VC 20-UM
VC 40-UM
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:使用前に取扱説明書をお読みください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品に表示されている記号
製品により異なる記号
製品には以下の記号が使用されています:高温に関する警告事項 |
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クレーンによる搬送禁止 |
製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、本体の使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ乾湿兼用バキュームクリーナー VC 20-UM | VC 40-UM 製品世代 01 製造番号
適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, JA
安全
安全上の注意
一般安全注意事項
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、下記事項を必ず守ってください。- すべての注意事項をお読みください! 以下の注意事項を守らないと、感電、火災、重大な怪我の恐れがあります。
- 本体を電動工具と接続して使用する場合、ご使用の前に電動工具の取扱説明書をよく読み、すべての注意事項を守ってください。
- 本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
- 用途に合った工具をご使用してください。本体を本来の目的以外には使用しないでください。必ず、指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- 本体を使用しての作業の前に、その取扱い、吸引する物質から生じる危険およびその安全な廃棄について確認してください。
- 周囲状況を考慮してください。火災や爆発の恐れがあるような状況では、本体を使用しないでください。
- 本体を使用することができるのは、本体の使用に慣れていて、安全な使用のための知識を有し、発生し得る危険について理解している者のみです。本体は子供が使用するように設計されていません。
- 本体を使用しない時には、確実に保管してください。未使用時には、本体を乾いた高い場所に施錠し、子供が触れない状態で保管してください。
- 韓国のみ:この機器は、工商業区域で発生する電磁波に適したものです(クラス A)。使用者はこのことに注意し、この機器を住宅区域で使用してはなりません。
作業者に関する安全
- 本製品を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には集じん機を使用しないでください。 本体使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 本体の使用中および保守作業中には、作業者および現場で直近に居合わせる人々は保護メガネ、ヘルメット、耳栓、保護手袋、安全靴および防じんマスクを着用しなければなりません。
- キャスターブレーキを操作して、集じん機を安定した状態に保ってください。 キャスターブレーキがかかっていないと、集じん機が意図せず動き出す危険があります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
本体の慎重な取扱いおよび使用
- 決して本体を放置しないでください。
- 危険粉じんの吸引時、特に粉じんを生成する電動工具の使用時にはフィルタークリーニングを非作動にしないでください。
- 本体を凍結から保護してください。
- 液量を確認するためのフロートは、指示に従い定期的にブラシを使用して清掃し、損傷の兆候がないか点検してください。
- サクションヘッドを取り付ける際には、指を挟んだり電源コードを損傷したりしないように注意してください。 負傷や損傷の危険があります。
- 本体とアクセサリーに損傷がないか点検してください。本体を続けて使用する前に、安全装置および軽度の損傷箇所について、作業に影響を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できることを確認する必要があります。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。すべての部品が正しく取り付けられて、本体が支障なく作動するための条件が整っているか確認してください。
- 本体の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより本体の安全性が確実に維持されます。
- 未使用時(作業の合間)、手入れや保守の前、アクセサリーまたはフィルター交換を行う前には、常に電源コードをコンセントから抜いておいてください。 この安全処置により、本体の不意の始動を防止することができます。
- 集じん機を他の作業場所に移す場合、決して電源コードを引っ張らないでください。移動の際に集じん機が電源コードを踏みつけないようにしてください。
- 本体をクレーンで搬送しないでください。
電気に関する安全注意事項
- 本体の接続プラグはコンセントに適合するものでなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 アースした本体と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- 安全に設置され、その場のあらゆる状況に合った、アース付きの適切なコンセントにプラグを差し込んでください。コンセントが確実にアースされているか疑わしい場合は、資格を有する修理スペシャリストに点検を依頼してください。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 本体を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電源コードが濡れた床面上にないことを確認してください。
- 本体の電源コードを定期的に点検し、コードに損傷がある場合は Hilti サービスセンターに交換を依頼してください。延長コードを定期的に点検し、損傷がある場合は交換してください。
- 作業中に電源コードおよび/または延長コードを損傷した場合は、これらに触れないでください。 電源プラグをコンセントから抜きます。 損傷した電源コードや延長コードは感電の原因となり危険です。
- 電源コードは取扱説明書の中で規定されたタイプ以外のものと交換しないでください。
- 本体を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 コードを火気、オイル、鋭利な刃物、本体の可動部等に触れる場所に置かないでください。 コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事で電気工具を使用する場合には、必ず屋外用の延長コードを使用してください。 屋外用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 停電の際には本体のスイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
- 本体コンセントは取扱説明書で指定されている目的にのみ使用してください。
- 本体は、決して汚れたあるいは濡れた状態で使用しないでください。 本体表面に汚れ(特に導電性の物質)が付着していたり、あるいは濡れていると、場合によっては感電の恐れがあります。したがって特に導電性のある物質に対する作業を頻繁に行う場合は、定期的に Hilti サービスセンターに本体の点検を依頼してください。
作業場の安全確保
- 作業場の採光に十分配慮してください。
- 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場の換気が十分でないと、粉じんによる汚染で健康を損なう恐れがあります。
- 作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原因となり得る危険物は作業区域から取り除いておいてください。 作業場が整理整頓されていないと、事故を引き起こすことがあります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では本体を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 階段で作業する際には、特に注意してください。
吸引物
- 健康を損なう危険のある、可燃性/爆発性の粉じんを吸引することは許可されません(マグネシウムとアルミニウムの粉じんなど)。60 °C を超過する高温の物質を吸引してはなりません(燻っている煙草の吸殻、高温の灰など)。
- 可燃性、爆発性、刺激性のある液体を吸引することは許可されません(冷却剤、潤滑剤、ガソリン、溶剤、電解液(pH<5)、苛性アルカリ溶液(pH>12.5)など)。
- 泡または液体が流出した場合はただちに本体のスイッチをオフにしてください。
- 高温の物質(ただし 60 °C 以下)を吸引する場合は、保護手袋を着用してください。
- 鉱物ノロを取り扱う際には保護服を着用し、ノロに皮膚が触れないようにしてください(pH > 9 の刺激性)。
- アルカリ性または酸性の液体に触れないように注意してください。もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。液体が眼に入った場合は、多量の水で洗い流してから医師の診察を受けてください。
本体に関して
警告事項:当本体には、健康を損なう恐れのある粉じんが取り込まれています。ダストバッグを空にする際、手入れの際には(ダストバッグの廃棄を含む)、必ず相応の保護用具を着用した専門の担当者が作業を行うようにしてください。フィルターシステム一式が取付けられ、体積流量コントロール機能の点検が行われるまでは、スイッチをオンにしないでください。製品の説明
製品概要
- 本体コンセント
- フラップ
- グリップ
- 本体スイッチ
- サクションヘッド
- リセスグリップ
- ダストコンテナ
- ホースソケット
- ホース径設定
- フィルターカバー
- ロッククリップ
- ロックホルダー
- フィルターカバー用ロッククリップ
- 電源コードフック
- ブラケット付きスライドフレーム
正しい使用
VC 20/40 は、乾燥した粉じんを効率的に吸引する汎用の産業用集じん機です。乾湿両用の集じん機としてご利用いただけます。
本体は、 Hilti ダイヤモンドコアビットまたは Hilti ダイヤモンドソーを使用しての湿式作業における鉱物ノロの吸引、および Hilti ダイヤモンドグラインダー、アングルグラインダー、ロータリーハンマードリルおよび乾式コアビットを使用しての乾式作業における多量の鉱物粉じんの吸引に適しています。その他に、本体は液体の吸引にも使用できます。本体は鉱物ノロの吸引に適しています。
本体は、乾燥した不燃性の粉じん、液体、木屑および曝露限界値(または MAK 値あるいは AGW 値) ≥0.1 mg/m³(粉じんクラス M)の吸引に適しています。吸引する粉じんの危険度に応じて本体には適切なフィルターを装着する必要があります。
本体を使用して吸引できるのは、IEC 60335-2-69 準拠の健康を損なう危険のある物質(クラス M)のみです。これ以外の健康を損なう危険のある物質の吸引はすべて禁止されています。
温度が 60 ℃ を超過するオイルおよび液状媒体の吸引は許可されません。
暴露限度値のある粉じんを吸引する際に本体の排気が作業場内に放出される場合、作業場内の空気交換率が十分であることが求められます。これについては、各国で適用されている規定に従ってください。
本体を、爆発危険のある物質、赤熱または燃焼している粉じん、あるいは可燃性の粉じん(木屑を除く)、爆発力の大きい粉じん(たとえばマグネシウムとアルミニウムの粉じん)および液体(たとえばガソリン、溶剤、電解液、冷却剤、潤滑剤)の吸引に使用することはできません。
VC 20 の重量は、積載物および吸引物を含めて最大 37 kg まで許可されます。
VC 40 の重量は、積載物および吸引物を含めて最大 55 kg まで許可されます。
本体を踏み台の代わりとして使用しないでください。
本体を全自動または半自動装置の固定連続動作モードで使用しないでください。
本体の使用者は作業の前に、本体の取扱い、母材から生じる危険、および吸引した物質の安全な廃棄についてよく知る必要があります。
本体を水中で使用することは許可されません。
本体の吸引口を人間および動物に向けてはなりません。
静電気帯電を防止するため、静電防止サクションホースを使用してください。
本体は、ホテル、学校、病院、工場、商店、事務所、およびテナントショップなどの業務用として最適です。
健康を損なう恐れのある母材(アスベストなど)の吸引は許可されません。
作業区域として、建設現場、工場、改修作業現場、改築および新築工事などが考えられます。
取扱説明書に記述されている使用、手入れ、保守に関する事項に留意してご使用ください。
負傷の可能性を防ぐため、必ず Hilti 純正のアクセサリーおよび先端工具を使用してください。
本体およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
考えられる誤った使用
- 産業用集じん機を横にした状態で作動させないでください。
- 産業用集じん機を、爆発危険のある物質、赤熱している、燃焼している、あるいはあるいは可燃性の物質や爆発力の大きい粉じん(マグネシウムとアルミニウムの粉じんなど)の吸引に使用してはなりません (木屑を除く)。
- 産業用集じん機を、可燃性の液体(ガソリン、溶剤、酸、冷却剤および潤滑剤など)の吸引に使用してはなりません。
- 健康を損なう危険のある物質(アスベストなど)に使用してはなりません。
本体標準セット構成品
乾湿兼用バキュームクリーナー(フィルターエレメントを含む)、サクションホース(ホースコネクター、ホーススリーブおよびテーパーアダプター一式を含む)、PE VC 20/40 プラスチックダストバッグ、取扱説明書。延長コードの使用
使用目的に応じて、十分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。そうしないと、本体の出力低下やコードの過熱が発生することがあります。延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。損傷した延長コードは交換してください。本体コンセントに電動工具を接続して VC 20/40 を使用する場合の推奨最低導体断面積および最大コード長:
VC 20/40 用に推奨する最低導体断面積および最大コード長:
必ずアース線付きの延長コードを使用してください。
導体断面積が 1.25 mm² および 2 mm² の延長コードは使用しないでください。
本体コンセントに電動工具を接続して VC 20/40 を使用する場合の推奨最低導体断面積および最大コード長:
導体断面積 |
1.5 mm² |
2.5 mm² |
3.5 mm² |
---|---|---|---|
電源電圧 110 V |
推奨できない |
25 m |
推奨できない |
電源電圧 220...240 V |
30 m |
50 m |
推奨できない |
導体断面積 |
1.5 mm² |
2.5 mm² |
3.5 mm² |
---|---|---|---|
電源電圧 110 V |
推奨できない |
推奨できない |
75 m |
電源電圧 220...240 V |
30 m |
50 m |
推奨できない |
屋外工事の場合の延長コード
屋外工事の場合には、認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。発電機または変圧器を使用する場合
当本体は下記の条件を満たした場合、発電機および変圧器で使用することができます:本体の銘板に記された出力の 2 倍以上の最大出力(ワット)があること、作動電圧が常に定格電圧の + 5 %...‑ 15 % であること、周波数が 50...60 Hz であること、決して 65 Hz を超えないこと、自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。他の電動工具を、同時に同じ変圧器、発電機で使用しないでください。他の工具をスイッチ オン/オフすることにより、電圧降下あるいは過電圧が発生し、本体に損傷を与えることがあります。
警告信号音
サクションホース内の空気速度が 20 m/s を下回る場合、安全上の理由から警告信号音が鳴ります。製品仕様
接続データ
定格電圧 |
100 V |
110 V |
110 V |
200 V |
定格電力 |
1200 W |
1200 W |
1100 W |
950 W |
電動工具用の本体内蔵コンセントの接続コード(取り付けられている場合) |
1600 W |
|||
電源(タイプ) |
VCTF 3 x 2.0 mm² |
A07 QQ‑F 3 / 12 AWG |
H07 BQ‑F 3G 1.5 mm² |
VCTF 3 x 2.0 mm² |
定格電圧 |
220...240 V |
220...240 V(CH) |
220...240 V(GB) |
240 V(NZ) |
定格電力 |
1200 W |
1200 W |
1200 W |
1200 W |
電動工具用の本体内蔵コンセントの接続コード(取り付けられている場合) |
2400 W |
1100 W |
1800 W |
1200 W |
電源(タイプ) |
H07 RN‑F 3G 1.5 mm² |
H07 RN‑F 3G 1.5 mm² |
H07 RN‑F 3G 1.5 mm² |
H07 RN‑F 3G 1.5 mm² |
空気流量データ
定格電力 |
950 W |
1100 W |
1200 W |
---|---|---|---|
最大体積流量(空気) |
55 l/s |
61 l/s |
61 l/s |
最大真空度 |
19500 Pa |
23000 Pa |
23000 Pa |
一般データ
VC 20-UM |
VC 40-UM |
|
---|---|---|
周波数 |
50 Hz …60 Hz |
50 Hz …60 Hz |
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠) |
12.9 kg |
14.6 kg |
寸法 |
505 mm x 380 mm x 500 mm |
505 mm x 380 mm x 610 mm |
電源コード |
7.5 m |
7.5 m |
コンテナ容量 |
21 ℓ |
36 ℓ |
有効集じん容量 |
23 kg |
40 kg |
有効吸水容量 |
13.5 ℓ |
25 ℓ |
サクションホース径(長さ:3.5 m) |
27 mm |
27 mm |
サクションホース径(長さ:5 m) |
36 mm |
36 mm |
動作温度 |
−10 ℃ …40 ℃ |
−10 ℃ …40 ℃ |
技術情報
保護クラス |
保護クラス I |
耐候性 |
IP X4 耐水性 |
騒音/振動について(EN 60335-2-69 に準拠)
サウンドプレッシャーレベル |
71 dB |
定格騒音レベルに対する不確実性 |
2.5 dB |
3 軸の振動値(振動ベクトル合計)、不確実性(K)を含む |
< 2.5 m/s² |
ご使用前に
ご使用前に
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- ダストコンテナおよびパッケージからアクセサリーを取り出します。
- 取扱説明書にしたがって適切なダストバッグを装着します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
- サクションヘッドが正しく取り付けられロックされていることを確認します。
- サクションホースを本体に接続します。
Vlies ダストバッグを装着する
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- 新しい Vlies ダストバッグを装着し、ダストバックをダストコンテナに取り付けます。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付けます。
- 2 個のロッククリップを閉じます。
- サクションヘッドが正しく取り付けられロックされていることを確認します。
- サクションホースを本体に接続します。
プラスチックダストバッグを装着する
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- 新品のプラスチックダストバッグを(取扱説明書の手順に従って)ダストコンテナに取り付けます。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
M クラス集じん機の使用
本体コンセントを使用しない運転
- 電源プラグを差し込む前に、本体スイッチが「OFF」位置になっていることを確認してください。
- 集じん機の電源コードをコンセントに差し込みます。
- 本体スイッチを「ON」位置に回します。
本体コンセントを使用した運転
- 集じん機の電源プラグをコンセントから抜きます。
- 接続する電動工具の最大消費電力が本体コンセントの許容最大電力(「製品仕様」の章および本体コンセントのラベルに記載)を超えないことを確認してください。
- 電動工具の電源プラグを差し込む前に、電動工具のスイッチがオフになっていることを確認してください。
- 電動工具の電源プラグを本体コンセントに差し込みます。
- 集じん機の電源コードをコンセントに差し込みます。
- 本体スイッチを「Auto」位置に回します。
- 電動工具のスイッチをオンにします。
乾燥した粉じんを吸引する
- フィルターエレメントは乾いていて、適切なダストバッグが装着されていることを確認してください。
Vlies ダストバッグを交換する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- ダストバッグスリーブのフラップを閉じます。
- 布でダストコンテナを清掃します。
- 新しい Vlies ダストバッグをダストコンテナに固定します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
プラスチックダストバッグを交換する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- プラスチックダストバッグを所定の穴の下のところでケーブルタイを使って閉じます。
- プラスチックダストバッグを取り出します。
- 布でダストコンテナを清掃します。
- 新品のプラスチックダストバッグを(取扱説明書の手順に従って)ダストコンテナに取り付けます。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
液体を吸引する
- ダストレベルモニターを点検します。
- できるだけ湿式用の専用フィルターエレメントを使用してください。
- 液体の吸引後に 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、フィルターエレメントを乾燥させることができるようにサクションヘッドを平らな床面に置きます。
- ダストコンテナを空にしてウォーターホースでダストコンテナを清掃します。電極をブラシで清掃し、予め乾燥させたフィルターエレメントを手で外して清掃します。
- ダストコンテナを乾燥させます。
ダストコンテナを空にする(乾燥した粉じんの場合)
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- ダストコンテナからダストバッグを取り出すか、あるいはリセスグリップを掴んでダストコンテナを傾けて空にします。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
ダストバッグなしのダストコンテナを空にする(液体の場合)
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- リセスグリップを掴んでダストコンテナを傾けて空にします。
- ダストコンテナの周縁部を布で清掃します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
手入れと保守
本体の手入れ
- 本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスが付着しないようにしてください。洗剤、磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでください。
- 通気溝が覆われた状態で集じん機を使用しないでください。通気溝を乾いたブラシを使用して慎重に掃除してください。本体内部に異物が入らないようにしてください。
- 定期的に、少し湿した布で本体表面を拭いてください。電気上の安全面に悪影響が出る可能性があるので、スプレーやスチームあるいは流水などによる清掃は避けてください。
ダストレベルモニターを点検する
- キャスターブレーキを操作して、集じん機を安定した状態に保ってください。
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- スイッチオフコンタクトが汚れていないか点検し、必要に応じてブラシで清掃します。
- サクションヘッドのシールが汚れていないか点検し、必要に応じて布で清掃します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
フィルターエレメントを交換する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- フィルターカバー用ロッククリップを開きます。
- フィルターカバーを開きます。
- ブラケットのリセスグリップからフィルターエレメントを慎重に取り出します。
- 布でシール面を清掃します。
- 新品のフィルターエレメントを取り付けます。
- カバーロックを前方に倒してフィルターカバーを閉じます。
- フィルターカバー用ロッククリップを閉じます。
手入れと保守を行った後の点検
- 手入れ、保守の作業を済ませた後は、集じん機が正しく組み立てられ、正常に作動することを点検してください。
- 機能テストを行ってください。
搬送および保管
搬送
ダストコンテナが満杯の状態で本体を持ち運ばないでください。本体をクレーンで吊り上げないでください。
- 必要に応じて、電力調整器と取り外し可能なアクセサリーをブラケットから取り外してください。
- 他の場所に持ち運ぶ前に本体を空にしてください。
- 液体を吸引した場合には、本体を傾けたり、あるいは本体を横にした状態で搬送しないでください。
- 本体を持ち運ぶ際には、テーパーアダプターを使用してホース両端を連結することができます。
保管上の注意事項
- 権限のない人による不正使用を防止して、集じん機を乾燥した場所にしまいます。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障かな?と思った時
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
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警告音が鳴る(吸引能力低下) |
ダストバッグが満杯 |
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フィルターエレメントの汚れが激しい |
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ホース、集じん機またはダストカバーが汚れている |
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ホース径設定の位置が正しくない |
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粉じんが本体から吹き出る。 |
フィルターエレメントが正しく取り付けられていない。 |
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フィルターエレメントの損傷。 |
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フィルターシールの損傷。 |
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本体が不意にオンおよびオフになる、または静電気が発生して作業者に流れる。 |
静電気の除去が保証されていない。本体をアース付きコンセントに接続する。 |
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本体が始動しない、または短時間作動した後にオフになる。 |
ウォーターレベルカットアウト機能が作動した。 |
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モーターが作動しない。 |
電源コンセントのヒューズが作動した。 |
|
コンテナが満杯。 |
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モーター温度ヒューズが作動した。 |
|
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通気溝が汚れているため、モーター温度ヒューズがモーターを再びオフにした。 |
|
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オートマチックモードでモーターが作動しない。 |
接続した工具の故障または正しく差し込まれていない。 |
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オートフィルターエレメントクリーニングが作動しない。 |
サクションホースが接続されていない。 |
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廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、使用済みの電気工具は一般ゴミとは別にして、環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
ノロ環境面について言えば、ノロを適切な前処理なしに、そのまま河川、湖水、下水施設などに流すのは問題となります。
- 地域で適用されている法規について当局に問い合わせてください。
- ノロを回収してください(例:産業用湿式バキュームクリーナーを使用)。
- ノロを固まらせた後に固形物として建設廃棄物処理場に運んで処理してください(綿毛を加えると固形化が早まる)。
- ノロから流れ出る水(アルカリ性、ph > 7)に酸性中和剤を加えるか、あるいは多量の水を加えて中性化させてから、下水に流してください。
- 回収した穿孔粉じんは各国の法規に従って廃棄してください。
中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、有害物質を記載した表を確認できます:qr.hilti.com/r4012。本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。