BX 3
BX 3-L
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- 警告事項! 本製品をご使用になる前に、同梱の取扱説明書と指示事項、安全上の注意、警告表示、図および製品仕様を読んで、その内容を理解を理解してください。特に、すべての指示事項、安全上の注意、警告表示、図、製品仕様、構成部品と機能に精通しているようにしてください。これを怠ると、感電、火災、および/または重傷事故の危険があります。後日確認できるように、取扱説明書とすべての指示事項、安全上の注意、警告表示を保管しておいてください。
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
- 製品に同梱されている取扱説明書は、印刷の時点で最新の技術状況を反映しています。オンラインの Hilti 製品ページで常に最新バージョンをご確認ください。これについては、本取扱説明書のリンク、または QR コード(
の記号)に従ってください。
- 他の人が使用する場合には、本製品とともにこの取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:![]() |
取扱説明書に注意してください |
![]() |
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
![]() |
リサイクル可能な部品の取扱い |
![]() |
電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
![]() |
Hilti Li-Ion バッテリー |
![]() |
Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:![]() |
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
![]() |
図中の付番は、重要な作業手順あるいは作業手順にとって重要なパーツであることを示しています。本文中ではこれらの作業手順またはパーツは、(3) のように当該の番号でハイライト表示されています。 |
![]() |
概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
![]() |
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています:![]() |
一般的な義務表示 |
![]() |
アイシールドを着用してください |
![]() |
耳栓を着用してください |
![]() |
保護ヘルメットを着用してください |
![]() |
直流 |
![]() |
Bluetooth® のワードマークと ![]() |
![]() |
本体は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある NFC テクノロジーをサポートしています。 |
![]() |
Li-Ionen バッテリー |
![]() |
使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
![]() |
バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
![]() |
バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
安全
電動工具の一般安全注意事項

安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだりする前に、電動工具がオフになっていることを確認してください。 電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には、バッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の不意の始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 本体に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください 。未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具を再度ご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- バッテリーを正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。誤ってバッテリー液に触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流して医師の診断を受けてください。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
ファスニング工具に関する安全上の注意
- 常に、電動工具にネイルが装填されている状態から操作を開始してください。 ファスニング工具を慎重に取り扱わないと、ネイルが意図せずに打鋲されて負傷する危険があります。
- 電動工具を御自分や近くにいる他の人に向けないでください。 意図しない作動によりネイルが打鋲されて負傷の原因となることがあります。
- 電動工具は、作業材料にしっかりと押し当ててから操作してください。 電動工具が作業材料と接触していないと、ネイルがファスニング位置からはね返ってしまうことがあります。
- ネイルが電動工具内でひっかかってしまった場合は、電動工具を電源から接続解除するか、バッテリーを取り外してください。 ファスニング工具が電源/バッテリーに接続されていると、ひっかっかってしまったネイルを除去する際にファスニング工具が誤って作動する危険があります。
- ひっかかったネイルの除去は慎重に行ってください。 ひっかっかったネイルを除去している際に、システムに通電されてネイルが勢いよく打鋲される可能性があります。
- 電気ケーブルのファスニングの際には、ファスニングするケーブルに通電のないことを確認してください。 ファスニング工具は必ず絶縁されたグリップ面を掴んでください。 必ず電気ケーブルの敷設に適したネイルを使用してください。 ネイルが電気ケーブルの絶縁を損傷していないか確認してください。 ネイルが電気ケーブルの絶縁を損傷すると、感電および火災の原因となることがあります。
安全上の注意
基本的な安全注意事項
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
使用者に留意して頂くこと
- 本体を使用または整備できるのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。
- 本体の使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人々は適切な保護メガネおよび保護ヘルメットを着用してください。
- 耳栓を着用してください。
- 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
- 取扱説明書に記述されている使用、手入れと保守に関する事項に留意してご使用ください。
- DX ファスニング装置を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本体を使用しないでください。痛みを感じる場合や体調がすぐれない時には作業を中断してください。本体使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 不安定な姿勢はとらないでください。足元を確かにし、常にバランスを保ちながら作業してください。
- 滑り止めのついた履き物を着用してください。
- 決してファスナーガイドまたはファスナーを手で引き戻さないでください。
- ファスナーガイドあるいはファスナーを手で引き戻すと、場合によっては本体が鋲打可能状態になることがあります。打鋲可能状態になると、身体部分に鋲が打ち込まれる恐れがあります。
- 本体を使用する際、腕は軽く曲げた状態にしてください(決して腕をピンと伸ばして突っ張らないこと)。
- 作業中は、作業関係者以外、特に子供が近づかないようにしてください。

- 作業を開始する前に、試験的に 2 本のファスナーを母材に打鋲してください。
- 作業に適した本体を使用してください。本体を本来の目的以外には使用しないでください。必ず、指示にしたがい、不具合のない状態で使用してください。
- 決してファスナーが装填済の本体を放置しないでください。
- 本体は、鍵をかけた本体ケースに入れて搬送/保管してください。
- 清掃や修理、点検をする時、ファスナーガイドの交換、休憩に入る時、あるいは保管する時には、必ず事前にファスナーを取り出してください。
- 使用しない本体は、ファスナーを取り出して、乾燥して施錠され、子供の手の届かない場所に保管してください。
- 本体とアクセサリーに損傷がないか点検してください。可動部分が問題なく動作し、動きに硬さがないか、あるいは部品に損傷がないか点検してください。
- 使用するすべての部品がしっかりと取り付けられていて、本体が支障なく作動するための条件が整っているか確認してください。故障部品は、取扱説明書に別様の記載のない限り、弊社営業担当または Hilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
- 打鋲の前に、母材に電線が通っていないか点検してください。
- 打鋲にふさわしくない母材には、決して打鋲しないでください。
- 溶接した鋼材や鋳鋼、鋳物、ガラス、大理石、プラスチック、青銅、真鍮、銅、断熱材、中空煉瓦、陶磁器、薄いシートメタル(< 4 mm)および気泡コンクリートは、打鋲にはふさわしくない母材です。これらの母材に打鋲すると、ファスナーが折れたり、欠けたり、貫通する恐れがあります。
- 必ず本体を母材に完全に垂直に押し付けてからトリガーを操作してください。
- ファスナーが母材からずれるのを防止するため、打鋲時には必ず鋲打機を母材に対して直角に保持してください。
- グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
- 決して本体を落下させないでください。
- マガジンをグリップとして使用しないでください。
- 特別に許可されている場合を除き、本体を火災および爆発の危険のある場所で使用しないでください。
- Hilti から特に指定されている場合(例:DX-Kwik)を除き、すでに穴が開いている箇所への打鋲は行わないでください。
- 作業場の整理整頓に心がけてください。事故の原因となり得る危険物は作業区域から取り除いておいてください。
- 作業場が整理整頓されていないと、事故を引き起こすことがあります。
- 作業場の採光と換気に十分配慮してください。
- 本体、特にピストンに対して加工や改造を行わないでください。
- 本体用として認可されたヒルティ純正のファスナーのみを使用してください。
- 推奨最大打鋲数を超えないでください。
- 本体が過度に熱くなった場合には、冷ましてください。
- 本体が熱いうちは、決して分解しないでください。本体を冷ましてください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- 衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいはその他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄りの Hilti サービスセンター にご連絡ください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンター に連絡してください。
製品の説明
製品概要

- ツールノーズ
- X-FG B3-ME 02 ファスナーガイド
- X-FG B3-IF 02 ファスナーガイド
- ファスナーガイドロック
- 通気溝
- 安全トリガー
- グリップ
- リリースボタン
- ベルトフック/吊り下げフック
- 充電状態インジケーター
- Li-Ion バッテリー
- ネイルプッシャー、ロック位置
- ネイルプッシャーロック解除
- サポートフット
- マガジン
- ステータス表示
- ON/OFF ボタン
- ネイルプッシャー、ロック解除位置
正しい使用
本製品は屋内で使用する手持ち式のバッテリー式鋲打機です。本製品はコンクリート、鋼材、石材、石灰岩ブロックおよびその他の DX ファスニングに適する母材に打鋲するために設計された工具です。本製品は電気ケーブルをクリップで固定する作業にも適しています、ただしそのための適切なファスナーを使用する必要があります。必ず許可されたファスナーとそのファスナー用に指定されているファスナーガイドを組み合わせて使用してください(「製品仕様」の章を参照)。
鋲打機は、バッテリーおよびファスナーと共に「技術的に一体化されたユニット」を構成しています。即ち、本鋲打機用として特別に製造された Hilti のファスナーおよび Hilti が推奨する充電器とバッテリーを使用した場合に限り、トラブルの心配のないファスニングが保証されます。Hilti の提示するファスニングおよび用途に関する推奨事項は、この条件を守ることを前提としています。- 鋲打機は手持ち使用でのみお使いください。
- 誤使用は認められません。きわめて柔らかい母材(木材など)および硬すぎる母材(高張力鋼、あるいはきわめて硬い自然石など)への打鋲は、誤使用とみなされます。
本製品には、必ず Hilti の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ず Hilti が承認した充電器を使用してください。詳細情報については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
安全機構
マガジンモードにおいては、ネイル検知部が鋲打機の損傷の原因となり得るミス打鋲を防止するようになっています。接触圧安全装置はネイルの空打鋲を防止するためのものです。マガジンモードにおいては、鋲打機はネイルが装填されている状態でのみ作業対象物に押し付けて作動させることができます。
特長
本鋲打機は、人間工学に基づき設計された耐滑性振動吸収グリップ、ベルトフックと吊り下げフック、およびサポートフットを備えています。本体は、電子式過負荷保護機構(スピードレギュレーター)により過負荷から、また温度モニターにより過熱から保護されています。Bluetooth
本製品は Bluetooth 接続部を装備しています。バッテリーを装着して鋲打機を ON/OFF ボタンによりオンにすると、直ちに Bluetooth による無線通信が可能になります。本体をスタンバイモードに切り替えるかあるいは鋲打機を ON/OFF ボタンによりオフにした後も、3 時間はデータを転送します。
作動している Bluetooth を非作動にするには、LED が 2 回青く点灯するまで ON/OFF ボタンを 5 秒以上押します。
バッテリーが取り外されると、データの転送は行われません。
Bluetooth はすべての市場で入手可能なわけではありません。
Bluetooth


ステータス表示
ステータス表示は、鋲打機の状態を知らせるためのものです。状態 |
意味 |
---|---|
オフ |
鋲打機がオフになっています |
LED が緑色で点灯。 |
鋲打機はオンになっていて打鋲可能な状態です |
LED が 3 秒ごとに緑色で点滅。 |
鋲打機はスタンバイモードです、ツールノーズを押し付けると鋲打機がオンになります |
LED が青色で点灯。 |
鋲打機がオンになっています、ファスナーストリップを装填できます |
LED が青色で点滅。 |
鋲打機がオンになっています、マガジンは完全に空です |
LED が緑色で点滅。 |
鋲打機が過熱しているかバッテリーが弱くなっています、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点滅。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
LED が赤色で点灯。 |
本体の不具合、不具合リストを確認してください |
バッテリー充電状態の表示
バッテリーリリースボタンを操作すると、ディスプレイにバッテリーの充電状態が表示されます。状態 |
意味 |
---|---|
4 個すべての LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 75 %...100 %。 |
3 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 50 %...75 %。 |
2 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 25 %...50 %。 |
1 個の LED が緑色で点灯。 |
充電状態は 10 %...25 %。 |
1 個の LED が緑色で点滅。 |
充電状態は 10 % 未満。バッテリーが弱すぎる。 |
本体標準セット構成品
BX 3 または BX 3-L 鋲打機、取扱説明書。その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
製品仕様
鋲打機
BX 3 |
BX 3-L |
||
---|---|---|---|
重量(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠) |
B 22/2.6 Li-Ion(02) |
4.0 kg |
4.0 kg |
B 22/3.0 Li-Ion(01) |
4.1 kg |
4.1 kg |
|
B 22/5.2 Li-Ion(01) |
4.3 kg |
4.3 kg |
|
ネイル長(マガジンモード) |
14 mm … 30 mm |
14 mm … 36 mm |
|
アクセス性 |
52 mm |
46 mm |
|
ネイル直径 |
3 mm |
2.75 mm … 3.0 mm |
|
マガジン収納容量 |
ネイル 30 本 |
ネイル 30 本 |
|
接触圧ストローク |
12 mm |
12 mm |
|
押し付け力 |
50 N … 70 N |
50 N … 70 N |
|
作業温度(周囲温度) |
−15 ℃ … 50 ℃ |
−15 ℃ … 50 ℃ |
|
推奨最大打鋲数 |
650 回/時 |
650 回/時 |
|
定格電圧 |
21.6 V |
21.6 V |
|
最大送信出力 |
−11.9 dBm |
−11.9 dBm |
|
周波数 |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz |
2,400 MHz … 2,483.5 MHz |
騒音および振動値について(EN 60745 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具およびの先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。騒音/振動について
サウンドパワーレベル(ネイルの打鋲の場合) (LWA) |
コンクリート |
101 dB |
鋼材 |
105 dB |
|
サウンドプレッシャーレベル(ネイルの打鋲の場合) (LpA) |
コンクリート |
90 dB |
鋼材 |
94 dB |
|
定格騒音レベルに対する不確実性 (K) |
3 dB |
排出振動値(ネイルの打鋲の場合) (ah) |
コンクリート |
2.3 m/s² |
鋼材 |
2.2 m/s² |
|
不確実性 (K) |
1.5 m/s² |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ … 40 ℃ |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを装着する

- バッテリーおよび本体の電気接点に異物の挟まっていないことを確認してください。
- ロック音が聞こえるまでバッテリーを装着します。
- バッテリーが装着されていると、充電状態を示す LED が短時間点灯します。
- バッテリーが装着されていると、充電状態を示す LED が短時間点灯します。
- バッテリーが鋲打機にしっかりと固定されていることを確認してください。
ファスナーガイドを取り外す
- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらします。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドがロック解除されます。
- ファスナーガイドを取り外します。
ファスナーガイドを装着する
- 鋲打機をオフにします。
- バッテリーを取り外します。
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- マガジンを空にします。
- ファスナーガイドロックを矢印方向にストップ位置までずらし、その位置で保持します。
- ファスナーガイドをロック音が聞こえるまでツールノーズに挿入します。
- ファスナーガイドロックから手を放します。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドロックは中央位置に戻ります。
- ファスナーガイドを引いて、ファスナーガイドが確実に取り付けられているか点検します。
ベルトフックおよび吊り下げフックを使用しての安全な作業
- 作業を開始する前に、ベルトフック/吊り下げフックが確実に本体に固定されていることを確認してください。

- ベルトフック/吊り下げフックの使用は最小限に留めてください。長期間に渡って使用しない場合は、本体を安全な状態で保管してください。
マガジンモードのための装填

- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- ファスナーストリップをマガジンへと滑り込ませます(最大でそれぞれ 10 個のネイルのある 3 本のストリップを装填可能)。
- ネイルプッシャーを保持し、ネイルプッシャーロック解除を押します。
- ネイルプッシャーをネイルに接触するまで戻します。
作業
サポートフットの使用
サポートフットを使用すると側方方向の直角位置決めのみに注意すればよいので、鋲打機を平坦な母材に簡単に直角に押し当てることができます。母材が平坦でない場合は、ファスナーガイドが母材に対して直角の位置になるようにサポートフットを閉じなければならないことがあります。サポートフットを閉じる

- サポートフットをロック位置から解除するには、サポートフットを押してください。
- サポートフットを約 230 ° 戻します。
- サポートフットを閉じた位置でロックするには、サポートフットを下から押してください。
サポートフットを開く

- サポートフットをロック位置から解除するには、サポートフットを押してください。
- サポートフットを前方に約 230 ° 回します。
- サポートフットを開いた位置でロックするには、サポートフットを下から押してください。
鋲打機をオン/オフにする
鋲打機をオンにする
- ON/OFF ボタンを押します。
- スプリングエレメントの作動する音が聞こえ、ステータス表示が緑色で点灯します。
- スプリングエレメントの作動する音が聞こえ、ステータス表示が緑色で点灯します。
鋲打機をオフにする
- ON/OFF ボタンを押します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
- スプリングエレメントの弛む音が聞こえ、ステータス表示が消灯します。
打鋲を行う

- 鋲打機をオンにします。
- 鋲打機を母材に直角に当て、ファスナーガイドをストップ位置まで押し付けます。
- 安全トリガーをを押して打鋲します。
- 打鋲後は鋲打機を持ち上げて母材から完全に離してください。
Bluetooth をオフにする
- LED が 2 回青色に点灯するまで ON/OFF ボタンを 5 秒以上押します。
- データ転送が行われなくなります。
- Bluetooth はすべての市場で入手可能なわけではありません。
- データ転送が行われなくなります。
マガジンモードでネイルを除去する
- ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
- ネイルを下方へとずらしてマガジンから取り出します。
- ネイルプッシャーを保持し、ネイルプッシャーロック解除を押します。
- ネイルプッシャーをゆっくりと最初の位置に戻します。
手入れと保守
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 - バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。 - 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
ツールノーズの内側を清掃する
- ファスナーガイドを取り外します。
- ツールノーズの内側を清掃してください。
- ファスナーガイドを装着します。
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti サービスセンターにご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示なし。 |
バッテリーが空。 |
|
バッテリーが正しく装着されていない。 |
||
スプリングエレメントの作動が鈍い、ステータス表示は青色で点滅、同時にシグナル音が鳴る、その後ステータス表示が 6 分間青色で点灯。 |
マガジンが空。 |
|
スプリングエレメントが作動しない、スタータス表示は緑色で点滅し、充電状態インジケーターの 1 個の LED が点滅。 |
バッテリーが空。 |
|
バッテリー温度が低すぎる。 |
|
|
スプリングエレメントが再作動しない、スタータス表示は緑色で点滅し、充電状態インジケーターの 4 個の LED が点滅。 |
鋲打機内部の過熱。 |
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スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点滅。 |
ファスナーガイドが正しく装着されていない。 |
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スプリングエレメントが作動しない、ステータス表示が赤色で点灯。 |
本体の故障。 |
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ファスナーガイドを押し付けることができない、ステータス表示は緑色で点灯。 |
マガジンが空。 |
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ネイルプッシャーがひっかかっている。 |
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ネイルがファスナーガイド内でひっかかっている。 |
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ファスナーガイドが押し付けられた状態でひっかっかっている。 |
ファスナーガイドとツールノーズの間の汚れ。 |
廃棄

RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)


本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
適合宣言
適合宣言製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
製品データ
鋲打機 |
BX 3 | BX 3-L |
製品世代 |
02 |
製造番号 |
