0 mm |
3 mm |
マガジン収納容量 |
ネイル 30 本 |
ネイル 30 本 |
ネイル 20 本 |
接触圧ストローク |
12 mm |
12 mm |
12 mm |
押し付け力 |
50 N …70 N |
50 N …70 N |
50 N …70 N |
室温における推奨最大打鋲数 |
700 回/時 |
700 回/時 |
700 回/時 |
定格電圧 |
21.6 V |
21.6 V |
21.6 V |
Bluetooth® の最大送信出力 |
8 dBm |
8 dBm |
8 dBm |
Bluetooth の周波数帯域 |
2,402 MHz …2,480 MHz |
2,402 MHz …2,480 MHz |
2,402 MHz …2,480 MHz |
保管温度 |
−20 ℃ …70 ℃ |
−20 ℃ …70 ℃ |
−20 ℃ …70 ℃ |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ …60 ℃ |
−17 ℃ …60 ℃ |
−17 ℃ …60 ℃ |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
Gewicht Akku |
Siehe Kapitel "Bestimmungsgemäße Verwendung" |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ …60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ …40 ℃ |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ …45 ℃ |
騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音について
BX 3-22 |
BX 3-L-22 |
BX 3-ME-22 |
||
---|---|---|---|---|
サウンドパワーレベル(ネイルの打鋲の場合) (LWA) |
コンクリート |
96 dB |
96 dB |
96 dB |
鋼材 |
100 dB |
100 dB |
100 dB |
|
サウンドプレッシャーレベル(ネイルの打鋲の場合) (LpA) |
コンクリート |
85 dB |
85 dB |
85 dB |
鋼材 |
89 dB |
89 dB |
89 dB |
|
定格騒音レベルに対する不確実性 (KWA、KPA) |
3 dB |
3 dB |
3 dB |
BX 3-22 |
BX 3-L-22 |
BX 3-ME-22 |
||
---|---|---|---|---|
排出振動値(ネイルの打鋲の場合)、B22 55 バッテリー使用時 (a h) |
コンクリート |
2.5 m/s² |
2.5 m/s² |
2.5 m/s² |
鋼材 |
3.3 m/s² |
3.3 m/s² |
3.3 m/s² |
|
排出振動値(ネイルの打鋲の場合)、B22 85 バッテリー使用時 (a h) |
コンクリート |
2.9 m/s² |
2.9 m/s² |
2.9 m/s² |
鋼材 |
3.5 m/s² |
3.5 m/s² |
3.5 m/s² |
|
不確実性 (K) |
1.5 m/s² |
1.5 m/s² |
1.5 m/s² |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 製品からバッテリーを抜き取ります。
ファスナーガイドを取り外す
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらします。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドを取り外します。
ファスナーガイドを装着する
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらし、その位置で保持します。
- ファスナーガイドをロック音が聞こえるまでツールノーズに挿入します。
- ファスナーガイドロックから手を放します。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドを引いて、ファスナーガイドが確実に取り付けられているか点検します。
ベルトフックおよび吊り下げフックを使用しての安全な作業
- 作業を開始する前に、ベルトフック/吊り下げフックが確実に本製品に固定されていることを確認してください。
- ベルトフック/吊り下げフックの使用は最小限に留めてください。長期間に渡って使用しない場合は、本製品を安全な状態で保管してください。
転倒防止装置
本製品の落下防止には、必ず Hilti の工具保持ロープ#2261970を使用してください。- 工具保持ロープは、図に示したようにカラビナで本製品に固定してください。スナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
- 支持構造物に 2 個目のスナップフックを固定します。スナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
マガジンモードのための装填
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- ファスナーストリップをマガジンへと滑り込ませます(最大でそれぞれ 10 個のネイルのある 3 本のストリップを装填可能)。
- ネイルプッシャーを保持し、ネイルプッシャーロック解除を押します。
- ネイルプッシャーをネイルに接触するまで戻します。
単発打鋲モードのための装填
BX 3-ME-22- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- ファスナーストリップをマガジンから滑り出させ、マガジンが空であることを確認します。
- ネイルプッシャーを保持し、ネイルプッシャーロック解除を押します。
- ネイルプッシャーを元の位置に戻します。
- ネイルを、ファスナーガイドのくぼみにセットします。オプションで、これに続いて許容されているファスナーをファスナーガイドに追加装填することができます。
- 単発打鋲スイッチを操作します。
- 単発打鋲スイッチがロックする音が聞こえます。
- 単発打鋲スイッチがロックする音が聞こえます。
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。サポートフットの使用
サポートフットを使用すると側方方向の直角位置決めのみに注意すればよいので、鋲打機を平坦な母材に簡単に直角に押し当てることができます。母材が平坦でない場合は、ファスナーガイドが母材に対して直角の位置になるようにサポートフットを閉じなければならないことがあります。サポートフットを閉じる
- サポートフットをロック位置から解除するには、サポートフットを押してください。
- サポートフットを戻します。
サポートフットを開く
- サポートフットを前方へ旋回させてください。
- サポートフットを開いた位置でロックするには、サポートフットを下から押してください。
Bluetooth(オプション)をオフにする
- 打鋲機を母材に 10 秒間押し付けます。
- 6 秒後、スプリングエレメントが緩む音が聞こえます(鋲打機をさらに 4 秒間押し付け続けます)。
- ステータス表示が 3 回青色で点滅します。
- 3 回モーター音がします。
- データ転送が行われなくなります。
- 6 秒後、スプリングエレメントが緩む音が聞こえます(鋲打機をさらに 4 秒間押し付け続けます)。
鋲打機をオン/オフにする
鋲打機をオンにする
- マガジンモードでは、マガジンを装填します。
- バッテリーを装着します。
- ステータス表示が緑色でゆっくり点滅します。
- ステータス表示が緑色でゆっくり点滅します。
- オンにするには、打鋲機を適当な母材に押し付けます。
- 鋲打機が作動します。
- ステータス表示が緑色で点灯します。
- 鋲打機が作動します。
鋲打機をオフにする
- バッテリーを取り外します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
打鋲を行う
- 作業を開始する前に、試験的に 2 本のファスナーを母材に打鋲してください。
- 鋲打機を母材に直角に当て、ファスナーガイドをストップ位置まで押し付けます。
- 鋲打機がオンになります。
- 鋲打機がオンになります。
- 安全トリガーをを押して打鋲します。
- 打鋲後は鋲打機を持ち上げて母材から完全に離してください。
マガジンモードでネイルを除去する
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- ネイルを下方へとずらしてマガジンから取り出します。
- ネイルプッシャーを保持し、ネイルプッシャーロック解除を押します。
- ネイルプッシャーをゆっくりと最初の位置に戻します。
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 - バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。 - 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
ツールノーズの内側を清掃する
- ファスナーガイドを取り外します。
- ツールノーズの内側を清掃してください。
- ファスナーガイドを装着します。
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外します。
- 本体は、常に鍵をかけた本体ケースに入れて搬送/保管してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
別の指定のない限り、すべてのインジケーター表示は鋲打機のステータス表示のものです。すべての不具合において、バッテリーの充電状態および故障インジケーターを確認してください。 Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
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ステータス表示が緑色で点滅。 |
バッテリーが空。 |
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スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が緑色で点滅。 |
バッテリーが空。 |
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ファスナーガイドを押し付けることができない、ステータス表示が青色 で点灯。 |
マガジンが空。 |
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ファスナーガイドを押し付けることができない、ステータス表示が緑色 で点灯。 |
ネイルプッシャーがひっかかっている。 |
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ネイルがファスナーガイド内でひっかかっている。 |
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スプリングエレメントの作動が鈍い、ステータス表示は青色で点滅、同時にシグナル音が鳴る、その後ステータス表示が 6 分間青色で点灯。 |
マガジンが空。 |
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スプリングエレメントが再作動しない、ステータス表示が黄色で点滅。 |
鋲打機内部の過熱。 |
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バッテリー温度が高すぎる。 |
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バッテリー温度が低すぎる。 |
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スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点滅。 |
ファスナーガイドが正しく装着されていない。 |
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スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点灯。 |
本体の故障。 |
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スプリングエレメントが作動しない、 ステータス表示なし。 |
バッテリーが空。 |
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バッテリーが正しく装着されていない。 |
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過放電保護が作動。 |
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ファスナーガイドが押し付けられた状態でひっかっかっている。 |
ファスナーガイドとツールノーズの間の汚れ。 |
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン) この表は中国市場に適用されるものです。Hilti Li-Ion バッテリー
安全と用途に関する注意事項本書において「バッテリー」という用語は、その内部に複数の結合されたリチウムイオンセルを収納している再充電が可能な Hilti 製 Li-Ion バッテリーを指します。バッテリーは Hilti 製電動工具専用で、それ以外の用途には使用できません。必ず純正の Hilti 製バッテリーを使用してください!製品の説明 Hilti 製バッテリーは、セル管理システムおよびセル保護システムを装備しています。
このバッテリーは、高い規定のエネルギー密度を可能にするリチウムイオン吸蔵材料を含むセルで構成されています。Li-Ion セルには、メモリー効果がきわめて低いが、衝撃、深放電あるいは高湿度には非常に弱いという特性があります。
Hilti 製バッテリーの使用が許可されている製品については、最寄りの Hilti Store または www.hilti.group でご確認ください。
安全について
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。バッテリー火災の際の処置 の章の指示に従ってください。
- バッテリーが損傷した場合は、必ず Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリー液が漏出しているバッテリーは使用しないでください。
- 漏出したバッテリー液は、直接眼および/または皮膚に触れないようにしてください。バッテリー液の取り扱いの際には、必ず保護手袋とアイシールドを着用してください。
- 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。バッテリー液の清掃に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バーミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように密閉し、容器を可燃性の気体、液体、物体から遠ざけて保管します。
- 容器の廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- 正常ではない充電、異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるいはバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に問題があることを示唆しています。
- バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場合は、バッテリーを廃棄する必要があります。メンテナンスおよび廃棄 の章を参照してください。
- 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
- 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
- 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
- 消火を試みる前に、消防に連絡してください。
- バッテリー火災の消火には水以外のものは使用せず、できるだけバッテリーから離れて消火してください。粉末消火器や消火ブランケットは Li-Ion バッテリーには効果がありません。延焼領域については、通常の消火剤で対応できます。
- 大量の燃えているバッテリーを動かそうと試みないでください。火の燃え移っていない物体をバッテリー周辺から遠ざけて、燃えているバッテリーを周囲から隔離します。
- 燃えているバッテリーをシャベルなどに乗せて水の入ったバケツに入れます。冷却効果により、まだ発火の危険がある温度に達していないバッテリーセルへの延焼が低減されます。
- バッテリーを 24 時間以上バケツの中に入れておき、バッテリーを完全に冷まします。
- バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
- 周囲温度:-17°C...+60°C / 1°F...140°F
- 保管温度:-20°C...+40°C / -4°F...104°F
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。涼しい場所での保管はバッテリーの作動時間を長くします。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。バッテリーに不要な粉じんあるいは汚れが付着しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかい刷毛、あるいは清潔な乾いた布で清掃してください。
- バッテリーは、決して通気溝が覆われた状態で使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 内部に異物が入らないようにしてください。
- バッテリー内に湿気が入り込まないようにしてください。バッテリー内に湿気が入り込んだ場合は、そのバッテリーは損傷したものとして取り扱い、不燃性の容器に入れて隔離してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
- 誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。