AG 6D-22-125
オリジナル取扱説明書
文書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
危険
危険 !
- この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告 !
- この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意 !
- この表記は、身体の負傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:
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取扱説明書に注意してください
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
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リサイクル可能な部品の取扱い
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません
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Hilti Li-Ion バッテリー
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Hilti 充電器
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図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:
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この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
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製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ
アングルグラインダー
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AG 6D-22-125
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製品世代
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01
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製造番号:
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製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
製品の説明
- カバーリリースボタン
- スピンドルロックボタン
- ロック可能な ON/OFF スイッチ
- バッテリーステータス表示
- バッテリーリリースボタン
- バッテリー
- スパーク保護プレート
- 通気溝
- Sens‑Tech 機能付きメインハンドル
- サイドハンドル
- グリップ用ねじ込みブッシュ
- フロントカバー付き標準保護カバー
- O リング付きテンションフランジ
- 切断研磨ディスク/粗削り研磨ディスク
- クランピングナット
- Kwik lock クイッククランピングナット(オプション)
- テンションレンチ
本書で説明している製品は、手持ち式の充電式アングルグラインダーです。この工具は、金属および鉱物母材の切断研磨と粗削り研磨、ブラッシング、紙やすり研磨およびタイル穴あけ用の乾式アングルグラインダーです。
- 鉱物母材の切断研磨、切込みおよび粗削り研磨は、必ず適切な保護カバーを使用して行ってください。
- コンクリートあるいは石材などの鉱物母材に対する作業には、適切な Hilti 集じん機に合わせて調整された集じんカバーを使用してください。
アングルグラインダー、サイドハンドル、標準保護カバー、フロントカバー、テンションフランジ、クランピングナット、テンションレンチ、取扱説明書。
その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または
Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは
www.hilti.group でご確認ください。
本製品は
3D Active Torque Control (
3DATC) を装備しています。
本製品は、作動中に突然の予期しない動きを検知すると、直ちに自動的に停止します。
3DATC が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。
本製品は
Sens-Tech 機能を備えています。
メインハンドルが完全に握り込まれていない、あるいはメインハンドルから手を離すと、本製品は自動的に停止します。作動中は、本製品をメインハンドルの所定のグリップ面で保持してください。
Sens-Tech が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。
モーター保護機能は消費電流とモーターの過熱をモニターして、本製品を加熱から保護します。
接触圧が高すぎてモーターが過負荷になると、製品の出力が著しく低下するか、製品が動作を停止することがあります。
過負荷により停止または回転数の低下が発生した場合は、製品を負荷から解放して約 30 秒間無負荷回転数で作動させてください。
内蔵ブレーキにより、先端工具の停止までの所要時間が短縮されます。
この機能は、本製品に電流が供給されている場合に限り有効です。
制動時間は選択した先端工具により異なります。
以下に挙げる用途では、標準保護カバー付きのフロントカバーを使用してください:
- ストレート粗削り研磨ディスクを使用しての粗削り研磨
- 切断研磨ディスクを使用しての切断研磨
鉱物母材および以下の作業の際には、DC-EX 125/5"C コンパクトカバーを使用してください:
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。
研磨システムは、ダイヤモンドカップホイールを使用しての鉱物母材のあまり頻繁ではない研磨にのみ適しています。
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。
鉱物母材の切断研磨および切り込み作業は、必ずダストカバーを使用して行ってください。
このカバーによる金属の加工は禁止されています。
ダストカバーは、直径 125 mm(5″)までの先端工具にのみ適したものです。
Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。
充電状態およびエラーメッセージの表示
次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。
警告
負傷の危険
バッテリーの落下!
- バッテリーを装着した状態でリリースボタンを押した後には、バッテリーを確実に正しく使用する製品に再ロックするようにしてください。
充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態
|
意味
|
4 個の LED(4)が常時緑色で点灯
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充電状態:100 %...71 %
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3 個の LED(3)が常時緑色で点灯
|
充電状態:70 %...51 %
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2 個の LED(2)が常時緑色で点灯
|
充電状態:50 %...26 %
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1 個の LED(1)が常時緑色で点灯
|
充電状態:25 %...10 %
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1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅
|
充電状態:< 10 %
|
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅
|
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。 バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
|
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅
|
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。 製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。 メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
|
1 個の LED(1)が黄色で点灯
|
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。
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1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅
|
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。
|
バッテリーの状態に関する表示
バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。
状態
|
意味
|
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。
|
バッテリーは引き続き使用することができます。
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すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。
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バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
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すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。
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接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。 接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。
|
消耗品
使用できるのは、最大 Ø 125 mm(5″)用の、回転数 11000 min-1 以上で 80 m/s のカット速度に対応した繊維強化合成樹脂ディスクのみです。
最大粗削り研磨ディスク厚さは 8 mm、最大切断研磨ディスク厚さは 3 mm です。
注意!切断研磨ディスクによる切断および切込みの際には、必ずフロントカバーを追加した標準保護カバー、あるいは完全に閉じたダストカバーを使用してください。
ディスク
|
用途
|
略号
|
母材
|
アブレーシブ切断研磨ディスク
|
切断研磨、切込み
|
AC-D
|
金属
|
ダイヤモンド切断研磨ディスク
|
切断研磨、切込み
|
DC-TP, DC-D (SPX, SP, P)
|
鉱物
|
アブレーシブ粗削り研磨ディスク
|
粗削り研磨
|
AG-D, AF-D, AN-D
|
金属
|
ダイヤモンド粗削り研磨ディスク
|
粗削り研磨
|
DG-CW⌀ 125(5") (SPX, SP, P)
|
鉱物
|
ワイアブラシ
|
ワイアブラシ
|
3CS, 4CS 3SS, 4SS
|
金属
|
ダイヤモンドコアビット
|
タイル穴あけ
|
DD-M14
|
鉱物
|
ファイバーディスク
|
粗削り研磨
|
AP-D
|
金属
|
ディスクと装備の組合せ
項目
|
装備
|
AC-D
|
AP-D
|
AG-D AF-D AN-D
|
DG-CW (SPX⁄SP⁄P)
|
DC-TP DC-D (SPX⁄SP⁄P)
|
3CS⁄4CS 3SS⁄4SS DD-M14
|
A
|
保護カバー (標準)
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
B
|
フロントカバー (A との組合せ)
|
✓
|
—
|
—
|
—
|
✓
|
—
|
C
|
研磨用ダストカバー DG-EX 125/5"
|
—
|
—
|
—
|
✓
|
—
|
—
|
D
|
切断用ダストカバー DC-EX 125/5"C (A との組合せ)
|
—
|
—
|
—
|
—
|
✓
|
—
|
E
|
切込み用ダストカバー DC-EX 125/5"M
|
—
|
—
|
—
|
—
|
✓
|
—
|
F
|
DC-EX SL アダプター (E との組合せ)
|
—
|
—
|
—
|
—
|
✓
|
—
|
G
|
サイドハンドル (標準)
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
H
|
DCBG 125 弓型ハンドル(G に対するオプション)
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
✓
|
I
|
クランピングナット (標準)
|
✓
|
—
|
✓
|
✓
|
✓
|
—
|
J
|
テンションフランジ (標準)
|
✓
|
—
|
✓
|
✓
|
✓
|
—
|
K
|
Kwik lock (I に対するオプション)
|
✓
|
—
|
✓
|
—
|
✓
|
—
|
L
|
クランピングナット (ファイバーディスク)
|
—
|
✓
|
—
|
—
|
—
|
—
|
M
|
サポートパッド (ファイバーディスク)
|
—
|
✓
|
—
|
—
|
—
|
—
|
製品仕様
EPTA Procedure 01 に準拠した重量(バッテリーなし)
|
2.0 kg
|
定格電圧
|
21.6 V
|
定格回転数
|
8,500/min
|
最大ディスク直径
|
125 mm
|
駆動スピンドルネジ
|
M14
|
スピンドルの長さ
|
22 mm
|
最大コアビット直径
|
125 mm
|
作動時の周囲温度
|
−17 ℃ …60 ℃
|
保管温度
|
−20 ℃ …70 ℃
|
バッテリー作動電圧
|
21.6 V
|
Gewicht Akku
|
Siehe Kapitel "Bestimmungsgemäße Verwendung"
|
作動時の周囲温度
|
−17 ℃ …60 ℃
|
保管温度
|
−20 ℃ …40 ℃
|
充電開始時のバッテリー温度
|
−10 ℃ …45 ℃
|
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。作業者を騒音および/または振動による影響から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具およびの先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の計画を立てる)。
騒音について
排出サウンドプレッシャーレベル (LpA)
|
83 dB(A)
|
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA)
|
3 dB(A)
|
サウンドパワーレベル (LWA)
|
94 dB(A)
|
サウンドパワーレベルの不確実性 (KWA)
|
3 dB(A)
|
振動について切断などの他の用途に使用した場合には、振動値がここに記載した値から変化する可能性があります。
|
AG 6D-22-125
|
振動低減ハンドルを使用しての表面研磨 (ah,AG)
|
B 22‑55
|
4.2 m/s²
|
B 22‑255
|
6.4 m/s²
|
振動低減ハンドルを使用しての紙やすり研磨 (ah,DS)
|
B 22‑55
|
2.7 m/s²
|
B 22‑255
|
3.7 m/s²
|
不確実性 (K)
|
1.5 m/s²
|
作業準備
警告
負傷の危険
意図しない始動!
- バッテリーを装着する前に、バッテリーを装着する製品のスイッチがオフになっていることを確認してください。
- 本体の設定、またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
警告
負傷の危険
短絡あるいはバッテリーの落下!
- バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してください。
- バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 製品からバッテリーを抜き取ります。
本製品を使用しての高所での作業の際は、各国の定めるガイドラインを必ず守ってください。
落下暴発防止装置の取扱説明書に注意してください。
- 落下暴発防止装置の両方のラグを、正確にスパーク保護プレートに合わせてください。
- 落下暴発防止装置は、付属のネジを使用してスパーク保護プレートの所定の穴に固定してください。
- バッテリーを装着します。
警告
負傷の危険 る先端工具および/あるいはアクセサリーの落下!
- 必ずご使用の製品用に推奨されている Hilti の工具保持ロープを使用してください。
- 使用の前に毎回、工具保持ロープの固定ポイントに損傷がないか点検してください。
Hilti 工具保持ロープの取扱説明書の記載に注意してください。
本製品の落下防止には、必ず
Hilti の落下暴発防止装置および
Hilti の工具保持ロープ #2261970を組み合わせて使用してください。
- 落下暴発防止装置は、「Hilti 落下暴発防止装置を取り付ける」の章の説明にしたがって固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
- 工具保持ロープのスナップフックを落下暴発防止装置に固定し、第 2 のスナップフックを支持構造物に固定します。両方のスナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
Hilti 落下暴発防止装置および
Hilti 工具保持ロープの取扱説明書の記載に注意してください。
- サイドハンドルをいずれかのねじ込みブッシュにねじ込みます。
注意
負傷の危険。 先端工具は熱くなっていたり、エッジが鋭くなっている場合があります。
- 取付け、取外し、調整作業および不具合の除去の際には保護手袋を着用してください。
保護カバー(標準)を取り付ける
保護カバーのコーディングにより、製品に対応した適切な保護カバーしか取り付けることができないようになっています。保護カバーは、コーディングカムとともに本製品のカバーホルダー内を動きます。
- 保護カバーと本製品の三角形のマークが互いに向かい合うように、保護カバーをスピンドルカラーに乗せます。
- 保護カバーをスピンドルカラーに押し付けます。
- カバーリリースボタンを押して、保護カバーを希望の方向にロックされるまで回します。
保護カバー(標準)を調整する
- カバーリリースボタンを押して、保護カバーを希望の方向にロックされるまで回します。
保護カバー(標準)を取り外す
- カバーリリースボタンを押し続け、保護カバーと本製品の三角形のマークが互いに向かい合うようになるまで保護カバーを回します。
- 保護カバーを取り外します。
フロントカバーは標準保護カバーに差し込む必要があります。
- フロントカバーの閉じた側を上に向けて、標準保護カバーに取り付けてください。
- 取り外すには、フロントカバーのロックを開きます。
- 標準保護カバーからフロントカバーを取り外します。
注意
負傷の危険。 先端工具は熱くなることがあります。
- 先端工具を交換する際には保護手袋を着用してください。
切断性能または研磨性能が明らかに低下したなら、ダイヤモンドディスクは直ちに交換する必要があります。一般的に、ダイヤモンドセグメントの高さが 2 mm 未満になったらダイヤモンドディスクを交換する必要があります。
その他のタイプのディスクは、切断性能が明らかに低下した場合、あるいは作業中にアングルグラインダーの部品(ディスクを除く)が作業対象と接触した場合には直ちに交換する必要があります。
アブレーシブディスクは有効期限が切れたなら交換する必要があります。
先端工具を取り付ける
警告
負傷の危険。 本体モーターの制動時に先端工具が外れることがあります。
- 先端工具あるいはクランピングナットを掴むのは、先端工具が停止するまでお待ちください。
- 先端工具とテンションフランジはクランピングナットを使用して締め付け、本体モーターの制動時にスピンドルから外れる部品がないようにしてください。
- テンションフランジとクランピングナットを清掃してください。
- テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください。
- O リングがない場合、あるいは損傷している場合は、新しい O リングを取り付けてください。
- テンションフランジを、緩みなく、回転しないようにスピンドルに取り付けます。
- 先端工具を取り付けます。
- 九ランピングナットをスピンドルカラーに取り付けます。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- テンションレンチでクランピングナットを締め付けます。
先端工具を取り外す
警告
破損および故障の危険。 スピンドルが回転しているときにスピンドルロックボタンを押すと、先端工具が外れることがあります。
- スピンドルロックボタンは必ずスピンドルが停止している状態で押してください。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- テンションレンチを取り付けて、反時計方向に回してクランピングナットを緩めます。
- スピンドルロックボタンから指を放して、先端工具を取り外します。
Kwik lock を取り付ける
警告
破損の危険。
Kwik lock クイッククランピングナットは過度の摩耗により破損することがあります。
- 作業の際には Kwik lock クイッククランピングナットが母材と接触しないように注意してください。
- 損傷した Kwik lock クイッククランピングナットは使用しないでください。
クランピングナットの代わりに、オプションの
Kwik lock クイッククランピングナットを使用することができます。これにより、追加の工具を使わないで先端工具を交換できます。
- テンションフランジとクランピングナットを清掃してください。
- テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください。
- O リングがない場合、あるいは損傷している場合は、新しい O リングを取り付けてください。
- テンションフランジを、緩みなく、回転しないようにスピンドルに取り付けます。
- 先端工具を取り付けます。
- Kwik lock クイッククランピングナットをねじ込み、先端工具の上にのっている状態にします。
- ねじ込んだ状態で Kwik lock の文字を確認できます。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- Kwik lock クイッククランピングナットが確実に締め付けられるまで、先端工具を手で時計方向に強く回します。
- スピンドルロックボタンから指を放します。
Kwik lock を取り外す
Kwik lock クイッククランピングナットを手で緩めることができない場合は、テンションレンチをクイッククランピングナットに取り付けて、テンションレンチを反時計方向に回します。
決してパイプレンチを使用しないでください。正しくない工具を使用すると、
Kwik lock クイッククランピングナットを損傷することがあります。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- Kwik lock クイッククランピングナットを緩めるには、手で反時計方向に回します。
- スピンドルロックボタンから指を放して、先端工具を取り外します。
- サイドハンドルを取り付けます。
- 標準保護カバーを取り付けます。
- コアビットを取り付けて、手で締め付けます。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- 適切なオープンエンドレンチを使用してコアビットを締め付けます。
- 続いてスピンドルロックボタンから指を放してテンションレンチを取り外します。
- サイドハンドルを取り付けます。
- 標準保護カバーを取り付けます。
- ワイアブラシを取り付けて、手で締め付けます。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- 適切なオープンエンドレンチを使用してワイアブラシを締め付けます。
- サイドハンドルを取り付けます。
- 標準保護カバーを取り付けます。
- サポートパッドとファイバーディスクを取り付けて、クランピングナットを締め付けます。
- スピンドルロックボタンを押し続けます。
- テンションレンチでクランピングナットを締め付けます。
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
スイッチオン
本製品を所定の位置で保持していることを確認してください。メインハンドルが完全に握り込まれていない、あるいはメインハンドルから手を離すと、本製品は自動的に停止します。
Sens-Tech 機能が作動したなら、本製品をオフにし、再びオンにしてください。
- ON/OFF スイッチの後部を押し続けます。
- ON/OFF スイッチを前方にスライドさせます。
- ON/OFF スイッチをロックします。
スイッチオフ
- ON/OFF スイッチの後部を押します。
- ON/OFF スイッチはオフ 位置になり、モーターが停止します。
注意
負傷の危険。 先端工具は、突然停止したりひっかかることがあります。
- 本製品はサイドハンドル(オプションで弓型ハンドルもあります)を付けて使用し、必ず両手で確実に保持してください。
先端工具が噛まないようにしてください。また製品を過度な力で押し付けないでください。
- 切断研磨の場合は、適度に送りながら作業し、本製品または切断研磨ディスクを傾けないようにします(作業位置は切断面に対して約 90°)。
成形材および小型の角パイプは、切断研磨ディスクの接触断面をできるだけ小さくすることによって最も効率よく切断することができます。
警告
負傷の危険。 切断研磨ディスクが破損して飛散した破片により負傷することがあります。
- 切断研磨ディスクは決して粗削り研磨に使用しないでください。
- 本製品を 5°...30° のアプローチ角度で、適度な圧力をかけながら前後に動かします。
- 作業材料は熱くなりすぎたり変色することがなく、凹凸なく仕上げることができます。
手入れと保守
警告
バッテリーを装着した状態における負傷の危険 !
- 手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
危険
保護絶縁の欠落による感電。 使用条件によっては、金属の加工時に導電性の粉じん(金属、カーボンファイバーなど)が本体内部に引き込まれ、保護絶縁が影響を受けることがあります。
- 使用条件によっては、固定式の吸じん装置を使用してください。
製品の手入れ
- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに
Hilti が承認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当または
Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは
www.hilti.group
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送
注意
搬送時の予期しない始動 !
- お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で搬送してください!
- バッテリーを取り外してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
保管上の注意事項
警告
故障したあるいは液漏れしたバッテリーによる予期しない損傷 !
- お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で保管してください!
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
すべての不具合において、バッテリーの充電状態および故障インジケーターを確認してください。
Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または
Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障
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考えられる原因
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解決策
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製品がオンにならない。
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バッテリーが放電している。
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ハンドルを正しく握っていない。
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製品が予期せず停止する。
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ハンドルを正しく握っていない。
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バッテリーの放電が通常よりも早い。
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周囲温度が低すぎる。
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バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。
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バッテリーのロックノッチが汚れている。
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- ロックノッチを清掃してバッテリーを改めてロックしてください。
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アングルグラインダーあるいはバッテリーが熱くなる。
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電気的故障
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- 製品の電源を直ちに切ってバッテリーを取り外して観察してください、バッテリーを冷まして Hilti サービスセンターに連絡してください。
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通気溝の目詰まり
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モーターの制動機能なし。
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バッテリーが放電している。
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製品の短時間の過負荷。
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廃棄
警告
誤った廃棄による負傷の危険! 漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。
- 短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
- バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で
Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または
Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
- 電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
この表は中国市場に適用されるものです。
Hilti Li-Ion バッテリー
安全と用途に関する注意事項本書において「バッテリー」という用語は、その内部に複数の結合されたリチウムイオンセルを収納している再充電が可能な Hilti 製 Li-Ion バッテリーを指します。バッテリーは Hilti 製電動工具専用で、それ以外の用途には使用できません。必ず純正の
Hilti 製バッテリーを使用してください!
製品の説明
Hilti 製バッテリーは、セル管理システムおよびセル保護システムを装備しています。
このバッテリーは、高い規定のエネルギー密度を可能にするリチウムイオン吸蔵材料を含むセルで構成されています。Li-Ion セルには、メモリー効果がきわめて低いが、衝撃、深放電あるいは高湿度には非常に弱いという特性があります。
Hilti 製バッテリーの使用が許可されている製品については、最寄りの
Hilti Store または
www.hilti.group でご確認ください。
安全について
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。バッテリー火災の際の処置 の章の指示に従ってください。
バッテリーが損傷した場合の対処
- バッテリーが損傷した場合は、必ず Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリー液が漏出しているバッテリーは使用しないでください。
- 漏出したバッテリー液は、直接眼および/または皮膚に触れないようにしてください。バッテリー液の取り扱いの際には、必ず保護手袋とアイシールドを着用してください。
- 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。バッテリー液の清掃に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バーミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように密閉し、容器を可燃性の気体、液体、物体から遠ざけて保管します。
- 容器の廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
バッテリーが機能しなくなった場合の対処
- 正常ではない充電、異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるいはバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に問題があることを示唆しています。
- バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
- バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場合は、バッテリーを廃棄する必要があります。メンテナンスおよび廃棄 の章を参照してください。
バッテリー火災の際の処置
警告
バッテリー火災による危険! 燃えているバッテリーは、腐食負傷、火傷あるいは爆発の原因となることがある、(爆発の危険も伴った)危険な液体と揮発性ガスを放出します。
- バッテリー火災を消火する際は、個人保護用具を着用してください。
- 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
- 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
- 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
- 消火を試みる前に、消防に連絡してください。
- バッテリー火災の消火には水以外のものは使用せず、できるだけバッテリーから離れて消火してください。粉末消火器や消火ブランケットは Li-Ion バッテリーには効果がありません。延焼領域については、通常の消火剤で対応できます。
- 大量の燃えているバッテリーを動かそうと試みないでください。火の燃え移っていない物体をバッテリー周辺から遠ざけて、燃えているバッテリーを周囲から隔離します。
冷ますことのできない、煙を出しているあるいは燃えているバッテリー:
- 燃えているバッテリーをシャベルなどに乗せて水の入ったバケツに入れます。冷却効果により、まだ発火の危険がある温度に達していないバッテリーセルへの延焼が低減されます。
- バッテリーを 24 時間以上バケツの中に入れておき、バッテリーを完全に冷まします。
- バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
輸送および保管について
- 周囲温度:-17°C...+60°C / 1°F...140°F
- 保管温度:-20°C...+40°C / -4°F...104°F
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。涼しい場所での保管はバッテリーの作動時間を長くします。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で輸送しないでください。輸送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
手入れと保守および廃棄
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。バッテリーに不要な粉じんあるいは汚れが付着しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかい刷毛、あるいは清潔な乾いた布で清掃してください。
- バッテリーは、決して通気溝が覆われた状態で使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 内部に異物が入らないようにしてください。
- バッテリー内に湿気が入り込まないようにしてください。バッテリー内に湿気が入り込んだ場合は、そのバッテリーは損傷したものとして取り扱い、不燃性の容器に入れて隔離してください。
- バッテリーが損傷した場合の対処 の章を参照してください。
- 誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があります。バッテリーの廃棄は、最寄りの Hilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません。
- バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。