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AG 6D-22-125

オリジナル取扱説明書

取扱説明書について

本取扱説明書について

  • ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
  • 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
  • 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。

記号の説明

警告表示

警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
危険
危険
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
  • この表記は、身体の負傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。

取扱説明書の記号

この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:
Image alternative 取扱説明書に注意してください
Image alternative 本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
Image alternative リサイクル可能な部品の取扱い
Image alternative 電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません
Image alternative Hilti Li-Ion バッテリー
Image alternative Hilti 充電器

図中の記号

図中では以下の記号が使用されています:
Image alternative この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
Image alternative 付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。
Image alternative 概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。
Image alternative この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。

製品により異なる記号

製品に表示されている記号

製品には以下の記号が使用されている場合があります:
Image alternative アイシールドを着用する
Image alternative 常に両手で作業してください。
Image alternative 切断作業は、標準カバーなしでは行わないでください。
Image alternative 無負荷回転数
Image alternative 毎分回転数
Image alternative 毎分回転数
Image alternative 直径
Image alternative 本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。
Image alternative Li-Ionen バッテリー
Image alternative バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。
Image alternative バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。

製品情報

Image alternative 製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
  • 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
    製品データ
    バッテリー式アングルグラインダー
    AG 6D-22-125
    製品世代
    01
    製造番号

適合宣言

Image alternative
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE

安全

電動工具の一般安全注意事項

Image alternative 警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
  • 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
  • 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
  • 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
  • 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
  • パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
  • 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
  • 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
  • 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
  • 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
作業者に関する安全
  • 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
  • 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
  • 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
  • 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
  • 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
  • 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
  • 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
  • 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具の使用および取扱い
  • 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
  • スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
  • 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
  • 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
  • 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
  • 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
  • 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
  • グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
バッテリー工具の使用および取扱い
  • バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
  • 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
  • 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
  • 正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
  • 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは、予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
  • バッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。 火気あるいは 130 °C(265 °F)を超える高温は、爆発の原因となることがあります。
  • 充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記載された温度範囲外で充電しないでください。 正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電により、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
サービス
  • 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
  • 損傷したバッテリーは決して手入れや保守を行わないでください。 バッテリーの保守作業はすべて、メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。

すべての作業に関する安全上の注意

研磨、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用した作業、および切断研磨に共通する安全上の注意:
  • この電動工具は、グラインダー、紙やすりグラインダー、ワイアブラシ、ホールカッターおよびフリクションソーとして使用することができます。本体に関するすべての安全上の注意、注意事項、図、データに注意してください。 以下の注意事項を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の発生する危険があります。
  • この電動工具は、ポリッシングに使用してはなりません。 電動工具を所定の用途以外に使用すると危険な状況をまねき、負傷の原因となることがあります。
  • この電動工具は、工具メーカーの設計・仕様とは異なる作動をするように改造しないでください。 そのような改造は、電動工具を制御できなくなり重傷事故が発生する原因となることがあります。
  • 本電動工具用としてメーカーにより専用に開発され、使用を許可されたものではないアクセサリーは使用しないでください。 お使いの電動工具にアクセサリーを固定できるというだけでは安全な使用は保証されません。
  • 先端工具の許容回転数は、電動工具に記載された最高回転数よりも高くなければなりません。 許容回転数よりも速く回転するアクセサリーは、破損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
  • 先端工具の外径と厚さは、お使いの電動工具の仕様に対応するものでなければなりません。 間違ったサイズの先端工具は十分に保護または制御できません。
  • ネジ式インサート付きの先端工具は、研磨スピンドルのネジに厳密に適合したものでなければなりません。フランジにより取り付ける先端工具の場合は、先端工具の穴の直径がフランジの取付け部直径に適合している必要があります。 電動工具に確実に固定されていない先端工具は、回転が不安定になり、非常に激しい振動を起こして制御不能に陥る恐れがあります。
  • 損傷した先端工具は使用しないでください。先端工具を使用する前に毎回、研磨ディスクに欠損や亀裂がないか、バッキングパッドに亀裂、摩耗、激しい損耗がないか、ワイアブラシに緩みや折れたワイアがないかをチェックしてください。電動工具または先端工具を落とした場合は、損傷がないかを点検し、損傷のない先端工具を使用してください。先端工具の点検および取り付け後は、作業者やその他の人員が先端工具の回転エリアに入らないようにして、本体を最高回転数で 1 分間作動させてください。 先端工具に損傷がある場合は、たいていこのテスト時間内に先端工具が折れます。
  • 個人保護用具を着用してください。使用状況に応じて、フルフェースガード、アイシールドあるいは保護メガネを着用してください。有効な場合は、防じんマスク、耳栓、保護手袋、作業材料の細かな剥離片や破片から身体を保護する特殊エプロンを着用してください。 さまざまな使用状況において異物の飛散が生じます。飛散する異物から目を保護してください。防じんマスクは、作業時に発生する粉じんを捕集するものでなくてはなりません。長時間大きな騒音にさらされていると、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
  • 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけてください。関係者は全員、作業場で個人保護用具を着用しなければなりません。 作業材料や折れた先端工具の破片が飛散して、作業場外の人も負傷する危険があります。
  • 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接触する可能性がある場合は、必ず絶縁されたグリップ面で電動工具を保持するようにしてください。 通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
  • 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置いてください。 電動工具を置いたときに先端工具が回転していると、電動工具が制御不能に陥る恐れがあります。
  • 電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作動させないでください。 回転する先端工具に衣服が接触すると、衣服が巻き込まれて先端工具が身体に食い込む危険があります。
  • 電動工具の通気溝は定期的に清掃してください。 モーターブロワーが埃をハウジング内に引き込んで金属粉じんが大量に堆積すると、電気的な危険が発生する恐れがあります。
  • 可燃物の近くで電動工具を使用しないでください。 可燃物に火花が飛んで燃える可能性があります。
  • 冷却液が必要な先端工具は使用しないでください。 水やその他の冷却液を使用すると、感電が発生する可能性があります。
反動とそれに対する安全上の注意反動は、研磨ディスク、バッキングパッド、ワイアブラシなどの回転している先端工具が噛んだりブロックされたりしたことに起因する突発的な反応です。先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転している先端工具が突然停止します。これにより電動工具は、ブロックが生じた位置において制御されることなく先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ研磨ディスクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、ブロックされた箇所でのディスクの回転方向により、研磨ディスクが作業者の方向やその逆方向に動きます。この場合研磨ディスクが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な予防措置を取ることで防止することができます。
  • 電動工具は両手でしっかりと支え、反力を受け止めることができるように身体と腕を構えます。高速作動時の反力や反発モーメントを最大限制御できるように、常に補助グリップ(装備されている場合)を使用してください。 作業者は適切な安全処置を施すことにより反動を防止することができます。
  • 手を回転する先端工具から遠ざけてください。 反動で先端工具が手に向かって動く可能性があります。
  • 反動が生じた際に電動工具が動く領域から身体を遠ざけてください。 電動工具は、ブロックされた箇所において反動により研磨ディスクの動きと反対方向に動きます。
  • 特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業してください。先端工具が作業材料から跳ね返ったり、噛んだりしないようにしてください。 回転中の先端工具は、角部や鋭い縁部で、あるいはバウンドしたときに噛みやすくなります。その場合、制御不能に陥ったり反動が生じたりします。
  • チェーンソーブレードや歯の付いたソーブレード、スロットが 10 mm 以上のセグメント付きダイヤモンドディスクは使用しないでください。 この種の先端工具を使用すると、頻繁に反動が生じたり電動工具が制御不能になったりします。
研磨および切断研磨に特定の安全上の注意:
  • お使いの電動工具に許可されたグラインダー本体と、そのグラインダー本体専用の保護カバーのみを使用してください。 お使いの電動工具用ではないグラインダー本体は、絶縁が十分でないことがあり安全ではありません。
  • フック状の研磨ディスクは、研磨面が保護カバー端部の高さより突出しないように取り付ける必要があります。 誤まって保護カバー端部の高さより突出して取り付けられた研磨ディスクは十分に保護できません。
  • 保護カバーは確実に電動工具に取り付けられていて、最大限の安全性を確保するために、グラインダー本体の最も小さい部品を作業者が確認できるように調整されていなければなりません。 保護カバーは、作業者を破片、誤ってグラインダー本体と接触すること、あるいは衣服に着火する可能性のある火花から保護します。
  • グラインダー本体は必ず許可された用途にのみ使用してください。例:カッティングディスクのサイド面で研磨しないでください。 カッティングディスクは、ディスクの縁部で材料を切断するように規定されています。このグラインダー本体へ横方向の力を加えると、折損する可能性があります。
  • テンションフランジは、必ずサイズと形状が選択した研磨ディスクに合った損傷していないものを使用してください。 適切なフランジは研磨ディスクをしっかり支え、ディスク破損の危険を抑えます。カッティングディスク用のフランジは他の研磨ディスク用のフランジと異なることがあります。
  • 大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しないでください。 大型電動工具の研磨ディスクは小型電動工具の高回転数には適合せず、破損の恐れがあります。
  • 2 通りに使用できるグラインダー本体を使用している場合は、必ずそれぞれの使用目的に合った所定の保護カバーを使用してください。 正しくない保護カバーを使用すると保護機能が十分ではなく、重傷事故の原因となることがあります。
切断研磨に特定のその他の安全上の注意:
  • カッティングディスクがブロックされたり、押し付けが強くなりすぎないようにしてください。過度に深い切断は行わないでください。 カッティングディスクに過度な負荷がかかると、応力が強くなってディスクが曲がったりブロックされやすくなるため、反動やディスク破損が生じる可能性が高くなります。
  • 回転中のカッティングディスクの前後領域から身体を離してください。 カッティングディスクを作業材料から離す場合、回転するディスクにより反力を受けた電動工具が直接作業者に向かって跳ね返る危険があります。
  • カッティングディスクが噛んだ場合や作業を中断する場合は、本体の電源をオフにして、ディスクが完全に停止するまで本体を保持してください。まだ回転しているカッティングディスクを切断箇所から取り出そうとしないでください。反動が生じる原因となります。 ディスクが噛む場合は、その原因を突き止めて適切な処置を施してください。
  • 電動工具が作業材料内にある間は電動工具のスイッチを再びオンにしないでください。カッティングディスクが最高回転数に達してから、切断を慎重に再開してください。 この手順を守らないと、ディスクが引っかかって作業材料から飛び出たり、反動が生じることがあります。
  • 噛んだカッティングディスクによる反動の危険を最小限に抑えるために、プレートや大型の作業材料にはサポートを施してください。 大型の作業材料はそれ自身の重みでたわむことがあります。作業材料はディスクの両側、つまり切断箇所付近と縁部で支える必要があります。
  • 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で「プランジカット」を行う場合は特に注意してください。 押し込んだカッティングディスクはガス管、水道管、電気配線、その他の対象物に食い込んで反動を引き起こすことがあります。
  • 曲線状に切断しようと試みないでください。 カッティングディスクに過度な負荷がかかると、応力が強くなってディスクが曲がったりブロックされやすくなるため、反動やディスク破損が生じる可能性が高くなり、重傷事故の原因となることがあります。
紙やすり研磨に特定の安全上の注意:
  • 必ず適切なサイズの紙やすりを使用してください。紙やすりサイズに関するメーカー指示に従ってください。 バッキングパッドから大きくはみ出た紙やすりは、負傷の原因となったり、動作停止、紙やすりの破れ、または反動を引き起こすことがあります。
ワイアブラシを使用した作業に特定の安全上の注意:
  • ワイアブラシは通常の使用においてもワイア部分が擦り減ることに注意してください。強く押し過ぎてワイアに過度な負荷をかけないでください。 飛散するワイア片は薄手の衣服を突き抜けて皮膚まで達することがあります。
  • 保護カバーの使用が指定されている場合には、保護カバーとワイアブラシが接触しないように注意してください。 ディスク型およびポット型ブラシの場合、押し付け力と遠心力でその直径が拡大することがあります。

バッテリーの慎重な取扱いおよび使用

  • Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
  • バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
  • 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
  • バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
  • バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
  • ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
  • リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
  • バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
  • バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
  • バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
  • バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
  • 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
  • バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
  • バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
    Li-Ion バッテリーの搬送、保管および使用に適用される特別の規則を遵守してください。
    本取扱説明書巻末の QR コードをスキャンして、Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項をお読みください。

その他の安全上の注意

作業者に関する安全
  • 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
  • 本製品あるいはアクセサリーには、決して加工や改造を加えないでください。
  • 耳栓を着用してください。騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
  • 本製品は、常に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
  • 本製品に集じん装置を取り付けないで作業をする場合、作業される方は防じんマスクを着用しなければなりません。
  • 頻繁に休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、強い振動により指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
  • 回転部分には手を触れないでください。本製品の電源は必ず作業場で入れてください。回転部分、特に回転している先端工具は負傷の原因となります。
  • 本製品は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。本製品は子供の手が届かないところに保管してください。
  • 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、 鉛、あるいは鉛ベースの塗料、 レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、 樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、 アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
  • 十分に換気された領域での作業
  • 粉じんとの長時間の接触の回避
  • 粉じんを顔や体から遠ざける
  • 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する。
  • 本製品の使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人々は、適切なアイシールド、保護ヘルメット、耳栓を着用しなければなりません。
  • 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、バッテリーおよび取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
  • 通気溝は常にふさがないようにしてください。通気溝が覆われることによる火傷の危険!
  • 本製品は、作業位置に運んでからスイッチを入れるようにしてください。
  • 本製品は完全に停止するまで置かないでください。
  • 先端工具の交換時には保護手袋を着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因となることがあります。
  • 本製品が作動限界の超過あるいはバッテリーが空であることを検知すると、先端工具がモーターにより制動されなくなることがあります。
電動工具の慎重な取扱いおよび使用
  • 研磨ディスクの保管および取り扱いはメーカーの指示に従い、細心の注意を払って行ってください。
  • 本製品は決して保護カバーを取り付けずに使用しないでください。
  • 作業材料を固定します。作業材料を締め付ける時は、クランプあるいは万力を使用してください。この方が手で押さえるよりも確実であり、また本製品の操作に両手を自由に使うことができます。
  • 耳栓を着用してください。薄いシートメタルや表面積が大きいその他の振動しやすい構造物を研磨すると、所定の騒音排出値よりもはるかに高い騒音が排出される可能性があります。そのような作業材料は、厚くて柔軟性のある遮音マットを取り付けるなどの適切な処置により、可能な限り騒音の排出を防止する必要があります。
  • 切断研磨ディスクを粗削り研磨に使用しないでください。
  • 先端工具とフランジをしっかりと締め付けてください。先端工具またはフランジがしっかりと締め付けられていないと、スイッチオフの後、制動の際に先端工具が本体モーターによりスピンドルから外れる危険があります。
  • ベルトフックを本製品に固定しないでください。
電気に関する安全注意事項
  • 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
  • 導電性のある母材に対する作業を頻繁に行う場合は、定期的に Hilti サービスセンターに本製品の点検を依頼してください。本体表面に埃(特に導電性のある物質の埃)、あるいは泥や水分が付くと、好ましくない条件下においては感電の原因となることがあります。
作業場の安全確保
  • 剥がし作業の場合には、作業側と反対の領域を保護してください。剥がれた部分が脱落、落下して他の人を傷つける危険があります。
  • 支持壁やその他の構造物への切込み、特に鉄筋または鉄骨梁の除去は静力学に影響を及ぼします。作業を開始する前に、担当の静力学専門家や建築家、あるいは現場管理責任者に問い合わせてください。
保護カバーの使用に関する追加の注意事項以下のリスクを回避するため、常に適切な保護カバーを使用してください。「ディスクと装備の組合せ」の章を参照してください。
  • 正面研磨にフロントカバー付きの標準保護カバーを使用すると、保護カバーが作業材料に接触し、それにより本製品を制御できなくなることがあります。
  • 許容最大太さより太いワイアブラシを使用すると、ワイアが保護カバーにからまって破断することがあります。
  • アブレーシブカッティングディスクによる金属の切断研磨に標準保護カバーを使用すると、火花や微粒子発生、またディスクの破損の際にはディスクの破片が飛散するリスクが高くなります。
  • コンクリートあるいは石材の切断および研磨にフロントカバーとともにあるいはフロントカバーなしで標準保護カバーを使用すると、粉じんの発生が激しくなり、本製品を制御できなくなり、反動が発生するリスクが高くなります。

製品の説明

製品概要

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  1. カバーリリースボタン
  2. スピンドルロックボタン
  3. ロック可能な ON/OFF スイッチ
  4. バッテリーステータス表示
  5. バッテリーリリースボタン
  6. バッテリー
  7. スパーク保護プレート
  8. 通気溝
  9. Sens‑Tech 機能センサー面付きメインハンドル
  10. サイドハンドル
  11. グリップ用ねじ込みブッシュ
  12. フロントカバー付き標準保護カバー
  13. O リング付きテンションフランジ
  14. 切断研磨ディスク/粗削り研磨ディスク
  15. クランピングナット
  16. Kwik lock クイッククランピングナット(オプション)
  17. テンションレンチ

正しい使用

本書で説明している製品は、手持ち式の充電式アングルグラインダーです。この工具は、金属および鉱物母材の切断研磨と粗削り研磨、ブラッシング、紙やすり研磨およびタイル穴あけ用の乾式アングルグラインダーです。

  • 鉱物母材の切断研磨、切込みおよび粗削り研磨は、必ず適切な保護カバーを使用して行ってください。
  • コンクリートあるいは石材などの鉱物母材に対する作業には、適切な Hilti 集じん機に合わせて調整された集じんカバーを使用してください。
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  • 本製品には、必ず Hilti Nuron の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。最適な出力を得るため、Hilti は本製品に対してこの表に記載されているバッテリーをお勧めします。

  • これらのバッテリーには、必ずこの表に記載されているシリーズの Hilti の充電器を使用してください。

本体標準セット構成品

アングルグラインダー、サイドハンドル、標準保護カバー、フロントカバー、テンションフランジ、クランピングナット、テンションレンチ、取扱説明書。
その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。

3D Active Torque Control ( 3DATC )

本製品は 3D Active Torque Control (3DATC) を装備しています。
本製品は、作動中に突然の予期しない動きを検知すると、直ちに自動的に停止します。
3DATC が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。

SensTech 機能

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本製品は Hilti SensTech 機能を備えています。(1) および (2) の領域には、作業者の手が製品本体と接触しているかどうかを検出する近接センサーがあります。作業者はハンドルを完全にしっかりと握り、少なくとも 1 つのセンサー領域が覆われていることを確認する必要があります。製品本体から手を離したり、センサー領域を手で覆わなかった場合、本製品をオンにすることはできず、また動作中の場合は自動的にオフになります。
Hilti SensTech 機能は電気容量に基づいたシステムであり、本製品の安全な取り扱いやこの取扱説明書の安全上の注意に代わるものではありません。ご使用前に、グリップ面に液体、汚れ、その他の導電性または容量性の物質(金属切り屑)が付着していないことを確認してください。これらの導電性の物質は、SensTech 機能に影響を及ぼすか、あるいは機能を無効にする可能性があります。
SensTech 機能が作動した場合には、本製品をオフにしてから再度オンにしてください。

モーター保護機能

モーター保護機能は消費電流とモーターの過熱をモニターして、本製品を加熱から保護します。
接触圧が高すぎてモーターが過負荷になると、製品の出力が著しく低下するか、製品が動作を停止することがあります。
過負荷により停止または回転数の低下が発生した場合は、製品を負荷から解放して約 30 秒間無負荷回転数で作動させてください。

内蔵ブレーキ

内蔵ブレーキにより、先端工具の停止までの所要時間が短縮されます。
この機能は、本製品に電流が供給されている場合に限り有効です。
制動時間は選択した先端工具により異なります。

フロントカバー

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以下に挙げる用途では、標準保護カバー付きのフロントカバーを使用してください:
  • ストレート粗削り研磨ディスクを使用しての粗削り研磨
  • 切断研磨ディスクを使用しての切断研磨

切断用ダストカバー DC-EX 125/5"C コンパクトカバー(アクセサリー)

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鉱物母材および以下の作業の際には、DC-EX 125/5"C コンパクトカバーを使用してください:
  • ダイヤモンド切断研磨ディスクを使用しての切断研磨
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。

DG-EX 125/5" 研磨用ダストカバー(アクセサリー)

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研磨システムは、ダイヤモンドカップホイールを使用しての鉱物母材のあまり頻繁ではない研磨にのみ適しています。
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。

ダストカバー(切断)DC-EX 125/5"M(アクセサリー)

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鉱物母材の切断研磨および切り込み作業は、必ずダストカバーを使用して行ってください。
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。

Li-Ion バッテリーのインジケーター

Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。

充電状態およびエラーメッセージの表示

次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。
警告
負傷の危険 バッテリーの落下!
  • バッテリーを装着した状態でリリースボタンを押した後には、バッテリーを確実に正しく使用する製品に再ロックするようにしてください。
充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態
意味
4 個の LED(4)が常時緑色で点灯
充電状態:100 %...71 %
3 個の LED(3)が常時緑色で点灯
充電状態:70 %...51 %
2 個の LED(2)が常時緑色で点灯
充電状態:50 %...26 %
1 個の LED(1)が常時緑色で点灯
充電状態:25 %...10 %
1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅
充電状態:< 10 %
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。
バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。
製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。
メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が黄色で点灯
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。
1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。

バッテリーの状態に関する表示

バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。
状態
意味
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。
バッテリーは引き続き使用することができます。
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。
バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。
接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。
接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。

適切なダイヤモンド切り込みディスクの形状

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ダイヤモンド切り込みディスクの形状は以下の条件を満たしていなければなりません。
製品仕様
セグメント間のスリット幅 (G)
≤ 10 mm
切断角度
ネガティブ

消耗品

使用できるのは、最大 Ø 125 mm(5″)用の、回転数 11000 min-1 以上で 80 m/s のカット速度に対応した繊維強化合成樹脂ディスクのみです。
最大粗削り研磨ディスク厚さは 8 mm、最大切断研磨ディスク厚さは 3 mm です。
注意!切断研磨ディスクによる切断および切込みの際には、必ずフロントカバーを追加した標準保護カバー、あるいは完全に閉じたダストカバーを使用してください。
先端工具

用途
略号
母材
最大厚さ
最大直径
アブレーシブ切断研磨ディスク
切断研磨、切込み
AC-D
金属
2.5 mm
125 mm
ダイヤモンド切断研磨ディスク
切断研磨、切込み
DC-TP, DC-D
(SPX, SP, P)
鉱物
3 mm
125 mm
アブレーシブ粗削り研磨ディスク
粗削り研磨
AG-D, AF-D, AN-D
金属
6.4 mm
125 mm
ダイヤモンド粗削り研磨ディスク
粗削り研磨
DG-CW
(SPX, SP, P)
鉱物

125 mm
カップワイアブラシ
ディスクブラシ
ワイアブラシ
3CS, 4CS
3SS, 4SS
金属

27 mm
75 mm
125 mm
ダイヤモンドコアビット
タイル穴あけ
DD-M14
鉱物

125 mm
ファイバーディスク
粗削り研磨
AP-D
金属

125 mm
ディスクと装備の組合せ
項目
装備
AC-D
AP-D
AG-D
AF-D
AN-D
DG-CW
(SPX⁄SP⁄P)
DC-TP
DC-D
(SPX⁄SP⁄P)
3CS⁄4CS
3SS⁄4SS
DD-M14
A
保護カバー
(標準)






B
フロントカバー
(A との組合せ)






C
研磨用ダストカバー
DG-EX 125/5"






D
切断用ダストカバー
DC-EX 125/5"C
(A との組合せ)






E
切込み用ダストカバー
DC-EX 125/5"M






F
DC-EX SL アダプター
(E との組合せ)






G
サイドハンドル
(標準)






H
DCBG 125 弓型ハンドル(G に対するオプション)






I
クランピングナット
(標準)






J
テンションフランジ
(標準)






K
Kwik lock
(I に対するオプション)






L
クランピングナット
(ファイバーディスク)






M
サポートパッド
(ファイバーディスク)






製品仕様

製品特性

EPTA Procedure 01 に準拠した重量(バッテリーなし)
2.0 kg
定格電圧
21.6 V
定格回転数
8,500/min
最大ディスク直径
125 mm
駆動スピンドルネジ
M14
スピンドルの長さ
22 mm
最大コアビット直径
125 mm
作動時の周囲温度
−17 ℃ … 60 ℃
保管温度
−20 ℃ … 70 ℃

バッテリー

バッテリー作動電圧
21.6 V
バッテリー重量
「正しい使用」の章を参照
作動時の周囲温度
−17 ℃ … 60 ℃
保管温度
−20 ℃ … 40 ℃
充電開始時のバッテリー温度
−10 ℃ … 45 ℃

騒音および振動値について(62841-2-3:2021 準拠)

本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。
記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、電動工具のスイッチをオフにしている時間や、電動工具が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
薄いシートメタルや表面積が大きいその他の振動しやすい構造物を研磨すると、所定の騒音排出値を上回る大きな騒音が排出される可能性があります。そのような作業で発生する騒音は、厚くて柔軟性のある遮音マットを取り付けるなどの処置により低減することができます。騒音暴露のリスクを評価し、適切な聴覚保護具を選択するには、これらの増加した値を常に考慮してください。
騒音について

AG 6D-22-125
サウンドプレッシャーレベル (LpA)
83 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA)
3 dB(A)
サウンドパワーレベル (LWA)
94 dB(A)
サウンドパワーレベルの不確実性 (KWA)
3 dB(A)
振動について切断などの他の用途に使用した場合には、振動値がここに記載した値から変化する可能性があります。

AG 6D-22-125
振動低減ハンドルを使用しての表面研磨 (ah,AG)
B 22‑55
4.2 m/s²
B 22‑255
6.4 m/s²
振動低減ハンドルを使用しての紙やすり研磨 (ah,DS)
B 22‑55
2.7 m/s²
B 22‑255
3.7 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²

作業準備

警告
負傷の危険 意図しない始動!
  • バッテリーを装着する前に、バッテリーを装着する製品のスイッチがオフになっていることを確認してください。
  • 本体の設定、またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。

バッテリーを充電する

  1. 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
  2. バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
  3. バッテリーは許可された充電器で充電してください。

バッテリーを装着する

警告
負傷の危険 短絡あるいはバッテリーの落下!
  • バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してください。
  • バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
  1. はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
  2. ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
  3. バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。

バッテリーを取り外す

  1. バッテリーのリリースボタンを押します。
  2. 製品からバッテリーを抜き取ります。

Hilti 落下暴発防止装置を取り付ける(オプション)

本製品を使用しての高所での作業の際は、各国の定めるガイドラインを必ず守ってください。
落下暴発防止装置の取扱説明書に注意してください。
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  1. 落下暴発防止装置の両方のラグを、正確にスパーク保護プレートに合わせてください。
  2. 落下暴発防止装置は、付属のネジを使用してスパーク保護プレートの所定の穴に固定してください。
  3. バッテリーを装着します。

転倒防止装置

警告
負傷の危険 る先端工具および/あるいはアクセサリーの落下!
  • 必ずご使用の製品用に推奨されている Hilti の工具保持ロープを使用してください。
  • 使用の前に毎回、工具保持ロープの固定ポイントに損傷がないか点検してください。
Hilti 工具保持ロープの取扱説明書の記載に注意してください。
本製品の落下防止には、必ず Hilti の落下暴発防止装置および Hilti の工具保持ロープ #2261970を組み合わせて使用してください。
  • 落下暴発防止装置は、「Hilti 落下暴発防止装置を取り付ける」の章の説明にしたがって固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
  • 工具保持ロープのスナップフックを落下暴発防止装置に固定し、第 2 のスナップフックを支持構造物に固定します。両方のスナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
    Hilti 落下暴発防止装置および Hilti 工具保持ロープの取扱説明書の記載に注意してください。

サイドハンドルを取り付ける

  • サイドハンドルをいずれかのねじ込みブッシュにねじ込みます。

先保護カバーを取り付ける/取り外す

注意
負傷の危険。 先端工具は熱くなっていたり、エッジが鋭くなっている場合があります。
  • 取付け、取外し、調整作業および不具合の除去の際には保護手袋を着用してください。
  • 当該の保護カバーの取付け説明書に従ってください。

保護カバー(標準)を取り付ける

保護カバーのコーディングにより、製品に対応した適切な保護カバーしか取り付けることができないようになっています。保護カバーは、コーディングカムとともに本製品のカバーホルダー内を動きます。
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  1. 保護カバーと本製品の三角形のマークが互いに向かい合うように、保護カバーをスピンドルカラーに乗せます。
  2. 保護カバーをスピンドルカラーに押し付けます。
  3. カバーリリースボタンを押して、保護カバーを希望の方向にロックされるまで回します。
    • カバーリリースボタンが元の位置に戻ります。

保護カバー(標準)を調整する

  • カバーリリースボタンを押して、保護カバーを希望の方向にロックされるまで回します。

保護カバー(標準)を取り外す

  1. カバーリリースボタンを押し続け、保護カバーと本製品の三角形のマークが互いに向かい合うようになるまで保護カバーを回します。
  2. 保護カバーを取り外します。

フロントカバーを取り付ける/取り外す

フロントカバーは標準保護カバーに差し込む必要があります。
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  1. フロントカバーの閉じた側を上に向けて、標準保護カバーに取り付けてください。
    • ロック音が聞こえなければなりません。
  2. 取り外すには、フロントカバーのロックを開きます。
  3. 標準保護カバーからフロントカバーを取り外します。

先端工具を取り付ける/取り外す

注意
負傷の危険。 先端工具は熱くなることがあります。
  • 先端工具を交換する際には保護手袋を着用してください。
切断性能または研磨性能が明らかに低下したなら、ダイヤモンドディスクは直ちに交換する必要があります。一般的に、ダイヤモンドセグメントの高さが 2 mm 未満になったらダイヤモンドディスクを交換する必要があります。
その他のタイプのディスクは、切断性能が明らかに低下した場合、あるいは作業中にアングルグラインダーの部品(ディスクを除く)が作業対象と接触した場合には直ちに交換する必要があります。
アブレーシブディスクは有効期限が切れたなら交換する必要があります。

先端工具を取り付ける

警告
負傷の危険。 本体モーターの制動時に先端工具が外れることがあります。
  • 先端工具あるいはクランピングナットを掴むのは、先端工具が停止するまでお待ちください。
  • 先端工具とテンションフランジはクランピングナットを使用して締め付け、本体モーターの制動時にスピンドルから外れる部品がないようにしてください。
Image alternative
  1. テンションフランジとクランピングナットを清掃してください。
  2. テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください。
    • O リングがない場合、あるいは損傷している場合は、新しい O リングを取り付けてください。
  3. テンションフランジを、緩みなく、回転しないようにスピンドルに取り付けます。
  4. 先端工具を取り付けます。
  5. 九ランピングナットをスピンドルカラーに取り付けます。
  6. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  7. テンションレンチでクランピングナットを締め付けます。

先端工具を取り外す

警告
破損および故障の危険。 スピンドルが回転しているときにスピンドルロックボタンを押すと、先端工具が外れることがあります。
  • スピンドルロックボタンは必ずスピンドルが停止している状態で押してください。
  1. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  2. テンションレンチを取り付けて、反時計方向に回してクランピングナットを緩めます。
  3. スピンドルロックボタンから指を放して、先端工具を取り外します。

Kwik lock を取り付ける

警告
破損の危険。 Kwik lock クイッククランピングナットは過度の摩耗により破損することがあります。
  • 作業の際には Kwik lock クイッククランピングナットが母材と接触しないように注意してください。
  • 損傷した Kwik lock クイッククランピングナットは使用しないでください。
クランピングナットの代わりに、オプションの Kwik lock クイッククランピングナットを使用することができます。これにより、追加の工具を使わないで先端工具を交換できます。
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  1. テンションフランジとクランピングナットを清掃してください。
  2. テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください。
    • O リングがない場合、あるいは損傷している場合は、新しい O リングを取り付けてください。
  3. テンションフランジを、緩みなく、回転しないようにスピンドルに取り付けます。
  4. 先端工具を取り付けます。
  5. Kwik lock クイッククランピングナットをねじ込み、先端工具の上にのっている状態にします。
    • ねじ込んだ状態で Kwik lock の文字を確認できます。
  6. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  7. Kwik lock クイッククランピングナットが確実に締め付けられるまで、先端工具を手で時計方向に強く回します。
  8. スピンドルロックボタンから指を放します。

Kwik lock を取り外す

Kwik lock クイッククランピングナットを手で緩めることができない場合は、テンションレンチをクイッククランピングナットに取り付けて、テンションレンチを反時計方向に回します。
決してパイプレンチを使用しないでください。正しくない工具を使用すると、Kwik lock クイッククランピングナットを損傷することがあります。
  1. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  2. Kwik lock クイッククランピングナットを緩めるには、手で反時計方向に回します。
  3. スピンドルロックボタンから指を放して、先端工具を取り外します。

コアビットを取り付ける

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  1. サイドハンドルを取り付けます。
  2. 標準保護カバーを取り付けます。
  3. コアビットを取り付けて、手で締め付けます。
  4. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  5. 適切なオープンエンドレンチを使用してコアビットを締め付けます。
  6. 続いてスピンドルロックボタンから指を放してテンションレンチを取り外します。

ワイアブラシを取り付ける

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  1. サイドハンドルを取り付けます。
  2. 標準保護カバーを取り付けます。
  3. ワイアブラシを取り付けて、手で締め付けます。
  4. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  5. 適切なオープンエンドレンチを使用してワイアブラシを締め付けます。

ファイバーディスクを取り付ける

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  1. サイドハンドルを取り付けます。
  2. 標準保護カバーを取り付けます。
  3. サポートパッドとファイバーディスクを取り付けて、クランピングナットを締め付けます。
  4. スピンドルロックボタンを押し続けます。
  5. テンションレンチでクランピングナットを締め付けます。

ご使用方法

本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
注意
容量性物質に起因する負傷の危険! 容量性物質は Sens-Tech 機能に影響を与える可能性があります。その場合、ハンドルから手を放しても製品がオフになりません。
  • 製品を置く前に、必ず ON / OFF スイッチにより製品をオフにしてください。
  • センサー表面は清潔で乾燥した状態を維持してください。
  • 他の容量性物質からは十分な間隔(約 10 mm)を保ってください。
  • 常に注意を払い、すべての安全上の注意に従ってください。

スイッチをオンにする/オフにする

スイッチオン
本製品を所定の位置で保持していることを確認してください。メインハンドルが完全に握り込まれていない、あるいはメインハンドルから手を離すと、本製品は自動的に停止します。
Sens-Tech 機能が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。
Image alternative
  1. ON/OFF スイッチの後部を押し続けます。
  2. ON/OFF スイッチを前方にスライドさせます。
    • モーターが作動します。
  3. ON/OFF スイッチをロックします。
スイッチオフ
  1. ON/OFF スイッチの後部を押します。
    • ON/OFF スイッチはオフ 位置になり、モーターが停止します。

研磨

注意
負傷の危険。 先端工具は、突然停止したりひっかかることがあります。
  • 本製品はサイドハンドル(オプションで弓型ハンドルもあります)を付けて使用し、必ず両手で確実に保持してください。
先端工具が噛まないようにしてください。また製品を過度な力で押し付けないでください。

切断研磨

  • 切断研磨の場合は、適度に送りながら作業し、本製品または切断研磨ディスクを傾けないようにします(作業位置は切断面に対して約 90°)。
    成形材および小型の角パイプは、切断研磨ディスクの接触断面をできるだけ小さくすることによって最も効率よく切断することができます。

粗削り研磨

警告
負傷の危険。 切断研磨ディスクが破損して飛散した破片により負傷することがあります。
  • 切断研磨ディスクは決して粗削り研磨に使用しないでください。
  • 本製品を 5°...30° のアプローチ角度で、適度な圧力をかけながら前後に動かします。
    • 作業材料は熱くなりすぎたり変色することがなく、凹凸なく仕上げることができます。

手入れと保守

警告
バッテリーを装着した状態における負傷の危険
  • 手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
危険
保護絶縁の欠落による感電。 使用条件によっては、金属の加工時に導電性の粉じん(金属、カーボンファイバーなど)が本体内部に引き込まれ、保護絶縁が影響を受けることがあります。
  • 使用条件によっては、固定式の吸じん装置を使用してください。
  • 通気溝は頻繁に清掃してください。
製品の手入れ
  • 付着した汚れを慎重に除去してください。
  • 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
  • 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
  • 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
  • バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
    水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
  • バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
    バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。
  • 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
  • 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
  • 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
  • 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに Hilti が承認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group

バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管

搬送
    注意
    搬送時の予期しない始動
  • お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で搬送してください!
  • バッテリーを取り外してください。
  • バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
  • バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
  • 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
保管上の注意事項
    警告
    故障したあるいは液漏れしたバッテリーによる予期しない損傷
  • お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で保管してください!
  • 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
  • バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
  • バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
  • 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
  • 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。

故障時のヒント

すべての不具合において、バッテリーの充電状態および故障インジケーターを確認してください。Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障
考えられる原因
解決策
ハンドルを放しても製品がオフにならない。
センサー面が汚れている、および/または濡れている
  • ON / OFF スイッチをオフにし、センサー面を掃除して乾燥させてください。
センサー面が引き続きユーザーの手を検出する
  • ON / OFF スイッチをオフにしてください。
容量結合によってセンサー面がトリガーされている。
  • ON / OFF スイッチをオフにして、センサー面から容量性物質までの間隔を大きくしてください(≥ 10 mm)。
製品がオンにならない。
バッテリーが放電している。
  • バッテリーを交換し、空のバッテリーを充電する。
ハンドルを正しく握っていない。
製品が予期せず停止する。
ハンドルを正しく握っていない。
バッテリーの放電が通常よりも早い。
周囲温度が低すぎる。
  • バッテリーをゆっくり室温まで暖める。
バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。
バッテリーのロックノッチが汚れている。
  • ロックノッチを清掃してバッテリーを改めてロックしてください。
アングルグラインダーあるいはバッテリーが熱くなる。
電気的故障
  • 製品の電源を直ちに切ってバッテリーを取り外して観察してください、バッテリーを冷まして Hilti サービスセンターに連絡してください。
通気溝の目詰まり
  • 通気溝を定期的に清掃してください。
モーターの制動機能なし。
バッテリーが放電している。
  • バッテリーを交換し、空のバッテリーを充電する。
製品の短時間の過負荷。
  • 製品をオフにして、再びオンにします。

廃棄

警告
誤った廃棄による負傷の危険! 漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。
  • 損傷したバッテリーを送付しないでください!
  • 短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
  • バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
  • バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
Image alternative Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
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  • 電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!

メーカー保証

  • 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。

その他の情報

中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
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この表は中国市場に適用されるものです。

Hilti Li-Ion バッテリー

安全と用途に関する注意事項本書において「バッテリー」という用語は、その内部に複数の結合されたリチウムイオンセルを収納している再充電が可能な Hilti 製 Li-Ion バッテリーを指します。バッテリーは Hilti 製電動工具専用で、それ以外の用途には使用できません。必ず純正の Hilti 製バッテリーを使用してください!
製品の説明Hilti 製バッテリーは、セル管理システムおよびセル保護システムを装備しています。
このバッテリーは、高い規定のエネルギー密度を可能にするリチウムイオン吸蔵材料を含むセルで構成されています。Li-Ion セルには、メモリー効果がきわめて低いが、衝撃、深放電あるいは高湿度には非常に弱いという特性があります。
Hilti 製バッテリーの使用が許可されている製品については、最寄りの Hilti Store または www.hilti.group でご確認ください。
安全について
  • Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
  • 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
  • バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
  • バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
  • ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
  • リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
  • バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
  • バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
  • バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
  • バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
  • 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
  • バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
  • バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。バッテリー火災の際の処置 の章の指示に従ってください。
バッテリーが損傷した場合の対処
  • バッテリーが損傷した場合は、必ず Hilti サービスセンターにご連絡ください。
  • バッテリー液が漏出しているバッテリーは使用しないでください。
  • 漏出したバッテリー液は、直接眼および/または皮膚に触れないようにしてください。バッテリー液の取り扱いの際には、必ず保護手袋とアイシールドを着用してください。
  • 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。バッテリー液の清掃に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
  • 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バーミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように密閉し、容器を可燃性の気体、液体、物体から遠ざけて保管します。
  • 容器の廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
バッテリーが機能しなくなった場合の対処
  • 正常ではない充電、異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるいはバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に問題があることを示唆しています。
  • バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
  • バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場合は、バッテリーを廃棄する必要があります。メンテナンスおよび廃棄 の章を参照してください。
バッテリー火災の際の処置
    警告
    バッテリー火災による危険! 燃えているバッテリーは、腐食負傷、火傷あるいは爆発の原因となることがある、(爆発の危険も伴った)危険な液体と揮発性ガスを放出します。
  • バッテリー火災を消火する際は、個人保護用具を着用してください。
  • 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
  • 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
  • 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
  • 消火を試みる前に、消防に連絡してください。
  • バッテリー火災の消火には水以外のものは使用せず、できるだけバッテリーから離れて消火してください。粉末消火器や消火ブランケットは Li-Ion バッテリーには効果がありません。延焼領域については、通常の消火剤で対応できます。
  • 大量の燃えているバッテリーを動かそうと試みないでください。火の燃え移っていない物体をバッテリー周辺から遠ざけて、燃えているバッテリーを周囲から隔離します。
冷ますことのできない、煙を出しているあるいは燃えているバッテリー:
  • 燃えているバッテリーをシャベルなどに乗せて水の入ったバケツに入れます。冷却効果により、まだ発火の危険がある温度に達していないバッテリーセルへの延焼が低減されます。
  • バッテリーを 24 時間以上バケツの中に入れておき、バッテリーを完全に冷まします。
  • バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
輸送および保管について
  • 周囲温度:-17°C...+60°C / 1°F...140°F
  • 保管温度:-20°C...+40°C / -4°F...104°F
  • バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
  • バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。涼しい場所での保管はバッテリーの作動時間を長くします。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
  • バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
  • バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
手入れと保守および廃棄
  • バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。バッテリーに不要な粉じんあるいは汚れが付着しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかい刷毛、あるいは清潔な乾いた布で清掃してください。
  • バッテリーは、決して通気溝が覆われた状態で使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
  • 内部に異物が入らないようにしてください。
  • バッテリー内に湿気が入り込まないようにしてください。バッテリー内に湿気が入り込んだ場合は、そのバッテリーは損傷したものとして取り扱い、不燃性の容器に入れて隔離してください。
  • バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
  • 誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
  • バッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません。
  • バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。