PR 3-HVSG A12
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
- 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
- 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています:![]() |
使用前に取扱説明書をお読みください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:![]() |
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります:![]() |
本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
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使用されている Hilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ。正しい使用 の章の記載に注意してください。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
製品情報

機種名および製造番号は銘板に表示されています。
- 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
製品データ回転レーザー PR 3-HVSG A12 製品世代 02 製造番号:
安全
安全上の注意
基本的な安全注意事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意と取扱いに関する指示はすべて保管し、いつでも確認できるようにしておいてください。 安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、電源コードを使用する電動工具および電源コードを使用しないバッテリー駆動式の電動工具を指します。
一般的な安全対策
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
- 本体を子供の手の届かない所に置いてください。
- 誤った手順で本体を操作すると、クラス 2 を超えるレーザーが放射されることがあります。修理は必ず、ヒルティサービスセンターに依頼してください。
- レーザー光線は目の高さより上か下にくるようにしてください。
- 周囲状況を考慮してください。火災や爆発の恐れがあるような状況では、本体を使用しないでください。
- FCC § 15.21 に準拠した注意事項:ヒルティの認可のない改造や変更を行うと、ユーザーは本体を操作する権利を失うことがあります。
- もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場合は、本体の作動と精度をチェックしてください。
- 極度に低温の場所から高温の場所に移す場合、あるいはその逆の場合は、本体温度が周囲温度と同じになるまで待ってから使用してください。
- アダプターおよびアクセサリーを使用するときは、本体がしっかり固定されていることを確認してください。
- 不正確な測定を避けるために、レーザー光線の照射窓は常にきれいにしておいてください。
- 本体は現場仕様に設計されていますが、他の光学および電子機器(双眼鏡、眼鏡、カメラなど)と同様、取り扱いには注意してください。
- 本体は防湿になっていますが、本体ケースに入れる前に必ず水気を拭き取り、乾いた状態で保管してください。
- 重要な測定前には、本体を点検してください。
- 使用中に照射精度を何度か点検してください。
- 作業場の採光に十分配慮してください。
- 電気接点に触れないでください。
- 本体のお手入れは慎重におこなってください。 本体の可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、本体の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 本体を再度ご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 発生事故の多くは、本体の保守管理が不十分なことに起因しています。
作業場の安全確保
- 測定場所には保護対策を施してください。PR 3-HVSG A12 の設置の際には、光線が他の人あるいは自分自身に向けられていないことを確認してください。
- 梯子や足場の上で作業を行うときは、不安定な態勢にならないように注意してください。足元を確かにし、常にバランスを保ちながら作業してください。
- 反射のある物体あるいは表面付近での測定、ガラスあるいはそれに類似する物質を通しての測定では、正確な測定結果が得られない可能性があります。
- 本体は振動のないしっかりとした土台の上に設置してください。
- 本体は必ず決められた使用制限内で使用してください。
- 本説明書内の指示に従うとともに、各形式に合った工具、アクセサリー、先端工具を使用してください。 その際には、作業状況と実行する作業について考慮してください。 本体や工具を指定された用途以外に使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- 高圧配線の近くではスタッフを使用した作業は許可されません。
- 周囲で他の PR 3‑HVSG A12 が使用されていないことを確認してください。赤外線制御機構はお客様の機器に影響を及ぼす可能性があります。 時々装置を点検してください。
電磁波適合性
本体は関連規則の厳しい要求事項に適合するように設計されていますが、 Hilti は下記のような事態の発生可能性を完全には排除できません:- 本体は、強力な放射による影響を受けて誤作動する可能性があります。
このような場合、およびその他の不確実性が考えられる場合は、検査測定を行う必要があります。 - 本体は、他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を与える可能性があります。
クラス 2 の本体のレーザー分類
本体は、IEC60825-1:2007 / EN60825-1:2007 に準拠するレーザークラス 2 に該当します。本体の使用にあたっては特別な保護装置は必要ありません。充電式工具の慎重な使用
- バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。 爆発の恐れがあります。
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。 これを守らないと、火事、爆発、腐食の危険があります。
- バッテリーに強い機械的な衝撃を与えないでください、またバッテリーを投げないでください。
- バッテリーは子供の手の届かないところに置いてください。
- 湿気が入らないようにしてください。 湿気が浸入すると短絡を引き起こしたり、火傷や火災が発生する可能性があります。
- 正しく使用しないと、バッテリーからの液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
- 必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用してください。 その他のバッテリーを使用したり、他の目的でバッテリーを使用すると、火災や爆発の危険があります。
- バッテリーを使用しない場合は、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
- 使用しないバッテリーまたは充電器の近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属片を置かないでください。バッテリーまたは充電器の電気接点の短絡の原因となることがあります。 バッテリーまたは充電器の接点で短絡が発生すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 損傷したバッテリー(例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されていたり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
- 本体を送付する場合は、バッテリーを絶縁するかあるいは本体から取り外す必要があります。 バッテリーから流れ出た液体で、本体に損傷を与える可能性があります。
- 作動していないバッテリーが手を触れるとそれと分かるほどに熱くなっている場合は、バッテリー、または本体およびバッテリーのシステムが故障している可能性があります。本体を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、冷ましてください。
製品の説明
製品概要
PR 3-HVSG 回転レーザー

- レーザービーム(回転面)
- 90° 基準レーザービーム
- グリップ
- Li-Ion バッテリー
- 操作パネル
- 5/8" ネジ付きベースプレート
PR 3-HVSG A12 操作パネル

- LED:自動整準
- ボタン:ショック警告システム非作動
- LED:ショック警告システム非作動
- LED:傾斜角度
- ボタン:傾斜角度
- ボタン:回転速度
- ボタン:オン/オフ
- 電池寿命表示
PRA 2 リモートコントロールユニット

- LED:コマンド送信
- ボタン:回転速度
- ボタン:ラインビーム方向(左/右)
- ボタン:ラインモード
- サーボボタン(+/-)
正しい使用
本書で説明されている製品はヘッドを回転させながら可視緑色レーザービームを照射する回転レーザーで、回転面に対して 90°の角度で照射される基準レーザービームを備えています。この回転レーザーは垂直方向、水平方向、および傾斜方向で使用することができます。本体は、水平位置合わせ、垂直面と傾斜面、直角の測定、写しおよびチェックを行うためのものです。たとえば、水平墨の写し、壁面での直角の決定、基準ポイントに対する垂直位置決め、傾斜面の設定などの用途が考えられます。
- 本製品には、必ず Hilti B 12/2.6 または B 12‑30 Li-Ion バッテリーを使用してください。
- 本製品には、必ず Hilti C 4⁄12‑50 充電器を使用してください。
特徴
本体を使用すると、一人作業で迅速、正確なレベル出しや芯出しが可能となります。4 種類の回転速度(0、90、300、600 min-1)があります。プリセットされている回転速度は 300 min-1 です。
本体の動作状態表示用として以下の LED があります。自動整準 LED、傾斜角 LED、ショック警告システム LED。
一方向または両方向の自動レベル設定の場合、サーボシステムは本体が仕様精度内にあるかどうかを監視します。整準範囲に達しない場合(本体が整準範囲外にある、または機械的なロック)や本体が墨出しから外れた場合(振動/衝撃)、 自動シャットオフ が作動します。システムが停止すると、ヘッドの回転が停止してすべての LED が点滅します。
レーザービームの届く距離と周囲の明るさに応じて、 レーザービームの視認性 が制限されることがあります。ターゲット板を使用して視認性を改善することができます。太陽光などによりレーザービームの視認性が低下している場合は、レーザーレシーバー(アクセサリー)を使用することをお勧めします。
整準本体の電源を入れると、2 個の内蔵サーボモータが作動して、 水平面 の整準(±5°)が行われます。各 LED は運転状態を示します。本体は直接作業面に据え付けるか、三脚または適切なマウントに取り付けます。
垂直方向 の整準は自動的に行われます。 PRA 2 リモートコントロールユニットの +/- ボタンを押して、立ちを手動で整準(回転)することができます。
傾斜 は、傾斜モードにおいて PRA 2 リモートコントロールユニットにより ± 5°の範囲で手動で設定できます。これに代えて、傾斜モードにおいてスロープアダプターにより 60% まで傾斜させることもできます。
本体が動作中に整準範囲から外れた場合(振動/衝撃)、本体は内蔵の ショック警告システム により警告モードに切り換わります(整準到達の 2 分後から有効)。すべての LED が点滅し、ヘッドは回転しなくなり、レーザーはオフになります。
他の装置との組み合わせ PRA 2 リモートコントロールユニットを使用することにより、回転レーザーを離れた所から快適に操作することができます。さらにリモートコントロール機能によりレーザーの整準も可能です。
Hilti レーザーレシーバーを使用すると、レーザービームをより遠い距離で確実に受光することができます。詳しい情報は、レーザーレシーバーの取扱説明書をご覧ください。
LED インジケーター
回転レーザーは LED インジケーターを装備しています。状態 |
意味 |
---|---|
すべての LED が点滅 |
本体が衝撃を受けたか、整準範囲から外れたか、故障が発生しています。 |
自動整準 LED が緑で点滅 |
本体は自動整準中です。 |
自動整準 LED が緑で連続点灯 |
本体の整準が完了/正常に作動しています。 |
ショック警告システム LED がオレンジで連続点灯 |
ショック警告システムが非作動になっています。 |
傾斜表示 LED がオレンジで連続点灯 |
傾斜モードが作動しています。 |
Li-Ion バッテリーの充電状態インジケーター
Li‑Ion バッテリーには充電状態インジケーターが装備されています。状態 |
意味 |
---|---|
4 個の LED が点灯。 |
充電状態:75 %...100 % |
3 個の LED が点灯。 |
充電状態:50 %...75 % |
2 個の LED が点灯。 |
充電状態:25 %...50 % |
1 個の LED が点灯。 |
充電状態:10 %...25 % |
1 個のLED が点滅。 |
充電状態:< 10 % |
本体標準セット構成品
PR 3-HVSG A12 回転レーザー、 PRA 2 リモートコントロールユニット、PRA 54 ターゲット板、電池 2 本(単 3 電池)、製造証明書 2 枚、取扱説明書。ご使用前に
レーザーおよびバッテリーの正しい取扱い
- 図 1:水平モードでの作業。
- 図 2:傾斜モードでは、操作パネルの側でレーザーを高くする必要があります。
- 図 3:傾いた状態での保管または搬送。
- レーザーは、バッテリー収納部またはバッテリーが上を向かず、湿気が入り込むことのない状態で保持してください。

バッテリーを装着する

- バッテリーを装着し、本体にバッテリーがしっかりと固定されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す

- バッテリーを取り外します。
ご使用方法
本体の電源をオンにする
- 「ON/OFF」ボタンを押して、本体の電源をオンにします。
水平モード

- 本体を支持具に取り付けます。
- 「ON/OFF」ボタンを押します。緑の自動整準 LED が点滅します。
垂直モードで作業する

- 本体を置くかあるいは三脚などに取り付けて、本体の操作パネルが上方を向くようにします。
- 本体の垂直軸を照門と照星により希望の方向に合わせます。
- 「ON/OFF」ボタンを押して、本体の電源をオンにします。整準後に本体が、静止した下向き(垂直方向)の回転ビームでレーザーモードを開始します。ビームが照射されたポイントが基準ポイントとなり、本体の位置合わせに使用されます。
- 全回転面のビームを見るには、回転速度ボタンを押してください。
- リモートコントロールユニットの「+」および「-」ボタンにより、垂直回転ビームを左右に 5°まで動かすことができます。
傾斜
最適な測定結果を得るには、PR 3-HVSG A12 の整準をチェックすることが効果的です。これを最適に行うには、本体からそれぞれ左右 5 m(16 ft) のところに、本体の軸に平行になるように 2 つのポイントを決めます。レベル出しされた水平面の高さをケガき、その後傾斜に応じて高さをケガきます。両方のポイントのこの高さが一致した場合にのみ、本体は最適に整準されていることになります。傾斜を手動設定する
- 本体を三脚などにしっかりとセットします。
- 回転レーザーを傾斜面の上辺または下辺に位置決めしてください。
- 操作パネルを確認できる状態で本体の後方に立ってください。
- 本体のヘッドのターゲット切込みを使用して、本体をおおまかに傾斜面に平行に合わせます。
- 本体の電源をオンにして、傾斜モードボタンを押します。傾斜モード LED が点灯します。整準が完了するとレーザービームがオンになります。
- 水平面を傾斜させるには、「+」または「-」ボタンを押してください。これに代えて、スロープアダプター(アクセサリー)を使用することもできます。
- 自動整準モードに戻るには、本体の電源を一度オフにしてから再びオンにしてください。
スロープアダプターを用いて傾斜を設定する
- 適切なスロープアダプターをを三脚に装着します。
- 三脚を傾斜面の上辺または下辺に位置決めしてください。
- 回転レーザーをスロープアダプターに取り付け、PR 3-HVSG A12 のヘッドのターゲット切込みにより本体とスロープアダプターの位置を傾斜面に対して平行になるように調整します。
- スロープアダプターがスタート位置(0°)にあることを確認してください。
- 本体の電源をオンにします。
- 傾斜モードボタンを押します。回転レーザーの操作パネルで傾斜モード LED が点灯します。本体が自動整準を開始します。自動整準が完了するとレーザービームが照射されて回転します。
- スロープアダプターで希望の傾斜角度を設定します。
PRA 2 リモートコントロールユニットを使用した作業
PRA 2 リモートコントロールユニットにより回転レーザーの操作が快適に行えます。また、本体のいくつかの機能を使用するにはリモートコントロールユニットが必要となります。回転速度を選択するオンにすると、回転レーザーは毎分回転数 300 で作動します。回転速度を遅くすることにより、レーザービームをもっと明るくすることができます。回転速度が速いと、レーザービームが安定します。回転速度ボタンを押すたびに速度が変化します。
ラインモードを選択するリモートコントロールユニットでラインモード設定ボタンを押して、レーザービームのラインの範囲を狭めることができます。この操作により、レーザービームは明るく見えやすくなります。ラインモード設定ボタンを押すたびに、ラインの長さが変化します。ラインビームの長さは、レーザーと壁面/表面との距離によります。レーザーラインは方向選択ボタン(左/右)により自由に移動させることができます。
ショック警告システムを非作動にする
- 本体の電源をオンにします。
- 「ショック警告システム非作動」ボタンを押します。ショック警告システム非作動 LED が連続点灯し、この機能が非作動になっていることを知らせます。
- 自動整準モードに戻るには、本体の電源を一度オフにしてから再びオンにしてください。
水平方向の主軸と横軸をチェックする

- 三脚を壁から約 20 m(66 ft) 離して設置し、三脚ヘッドを水準器で水平に調整します。
- 本体を三脚に取り付け、ターゲット切込みを用いて本体ヘッドを壁に位置決めします。
- レシーバーを使用してポイント(ポイント 1)を受け、壁にケガきます。
- 本体軸を中心として本体を時計回りに 90º 回転させます。このとき本体の高さを変えてはなりません。
- レーザーレシーバーを使用してポイント(ポイント 2)を受け、壁にケガきます。
- 前述の 2 つの作業ステップをもう 2 回繰り返し、ポイント 3 とポイント 4 をレシーバーで受けて、壁にケガきます。
垂直軸のチェック

- 本体を壁から約 20 m(66 ft) 離して、できるだけ平坦な床に垂直に設置します。
- 本体のグリップを壁と平行に向けます。
- 本体をオンにし、基準ポイント(R)を床にケガきます。
- レシーバーを使用して、ポイント(A)を壁の下端にケガきます (中速を選択します)。
- レシーバーを使用して、約 10 m(33 ft) の高さにポイント(B)をケガきます。

- 本体を 180°回転させ、床の基準ポイント(R)と壁の下端にケガいたポイント(A)に整準します。
- レシーバーを使用して、約 10 m(33 ft) の高さにポイント(C)をケガきます。
手入れ、保守、搬送および保管
清掃と乾燥
- レーザー照射窓から埃を除去してください。
- レーザー照射窓に指で触れないでください。
- 本体は必ず清潔な柔らかい布で清掃してください。必要に応じて布を純粋なアルコールまたは水で軽く湿してください。
保管上の注意事項
- 本体は湿った状態で保管しないでください。本体はケースに入れたり保管する前に乾燥させてください。
- 保管の前に、必ず本体、本体ケースおよびアクセサリーを清掃してください。
- 長期間保管した後や搬送後は、使用前に本体の精度をチェックしてください。
- 本体を保管する場合は、保管温度を確認してください。特に車内に保管する場合はご注意ください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
- バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。洗剤、磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでください。
- 定期的に、少し湿した布で表面を拭いてください。
- 湿気が入らないようにしてください。
- バッテリーは、Hilti が Li‑Ion バッテリー用に許可した充電器で充電してください。
搬送
Li‑Ion バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。本体の搬送の際はバッテリーと本体を絶縁するか、あるいは本体からバッテリーを抜き取ってください。電池/バッテリーから流れ出た液体で、本体に損傷を与える可能性があります。
Hilti 測定技術サービス
Hilti 測定技術サービスは本体の点検を行い、取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしていない場合には修正して製品仕様を満たした状態にあるかどうかを再点検します。チェックの時点において製品仕様を満たした状態にあることは、サービス証明書により確認されます。以下をお勧めします:- 使用状況に応じて適切な点検間隔を選択すること。
- 本体を通常よりも厳しい条件で使用した後、重要な作業の前、これらに該当しなくても少なくとも 1 年に 1 回は Hilti 測定技術サービスに点検を依頼すること。
測定精度を点検する
技術的な製品仕様を維持するには、本体を定期的に(少なくとも大がかりな測定/重要な測定の前に)点検してください。本体を高いところから落下させた場合は、正しく機能するか検査する必要があります。以下の条件では、本体は問題なく作動しているとみなすことができます:
- 落下の際に製品仕様に記載の落下高さを超過していなかった。
- 本体は落下前にも正常に動作していた。
- 本体が落下の際に機械的な損傷(ペンタプリズムの破損など)を受けなかった。
- 本体は動作時に回転レーザービームを生成する。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にご連絡ください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
本体が作動しない。 |
バッテリーが完全に装着されていない。 |
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バッテリーが放電している。 |
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バッテリーの放電が通常よりも早い。 |
周囲温度が低すぎる。 |
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バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。 |
バッテリーのロックノッチが汚れている。 |
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本体あるいはバッテリーが熱くなる。 |
電気的故障 |
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廃棄

メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
FCC 注意事項(米国用)/IC 注意事項(カナダ用)
本製品は、FCC 規定の第 15 条、および IC の RSS‑210 に適合しています。ご使用前に以下の点につき、ご了承下さい。
- 本体は有害な干渉を引き起こさないでしょう。
- 本体は、予期せぬ操作を引き起こすような干渉をも受信する可能性があります。