SR 6-22
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
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Hilti Li-Ion バッテリー |
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Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:ストローク数/分 |
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無負荷ストローク速度 |
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直流 |
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本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データレシプロソー SR 6-22 製品世代 02 製造番号
適合宣言
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
電動工具の一般安全注意事項
警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
- 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは、予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
- バッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。 火気あるいは 130 °C(265 °F)を超える高温は、爆発の原因となることがあります。
- 充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記載された温度範囲外で充電しないでください。 正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電により、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
- 損傷したバッテリーは決して手入れや保守を行わないでください。 バッテリーの保守作業はすべて、メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。
往復運動するソーブレードによる切断に関する安全上の注意
- 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接触する可能性がある場合は、電動工具を絶縁されたグリップ面で保持するようにしてください。 通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
- 工具はクランプ、あるいはその他の方法で安定した土台に確実に固定してください。 作業材料を手あるいは体で保持しようとすると不安定さが残り、コントロールを失う危険があります。
その他の安全上の注意
- 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 本製品あるいはアクセサリーには、決して加工や改造を加えないでください。
- 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、鉛、あるいは鉛ベースの塗料、レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
- 十分に換気された領域での作業
- 粉じんとの長時間の接触の回避
- 粉じんを顔や体から遠ざける
- 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する。
- 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
- 通気溝は常にふさがないようにしてください。通気溝が覆われることによる火傷の危険!
- 頻繁に休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、強い振動により指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
- ベルトフックを本製品に固定しないでください。
- 製品のランプ(LED)を直接のぞき込んだり、LED で他の人の顔を照射したりしないでください。眼がくらむ恐れがあります。
- 本製品の使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人は、アイシールド、ヘルメット、耳栓、保護手袋および防じんマスクを着用しなければなりません。
- 破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。個人用保護具と、常にアイシールドおよび保護手袋を着用してください。
- 先端工具の交換時には保護手袋を着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因となることがあります。
- 切断領域やソーブレード付近に手を出さないでください。片方の手で補助グリップまたはモーターハウジングを保持してください。両手でソーを保持すれば、ソーで手を負傷することはありません。
- 本製品は停止するまで置かないでください。
- 切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブレードは使用しないでください。そのようなソーブレードは、摩擦の増大、噛み込みあるいは反動の原因となります。
- 作業材料は安定した支持具に固定してください。切断する作業材料を手や足で支えないでください。
- 本製品の電源は必ず作業場で入れてください。
- 作業時には必ず本製品を身体から離すように操作してください。
- 作業材料の下側をつかまないでください。
- 特にパイプ直径が大きい場合には、適切な押し付け力と適度な切断速度で作業してください。これにより、本製品の過熱を防止することができます。
- 常に適切な長さのソーブレードを使用してください。ソーブレードは、ストロークの全行程において作業材料より突出していなければなりません。
- 未知の母材には決して切断を行わないでください。切断ラインの上面と下面から障害物を取り除いてください。
- ソーブレードが切断面に当たった時に、本製品に対して反力が作用することがあります。
- 腕は、反力を受け止めることのできる位置にしてください。
- 本製品のプロテクトシューを作業材料に押し当ててください。これにより、最適で安全な作業を保証することができます。
- ソーブレードは必ず側部をつかみ、決してソーブレードが身体のすぐ前にくることのないようにしてください。反動が生じるとソーが跳ね返ることがあります!
- ソーブレードが噛んだ場合あるいは作業を中断する場合は、ソーをオフにしてソーブレードが停止するまでソーを動かさないでください。ソーブレードが動いている間は、ソーを作業材料から離したり後方へ引いたりしないでください、そうしないと反動が発生する危険があります。
- 作業材料に挿入されているソーを再び作動させる場合は、ソーブレードをカットギャップの中央に配置し、歯が作業材料に引っかかっていないかチェックします。
- 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で切断を行う場合は特に注意してください。切断時に、押し込まれたソーブレードが隠れている対象物にブロックされ、跳ね返る可能性があります。
- 本製品を保管および搬送する際は、スイッチインターロックを作動させてください。
- ソーブレードの取扱いと保管に関するメーカーの指示に注意してください。
- 剥がし作業の場合には、作業側と反対の領域を保護してください。
- 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
- パイプを切断する場合には、本製品をパイプより上の位置に保持してください。
- 本製品は耐水仕様ではありません。水滴が本製品にかかると短絡の原因となることがあります。
- パイプを切断する場合は、パイプ内に水滴が残っていないことを確認してください。必要に応じてパイプを空にしてください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
製品の説明
製品概要
- 作業用照明(LED)
- チャック
- カットアダプターキャッチ
- 折りたたみ式吊り下げフック
- スイッチインターロック
- 無段変速スイッチ
- 後部グリップ
- アクセサリーの取り付用開口部
- バッテリー
- セイフティーアイ
- プロテクトシューのロック解除ボタン付きフロントエンドグリップ
- ソーブレードリリースレバー
- 吸入接続部(アクセサリー)
- プロテクトシュー
- ソーブレード
- バッテリーリリースボタン
- バッテリーステータス表示
- カットアダプター(アクセサリー)
正しい使用
本書で説明している製品はバッテリー式レシプロソーです。本製品は、木材、木製および金属製作業材料、ならびにプラスチックの切断に使用するものです。
本製品は両手操作用として設計されています。本製品には、必ず Hilti Nuron の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。最適な出力を得るため、Hilti は本製品に対して本取扱説明書の巻末の表に記載されているバッテリーをお勧めします。
これらのバッテリーには、必ず本取扱説明書の巻末の表に記載されているシリーズの Hilti の充電器を使用してください。
考えられる誤った使用
- レンガ、コンクリート、気泡コンクリート、天然石、タイルを切断しないでください。
- 本製品を、水滴が残っているパイプの切断に使用しないでください。
- 未知の母材には切断を行わないでください。
本体標準セット構成品
レシプロソー、取扱説明書、吊り下げフック。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
Li-Ion バッテリーのインジケーター
Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。充電状態およびエラーメッセージの表示
次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態 |
意味 |
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4 個の LED(4)が常時緑色で点灯 |
充電状態:100 %...71 % |
3 個の LED(3)が常時緑色で点灯 |
充電状態:70 %...51 % |
2 個の LED(2)が常時緑色で点灯 |
充電状態:50 %...26 % |
1 個の LED(1)が常時緑色で点灯 |
充電状態:25 %...10 % |
1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅 |
充電状態:< 10 % |
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅 |
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。 バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅 |
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。 製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。 メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が黄色で点灯 |
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅 |
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
バッテリーの状態に関する表示
バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。状態 |
意味 |
---|---|
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。 |
バッテリーは引き続き使用することができます。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。 |
バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。 |
接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。 接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
製品仕様
SR 6-22 |
|
---|---|
定格電圧 |
21.6 V |
EPTA Procedure 01 に準拠した重量(バッテリーなし) |
3.1 kg |
ストローク数 |
2,600/min |
ストローク長 |
32 mm |
ブレードホルダー |
0.5 in |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ … 70 ℃ |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
バッテリー重量 |
本取扱説明書の巻末を参照してください |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ … 40 ℃ |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ |
騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音について
SR 6-22 |
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---|---|
サウンドパワーレベル (LWA) |
94 dB(A) |
サウンドパワーレベルの不確実性 (KWA) |
3 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベル (LpA) |
83 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA) |
3 dB(A) |
排出振動値(WB 15 6 ソーブレードによるクリップボード切断) (ah,B) |
B 22‑55 |
13.0 m/s² |
不確実性(クリップボード切断) (K) |
1.5 m/s² |
|
排出振動値(WB 23 6 ソーブレードによる角材切断) (ah,WB) |
B 22‑55 |
18.3 m/s² |
不確実性(角材切断) (K) |
1.5 m/s² |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 製品からバッテリーを抜き取ります。
吊り下げフックを取り付ける
- 吊り下げフックを同梱のねじで固定します。
転倒防止装置
本製品の落下防止には、必ず Hilti の工具保持ロープ#2261971を使用してください。- 工具保持ロープは、図に示したように本製品のラグに固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
- 支持構造物にスナップフックを固定します。スナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
ソーブレードを装着する
- 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、グリスが薄く塗布されているか確認します。必要であれば、コネクションエンドの汚れを取り除き、グリスを薄く塗ってください。
- ロックレバーをストップ位置まで上方へずらし、その位置に保持します。
- ソーブレードを前からチャックに押し込みます。
- 指を放してロックレバーを元の位置にします。
- ソーブレードを引っ張り、きちんと噛み合っていることを確認します。
吸入接続部の取り付け(アクセサリー)
- プロテクトシューのロック解除ボタンを押します。
- プロテクトシューを引き出します。
- 吸入接続部をプロテクトシューキャッチに取り付けます。
- プロテクトシューのロック解除ボタンを押します。
- グリスを薄く塗布したプロテクトシューをガイドに完全に装着します。
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。切断
- ソーは所定のグリップで保持してください。
- プロテクトシュー付きのソーを作業材料に接触するまでガイドします。
- ソーを作業材料を介してガイドします。
- ソーを作業材料に押し付けると、ソーブレードが破断して負傷の原因となることがあります。
- ソーを作業材料に押し付けると、ソーブレードが破断して負傷の原因となることがあります。
ソーをガイドする
- スイッチインターロックを非作動にして、コントロールスイッチを押します。
- ソーを効率的にガイドするためのいくつかの方法を図に示しました。
- ソーを効率的にガイドするためのいくつかの方法を図に示しました。
- 切断作業を終了する場合は、コントロールスイッチから指を放します。
- スイッチインターロックを作動させます。
ソーブレードを取り外す
- ロックレバーをストップ位置まで上方へずらし、その位置に保持します。
- ソーブレードをブレードクランプから前方に引き出します。
- 指を放してロックレバーを元の位置にします。
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- チャックの外側を定期的に清掃して潤滑してください。これには、Hilti #314648 スプレーを使用してください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 - バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。 - 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
プロテクトシューを交換する
- ソーブレードを取り外します。
- プロテクトシューのロックを押します。
- プロテクトシューを引き出します。
- プロテクトシューのロックを押します。
- グリスを薄く塗布したプロテクトシューを希望の位置までガイドに装着します。
- プロテクトシューがロックしていることを確認します。
- ソーブレードを装着します。
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
すべての不具合において、バッテリーの充電状態および故障インジケーターを確認してください。 Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
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製品がフルパワーにならない。 |
コントロールスイッチが完全に押されていない |
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バッテリーが放電している |
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バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。 |
バッテリーのロックノッチが汚れている。 |
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製品が始動しない。 |
バッテリーが完全に装着されていない。 |
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バッテリーの故障。 |
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製品の損傷 |
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ソーブレードをチャックから取り出せない。 |
ロックレバーがストップ位置まで押されていない。 |
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チャックが切断切屑で塞がっている。 |
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廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
ご使用方法、技術、環境保護およびリサイクルに関するその他の情報については、 qr.hilti.com/manual/?id=2243124&id=2243126 のリンクをご確認ください。このリンクは、本書の巻末にも QR コードとして記載されています。