VC 20 / VC 40
オリジナル取扱説明書
文書について
本書について
- ご使用前に本書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
本書の記号
文書には以下の記号が使用されています:
使用前に取扱説明書をお読みください |
|
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
|
リサイクル可能な部品の取扱い |
|
電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
|
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
|
概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
|
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
|
無線データ転送 |
追加記号
製品には以下の記号が使用されています:
クレーンによる搬送禁止 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています:
高温に関する警告事項 |
|
クレーンによる搬送禁止 |
製品に取り付けられているステッカー
UL 集じん機警告事項: 当本体には、健康を損なう恐れのある粉じんが取り込まれています。ダストバッグを空にする際、手入れの際には(ダストバッグの廃棄を含む)、必ず相応の保護用具を着用した専門の担当者が作業を行うようにしてください。フィルターシステム一式が取り付けられるまではスイッチをオンにしないでください。
UM および UME 集じん機警告事項: 当本体には、健康を損なう恐れのある粉じんが取り込まれています。ダストバッグを空にする際、手入れの際には(ダストバッグの廃棄を含む)、必ず相応の保護用具を着用した専門の担当者が作業を行うようにしてください。フィルターシステム一式が取付けられ、体積流量コントロール機能の点検が行われるまでは、スイッチをオンにしないでください。
製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ乾湿兼用バキュームクリーナー VC 20-U | VC 20-UL | VC 20-UM | VC 20-UME
VC 40-U | VC 40-UL | VC 40-UM | VC 40-UME製品世代 02 製造番号
適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
安全
一般安全注意事項
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、下記事項を必ず守ってください。
- すべての注意事項をお読みください! 以下の注意事項を守らないと、感電、火災、重大な怪我の恐れがあります。
- 本体を電動工具と接続して使用する場合、ご使用の前に電動工具の取扱説明書をよく読み、すべての注意事項を守ってください。
- 本体の加工や改造は許されません。
- 用途に合った工具をご使用してください。本体を本来の目的以外には使用しないでください。必ず、指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- 本体を使用しての作業の前に、その取扱い、吸引する物質から生じる危険およびその安全な廃棄について確認してください。
- 周囲状況を考慮してください。火災や爆発の恐れがあるような状況では、本体を使用しないでください。
- 本体を使用することができるのは、本体の使用に慣れていて、安全な使用のための知識を有し、発生し得る危険について理解している者のみです。本体は子供が使用するように設計されていません。
- 本体を使用しない時には、確実に保管してください。未使用時には、本体を乾いた高い場所に施錠し、子供が触れない状態で保管してください。
作業者に関する安全
- 本製品を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には集じん機を使用しないでください。 本体使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 本体の使用中および保守作業中には、作業者および現場で直近に居合わせる人々は保護メガネ、保護ヘルメット、耳栓、保護手袋、安全靴および防じんマスクを着用しなければなりません。
- キャスターブレーキを操作して、集じん機を安定した状態に保ってください。 キャスターブレーキがかかっていないと、集じん機が意図せず動き出す危険があります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
本体の慎重な取扱いおよび使用
- 決して本体を放置しないでください。
- 危険粉じんの吸引時、特に粉じんを生成する電動工具の使用時にはフィルタークリーニングを非作動にしないでください。
- 本体を凍結から保護してください。
- 液量を確認するためのフロートは、指示に従い定期的にブラシを使用して清掃し、損傷の兆候がないか点検してください。
- サクションヘッドを取り付ける際には、指を挟んだり電源コードを損傷したりしないように注意してください。 負傷や損傷の危険があります。
- 本体とアクセサリーに損傷がないか点検してください。本体を続けて使用する前に、安全装置および軽度の損傷箇所について、作業に影響を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できることを確認する必要があります。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。すべての部品が正しく取り付けられて、本体が支障なく作動するための条件が整っていなければなりません。
- 本体の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより本体の安全性が確実に維持されます。
- 未使用時(作業の合間)、手入れや保守の前、アクセサリーまたはフィルター交換を行う前には、常に電源コードをコンセントから抜いておいてください。 この安全措置により、本体の不意の始動を防止することができます。
- 集じん機を他の作業場所に移す場合、決して電源コードを引っ張らないでください。移動の際に集じん機が電源コードを踏みつけないようにしてください。
- 本体をクレーンで搬送しないでください。
- 本体の搬送時および本体を使用していないときには、ホースソケットをホースソケットキャップで封止してください 。
電気に関する安全注意事項
- 本体の接続プラグはコンセントに適合するものでなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 アースした本体と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- 安全に設置され、その場のあらゆる状況に合った、アースされた適切なコンセントにプラグを差し込んでください。コンセントが確実にアースされているか疑わしい場合は、資格を有する修理スペシャリストに点検を依頼してください。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 本体を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電源コードが濡れた床面上にないことを確認してください。
- 本体の電源コードを定期的に点検し、コードに損傷がある場合は Hilti サービスセンターに交換を依頼してください。延長コードを定期的に点検し、損傷がある場合は交換してください。
- 作業中に電源コードおよび/または延長コードを損傷した場合は、これらに触れないでください。 電源プラグをコンセントから抜きます。 損傷した電源コードや延長コードは感電の原因となり危険です。
- 電源コードは取扱説明書において指定されているタイプ以外のものと交換しないでください。
- 本体を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 コードを火気、オイル、鋭利な刃物、本体の可動部等に触れる場所に置かないでください。 コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事で電気工具を使用する場合には、必ず屋外用の延長コードを使用してください。 屋外用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 停電の際には本体のスイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
- 本体コンセントは取扱説明書で指定されている目的にのみ使用してください。
- 本体は、決して汚れたあるいは濡れた状態で使用しないでください。 本体表面に埃(特に導電性の物質)が付着していたり、あるいは濡れていると、好ましくない条件下においては感電の原因となることがあります。したがって特に導電性のある物質に対する作業を頻繁に行う場合は、定期的に Hilti サービスセンターに本体の点検を依頼してください。
作業場の安全確保
- 作業場の採光に十分配慮してください。
- 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場の換気が十分でないと、粉じんによる汚染で健康を損なう恐れがあります。
- 作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原因となり得る危険物は作業区域から取り除いておいてください。 作業場が整理整頓されていないと、事故を引き起こすことがあります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では本体を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 階段で作業する際には、特に注意してください。
吸引物
- 健康を損なう危険のある、可燃性/爆発性の粉じんを吸引することは許可されません(マグネシウムとアルミニウムの粉じんなど)。60°C(140°F)を超過する高温の物質を吸引してはなりません(燻っている煙草の吸殻、高温の灰など)。
- 可燃性、爆発性、刺激性のある液体を吸引することは許可されません(冷却剤、潤滑剤、ガソリン、溶剤、電解液(pH<5)、苛性アルカリ溶液(pH>12.5)など)。
- 泡または液体が流出した場合はただちに本体のスイッチをオフにしてください。
- 高温の物質(ただし 60°C(140°F)以下)を吸引する場合は、保護手袋を着用してください。
- 鉱物ノロを取り扱う際には保護服を着用し、ノロに皮膚が触れないようにしてください(pH > 9 の刺激性)。
- アルカリ性または酸性の液体に触れないように注意してください。もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。液体が眼に入った場合は、多量の水で洗い流してから医師の診察を受けてください。
- 粉じんクラス L 用の本体は、乾燥した、不燃性の粉じん、木屑、および曝露限界値 > 1 mg/m³ の危険粉じんの吸引に適しています。本体には吸引する粉じんの危険度に応じて適切なフィルターを装着する必要があります。
- 粉じんクラス M 用の本体は、乾燥した、不燃性の粉じん、木屑、および曝露限界値 ≧ 0.1 mg/m³ の危険粉じんの吸引に適しています。本体には吸引する粉じんの危険度に応じて適切なフィルターを装着する必要があります。
製品の説明
製品概要
- 本体コンセント
- オートフィルタークリーニング
- 「フィルタークリーニング ON/OFF」ボタン(UL および UME のみ)
- 「オートフィルタークリーニング」ステータス表示
- 本体スイッチ
- ホースソケット
- ダストコンテナ
- リセスグリップ
- ロッククリップ
- サクションヘッド
- グリップ
- 電源コードフック
- フィルターカバー用ロッククリップ
正しい使用
本書で説明している製品は、業務での使用を想定した汎用の産業用集じん機です。乾湿両用の集じん機としてご使用いただけます。
本製品の吸引口を人および動物に向けてはなりません。本体を水中で使用することは許可されません。
- 本製品を使用しての作業の前に、取扱い、吸引する物質から生じる危険およびその安全な廃棄について確認してください。
- 本製品を全自動または半自動装置の固定連続動作モードで使用しないでください。
- 怪我の可能性を防ぐため、必ず Hilti 純正のアクセサリーや工具のみを使用してください。
- 静電気帯電を防止するため、静電防止サクションホースを使用してください。
- ダストバックを貫通して怪我の原因となり得る物体を吸引しないでください(先端が尖った吸引物や角の鋭い吸引物など)。
- 本製品を踏み台の代わりとして使用しないでください。
本製品は以下の業務用途に適しています:
- Hilti のダイヤモンドグラインダー、アングルグラインダー、ロータリーハンマードリルおよび乾式コアビットを使用しての作業で発生する多量の粉じんの吸引。
- Hilti のダイヤモンドコアビットあるいは Hilti のダイヤモンドソーを使用しての作業で発生する鉱物ノロ、および温度が 60°C(140°F)未満の液体の吸引。
- オイルおよび温度が 60°C(140°F)未満の液体媒体の吸引。
- 壁面および床面の湿式/乾式清掃
乾燥した、不燃性の粉じん、液体、木屑、および曝露限界値 > 1 mg/m³ の危険粉じん(粉じんクラス L)の吸引。
UM および UME 集じん機に関する追加事項乾燥した、不燃性の粉じん、液体、木屑、および曝露限界値 ≧ 0.1mg/m³ の危険粉じん(粉じんクラス M)の吸引。
UL、UM および UME 集じん機に関する追加事項排気が作業場内に放出される場合は、作業場内の空気交換率 L が充分なものである必要があります。各国の規定に従ってください。
考えられる誤った使用
- 産業用集じん機を横にした状態で作動させないでください。
- 産業用集じん機を、爆発危険のある物質、赤熱している、燃焼している、あるいはあるいは可燃性の物質や爆発力の大きい粉じん(マグネシウムとアルミニウムの粉じんなど)の吸引に使用してはなりません(木屑を除く)。
- 産業用集じん機を、可燃性の液体(ガソリン、溶剤、酸、冷却剤および潤滑剤など)の吸引に使用してはなりません。
- 健康を損なう危険のある物質(アスベストなど)に使用してはなりません。
本体標準セット構成品
乾湿兼用バキュームクリーナー(フィルターエレメントを含む)、集じん機側回転スリーブおよび工具側スリーブを含むサクションホース一式、PE VC 20/40 プラスチックダストバッグ、取扱説明書。
警告シグナル音
UM および UME 集じん機には警告シグナル音機能が装備されています。サクションホース内の空気速度が 20 m/s を下回ると、安全上の理由からこの警告音が鳴ります。
警告音を正しく作動させるために、ホース径設定で使用するサクションホースの直径を設定する必要があります。
オートフィルタークリーニング
集じん機はオートフィルタークリーニング機能を備えており、フィルターエレメントに付着した粉じんの多くを取り除きます。
フィルタークリーニングは、「オートフィルタークリーニング ON/OFF」ボタンを押すとオフ、もう一度押すとオンになります。
状態 |
意味 |
---|---|
LED が点灯。 |
|
LED が点灯しない。 |
|
集じん機をスタートさせると、フィルタークリーニングはその都度自動的に作動します。
フィルターエレメントに空気が吹き付けられて(脈動音がする)、自動的に清掃が行われます。
取り扱うための注意事項
アクセサリーとそのご使用方法アクセサリー |
ご使用方法 |
---|---|
PE VC 20 プラスチックダストバッグ(203854) |
鉱物粉じん用、乾湿兼用 |
PE VC 40 プラスチックダストバッグ(203852) |
鉱物粉じん用、乾湿兼用 |
VC 20 紙ダストバッグ(203858) |
木屑用 |
VC 40 紙ダストバッグ(203856) |
木屑用 |
VC 20/40 乾式フィルター(2121386) |
乾式 |
VC 20/40 汎用フィルター(2121387) |
汎用、乾湿兼用 |
VC 20/40 高性能フィルター(2121388) |
使用頻度の高い場合、乾湿兼用 |
サクションホース 27 x 3.5 m AS |
乾湿兼用 |
サクションホース 36 mm |
主に湿式、粉じんには使用しないでください |
サクションホース 36 x 5 m AS |
乾湿兼用 |
- UM および UME 集じん機には、必ずプラスチックダストバッグあるいは紙ダストバッグを使用してください。
製品仕様
乾湿兼用バキュームクリーナー
VC 20 |
VC 40 |
|
---|---|---|
本体寸法(長さ x 幅 x 高さ、単位:mm) |
505 x 380 x 500 |
505 x 380 x 610 |
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠) |
13.0 kg |
14.7 kg |
コンテナ容量 |
21 ℓ |
36 ℓ |
有効集じん容量 |
23 kg |
40 kg |
水充填量 |
13.5 ℓ |
25 ℓ |
作動温度 |
−10 ℃ … 40 ℃ |
−10 ℃ … 40 ℃ |
オートフィルタークリーニングの間隔 |
15 s |
15 s |
絶縁クラス |
I |
I |
耐候性 |
IP X4 |
IP X4 |
周波数 |
50 Hz … 60 Hz |
50 Hz … 60 Hz |
定格電圧
·/· |
100 電圧 [V] |
110 電圧 [V] |
110 電圧 [V] |
200 電圧 [V] |
定格電力 |
1200 電力 [W] |
1100 電力 [W] |
1100 電力 [W] |
950 電力 [W] |
電動工具用の本体内蔵コンセントの接続コード(取り付けられている場合) |
·/· |
1600 電力 [W] |
·/· |
·/· |
電源(タイプ) |
VCTF 3 x 2.0 mm2 |
A07 QQF 3 / 12 AWG |
H07 BQF 3G 1.5 mm2 |
VCTF 3 x 2.0 mm2 |
·/· |
220...240 電圧 [V] |
220...240(CH) 電圧 [V] |
220...240(GB) 電圧 [V] |
220...240(NZ) 電圧 [V] |
定格電力 |
1200 電力 [W] |
1200 電力 [W] |
1200 電力 [W] |
1200 電力 [W] |
電動工具用の本体内蔵コンセントの接続コード(取り付けられている場合) |
2400 電力 [W] |
1100 電力 [W] |
1800 電力 [W] |
1200 電力 [W] |
電源(タイプ) |
H07 RNF 3G 1.5 mm2 |
H07 RNF 3G 1.5 mm2 |
H07 RNF 3G 1.5 mm2 |
H07 RNF 3G 1.5 mm2 |
最大体積流量および最大真空度
VC 20-U |
VC 20-UL |
VC 20-UM |
VC 20-UME |
||
---|---|---|---|---|---|
最大体積流量(空気) |
950 W |
68 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
1100 W |
68 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
|
1200 W |
74 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
|
最大体積流量(空気) |
1100 W |
·/· |
138 m³/h |
138 m³/h |
138 m³/h |
1200 W |
·/· |
150 m³/h |
150 m³/h |
150 m³/h |
|
最大真空度 |
950 W |
235 hPa |
·/· |
·/· |
·/· |
1100 W |
230 hPa |
209 hPa |
209 hPa |
209 hPa |
|
1200 W |
253 hPa |
253 hPa |
253 hPa |
253 hPa |
VC 40-U |
VC 40-UL |
VC 40-UM |
VC 40-UME |
||
---|---|---|---|---|---|
最大体積流量(空気) |
950 W |
68 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
1100 W |
68 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
|
1200 W |
74 ℓ/s |
·/· |
·/· |
·/· |
|
最大体積流量(空気) |
1100 W |
·/· |
138 m³/h |
138 m³/h |
138 m³/h |
1200 W |
·/· |
150 m³/h |
150 m³/h |
150 m³/h |
|
最大真空度 |
950 W |
235 hPa |
·/· |
·/· |
·/· |
1100 W |
230 hPa |
209 hPa |
209 hPa |
209 hPa |
|
1200 W |
253 hPa |
253 hPa |
253 hPa |
253 hPa |
騒音/振動について(EN 60335 に準拠)
以下の値は、VC 20 および VC 40 産業用集じん機のすべてに該当するものです。
排出サウンドプレッシャーレベル (LpA) |
73 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA) |
2.5 dB(A) |
排出振動値 |
< 2.5 m/s² |
延長コードを使用する場合
- 使用目的に応じて、充分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。そうしないと、本体の出力低下やコードの過熱が発生することがあります。
- 延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。
- 損傷した延長コードは交換してください。
- 屋外工事の場合には、認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。
電源コード |
AWG 16 |
AWG 14 |
AWG 12 |
AWG 10 |
---|---|---|---|---|
導体断面積 |
1,31 mm² |
2,08 mm² |
3,31 mm² |
5,26 mm² |
導体断面積 |
2,58 kcmil |
4,11 kcmil |
6,53 kcmil |
10,4 kcmil |
コード長 |
25 m |
30 m |
50 m |
100 m |
コード長 |
75 ft |
100 ft |
150 ft |
250 ft |
ご使用前に
ご使用前に
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- ダストコンテナおよびパッケージからアクセサリーを取り出します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
- サクションヘッドが正しく取り付けられロックされていることを確認します。
- サクションホースを本体に接続します。
木屑吸引用の紙ダストバッグを装着する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- 新品の紙ダストバッグをアダプターに取り付け、アダプターをダストコンテナに取り付けます。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付けます。
- 2 個のロッククリップを閉じます。
- サクションヘッドが正しく取り付けられロックされていることを確認します。
- サクションホースを本体に接続します。
プラスチックダストバッグを装着する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外します。
- 新品のプラスチックダストバッグを(取扱説明書の手順に従って)ダストコンテナに取り付けます。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
ご使用方法
UM および UME 集じん機におけるホース径の設定
- 乾燥した不可燃性の粉じん(暴露限度値あり)および木屑を吸引するには、サクションホース径をホース径設定スイッチの位置に合わせます。
- 集じん機を Hilti のホロードリルビットシステムとともに使用する際は、最小ホース径に切り替えてください。
本体コンセントを使用しない運転
- 電源プラグを差し込む前に、本体スイッチが「OFF」位置になっていることを確認してください。
- 集じん機の電源コードをコンセントに差し込みます。
- 本体スイッチを「ON」位置に回します。
本体コンセントを使用した運転
- 集じん機の電源プラグをコンセントから抜きます。
- 接続する電動工具の最大消費電力が本体コンセントの許容最大電力(「製品仕様」の章および本体コンセントのラベルに記載)を超えないことを確認してください。
- 電動工具の電源プラグを差し込む前に、電動工具のスイッチがオフになっていることを確認してください。
- 電動工具の電源プラグを本体コンセントに差し込みます。
- 集じん機の電源コードをコンセントに差し込みます。
- 本体スイッチを「Auto」位置に回します。
- 電動工具のスイッチをオンにします。
乾燥した粉じんを吸引する
- フィルターエレメントは乾いていて、適切なダストバッグが装着されていることを確認してください。
液体を吸引する
- ダストレベルモニターを点検します。
- できるだけ湿式用の専用フィルターエレメントを使用してください。
- 液体の吸引後に 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、フィルターエレメントを乾燥させることができるようにサクションヘッドを平らな床面に置きます。
- ダストコンテナを空にしてウォーターホースでダストコンテナを清掃します。電極をブラシで清掃し、予め乾燥させたフィルターエレメントを手で外して清掃します。
- ダストコンテナを乾燥させます。
吸引後
- 電動工具のスイッチをオフにします。
- 本体スイッチを「OFF」位置に回します。
- 集じん機の電源プラグをコンセントから抜きます。
- 電源コードを巻き取り、コードフックに掛けます。
- コンテナを空にし、本体を湿らせた布で拭って清掃します。
- ホースを巻き取ります。
- 権限のない人による不正使用を防止して、集じん機を乾燥した場所にしまいます。
ダストコンテナを空にする(乾燥した粉じんの場合)
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- UM および UME 集じん機
- ダストコンテナからダストバッグを取り出します。
- ダストコンテナからダストバッグを取り出します。
- U および UL 集じん機
- ダストコンテナからダストバッグを取り出すか、あるいはリセスグリップを掴んでダストコンテナを傾けて空にします。
- ダストコンテナからダストバッグを取り出すか、あるいはリセスグリップを掴んでダストコンテナを傾けて空にします。
- UM および UME 集じん機
- 続いてサクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
ダストバッグなしのダストコンテナを空にする(液体の場合)
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- リセスグリップを掴んでダストコンテナを傾けて空にします。
- ダストコンテナの周縁部を布で清掃します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
手入れと保守
本体の手入れ
- 本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスが付着しないようにしてください。洗剤、磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでください。
- 通気溝が覆われた状態で集じん機を使用しないでください。通気溝を乾いたブラシを使用して慎重に掃除してください。本体内部に異物が入らないようにしてください。
- 定期的に、少し湿した布で本体表面を拭いてください。電気上の安全面に悪影響が出る可能性があるので、スプレーやスチームあるいは流水などによる清掃は避けてください。
手入れや保守および清掃の際には、作業者やその他の人々に危険が生じないように本体を取り扱う必要があります。
- フィルター付きの強制換気装置を使用してください。
- 保護服を着用してください。
- 危険物質が周囲に飛び散らないように作業領域を清掃してください。
- 危険物質が溜まっている領域から本体を遠ざける前に、本体の外側を吸引してきれいに拭き取るか、本体を密閉梱包します。この場合、堆積した危険な粉じんを撒き散らさないように注意してください。
- 手入れや保守および修理作業の場合、充分に清掃できずに汚れが残った部品はすべて密閉バッグに詰め込み、有効な廃棄規定に従って廃棄しなければなりません。
- 少なくとも年に 1 回、Hilti サービスセンターまたは資格を有する技術者に専門的な点検(フィルターの損傷、本体の機密性、警告装置の機能などの点検)を依頼してください。
オートフィルタークリーニング
フィルターエレメントは消耗部品です。
- フィルターエレメントは少なくとも半年ごとに交換してください。
- 使用頻度が高い場合には、フィルターエレメントの交換間隔をさらに短くしてください。
フィルターエレメントを交換する
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- フィルターカバー用ロッククリップを開きます。
- フィルターカバーを開きます。
- ブラケットのリセスグリップからフィルターエレメントを慎重に取り出します。
- 布でシール面を清掃します。
- 新品のフィルターエレメントを取り付けます。
- カバーロックを前方に倒してフィルターカバーを閉じます。
- フィルターカバー用ロッククリップを閉じます。
ダストレベルモニターを点検する
- キャスターブレーキを操作して、集じん機を安定した状態に保ってください。
- 電源プラグをコンセントから抜きます。
- 2 個のロッククリップを開きます。
- ダストコンテナからサクションヘッドを持ち上げて外し、平らな床面に置きます。
- スイッチオフコンタクトが汚れていないか点検し、必要に応じてブラシで清掃します。
- サクションヘッドのシールが汚れていないか点検し、必要に応じて布で清掃します。
- サクションヘッドをダストコンテナに取り付け、2 個のロッククリップを閉じます。
手入れと保守を行った後の点検
- 手入れ、保守の作業を済ませた後は、集じん機が正しく組み立てられ、正常に作動することを点検してください。
- 機能テストを行ってください。
搬送および保管
搬送
ダストコンテナが満杯の状態で本体を持ち運ばないでください。
本体をクレーンで吊り上げないでください。
- 必要に応じて、電力調整器と取り外し可能なアクセサリーをブラケットから取り外してください。
- 他の場所に持ち運ぶ前に本体を空にしてください。
- 液体を吸引した場合には、本体を傾けたり、あるいは本体を横にした状態で搬送しないでください。
- 本体を持ち運ぶ際には、テーパーアダプターを使用してホース両端を連結することができます。
保管上の注意事項
- 権限のない人による不正使用を防止して、集じん機を乾燥した場所にしまいます。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。
不具合リスト
故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
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UM および UME 集じん機 警告信号音(吸引能力低下) |
ダストバッグが満杯。 |
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フィルターエレメントの汚れが激しい。 |
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電動工具のサクションホースまたはダストカバーが詰まっている。 |
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ホース径設定の位置が正しくない。 |
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粉じんが本体から吹き出る。 |
フィルターエレメントが正しく取り付けられていない。 |
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フィルターエレメントが損傷している。 |
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本体が不意にオンおよびオフになる、または静電気が発生して作業者に流れる。 |
静電気の除去が保証されていない。本体がアース付きコンセントに接続されていない。 |
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本体が始動しない、または短時間作動した後にオフになる。 |
ウォーターレベルカットアウト機能が作動した。 |
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モーターが作動しない。 |
電源コンセントのヒューズが作動した。 |
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ダストコンテナが満杯。 |
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モーター温度ヒューズが作動した。 |
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モーター温度ヒューズがモーターを再びオフにした。 |
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オートマチックモードでモーターが作動しない。 |
接続した工具の故障または正しく差し込まれていない。 |
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オートフィルターエレメントクリーニングが作動しない。 |
サクションホースが接続されていない。 |
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廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、使用済みの電気工具は一般ゴミとは別にして、環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
ノロ環境面について言えば、ノロを適切な前処理なしに、そのまま河川、湖水、下水施設などに流すのは問題となります。
- 地域で適用されている法規について当局に問い合わせてください。
前処理として以下を提案いたします。
- ノロを回収してください(例:産業用湿式バキュームクリーナーを使用)。
- ノロを固まらせた後に固形物として建設廃棄物処理場に運んで処理してください(綿毛を加えると固形化が早まる)。
- ノロから流れ出る水(アルカリ性、ph > 7)に酸性中和剤を加えるか、あるいは多量の水を加えて中性化させてから、下水に流してください。
- 回収した穿孔粉じんは各国の法規に従って廃棄してください。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。