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PD-E

日本語

取扱説明書について

本取扱説明書について

  • ご使用前にこの取扱説明書をすべてお読みください。このことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条件となります。
  • 本取扱説明書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
  • 取扱説明書は常に製品とともに保管し、他の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡しください。

記号の説明

警告表示

警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
危険
危険
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
  • この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
  • この表記は、身体の負傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。

取扱説明書の記号

この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:
Image alternative 取扱説明書に注意してください
Image alternative 本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
Image alternative リサイクル可能な部品の取扱い
Image alternative 電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません

図中の記号

図中では以下の記号が使用されています:
Image alternative この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
Image alternative 図中の付番は、重要な作業手順あるいは作業手順にとって重要なパーツであることを示しています。本文中ではこれらの作業手順またはパーツは、(3) のように当該の番号でハイライト表示されています。
Image alternative 概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。
Image alternative この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。

製品により異なる記号

一般的な記号

本製品とともに用いられる記号。
Image alternative KCC‑REM-HLT‑PD-E
Image alternative ON/OFF ボタン
Image alternative 測定ボタン
Image alternative メニューボタン
Image alternative 消去ボタン(クリア)
Image alternative 右矢印ボタン
Image alternative 左矢印ボタン

製品情報

Image alternative 製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
  • 製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、製品データが必要になります。
    製品データ
    レーザーレンジメータ
    PD-E
    製品世代
    01
    製造番号:

製品に表示されているレーザー情報

レーザー情報
レーザー情報
Image alternative レーザークラス 2、IEC60825-1/EN60825-1:2007 規格に基づく、CFR 21 § 1040(Laser Notice 50)準拠。
Image alternative レーザークラス 2。レーザーを覗き込まないでください。レーザー光線を他人、あるいはレーザー機器を使用しての作業に関係ない人がいる可能性のある領域に向けないでください。
Image alternative リサイクル規制部品です。

適合宣言

Image alternative
製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE

安全

安全上の注意

基本的な安全注意事項

この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、下記事項を必ず守ってください。 製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
  • 安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
  • 本製品を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には本製品を使用しないでください。本製品使用中の一瞬の不注意が重大事故の原因となることがあります。
  • 安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
  • 認定を受けていない人が本製品を分解すると、クラス 2 を超えるレーザーが放射されることがあります。本製品の修理は、必ず Hilti サービスセンターに依頼してください。
  • 本製品の加工や改造は許されません。
  • ご使用前には毎回、本製品が正しく機能するかをチェックしてください。
  • ガラスや透明な物質を通して測った場合は、正確な値が得られない可能性があります。
  • 人の動きによりレーザー光線が遮られるなどの測定条件の急変の際には、測定結果が正確なものではなくなる可能性があります。
  • 本製品をじかに太陽や高輝度の光源に向けないでください。
  • 周囲状況を考慮してください。火災や爆発の恐れがあるような状況では、本体を使用しないでください。
  • 取扱説明書に記述されている使用、手入れと保守に関する事項に留意してご使用ください。

一般的な安全対策

  • 使用前に、製品に損傷がないか点検してください。損傷の認められる場合は、Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
  • もし本製品が落下やその他の機械的な圧力を受けた場合は、本製品の作動と精度をチェックしてください。
  • 本製品は現場仕様に設計されていますが、他の測定機器と同様、取り扱いには注意してください。
  • 未使用時には、本製品を乾いた高い場所に施錠し、子供が触れない状態で保管してください。
  • 本製品は子供が使用するように設計されていません。
  • 各国の労働安全衛生法に従ってください。

作業場の安全確保

  • 梯子や足場の上で作業を行うときは、不安定な態勢にならないように注意してください。足元を確かにし、常にバランスを保ちながら作業してください。
  • 測定場所の安全を確保し、本製品を使用するときは、レーザー光線が他人や自分に向いていないことを確認してください。
  • 極度に低温の場所から暖かい場所に移す場合、あるいはその逆の場合は、製品の温度が周囲温度と同じになるまで待ってから使用してください。
  • 本製品は必ず決められた使用制限内で使用してください。
  • 測定が不正確になるのを防ぐため、レーザー照射窓は常にきれいにしておいてください。
  • 各国の定める事故防止規定に従ってください。

レーザー機器を使用しての安全な作業

  • レーザークラス 2 / クラス II の本体は必ずトレーニングを受けた人員が操作してください。
  • レーザー光線を眼の高さで照射しないでください。
  • レーザー光線が不注意により鏡などの光線を反射させる面に照射されることを防止するため、安全処置を講じてください。
  • 他の人が光線を直接覗き込まないように、安全処置を講じてください。
  • 光線を監視されていない領域に照射しないでください。
  • 使用しない時はレーザーをオフにしてください。
  • 使用していないレーザー機器は、権限のない人が手を触れることのできない場所に保管してください。

電磁波適合性

本体は厳しい規則に適合するように設計されていますが、 Hilti としては強い電磁波の照射により障害を受けて誤作動が発生する可能性を完全に排除することはできません。このような状況あるいはその他の理由による誤作動が疑われる場合は、読取り値が惑わされていないかチェックしてください。また Hilti としては、本体が他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を及ぼす可能性も排除するこてはできません。本体はクラス A に準拠しており、 住宅区域では障害が発生する可能性があります。
韓国のみ:このレーザーレンジメータは、工商業区域で発生する電磁波に適したものです(クラス A)。使用者はこのことに注意し、このレーザーレンジメータを住宅区域で使用してはなりません。

製品の説明

製品概要

Image alternative
  1. 後端ストップ面
  2. 後端ストップ基準インジケーター LED
  3. 左矢印ボタン
  4. メニューボタン
  5. 測定ボタン
  6. 表示画面
  7. 前端ストップ基準インジケーター LED
  8. 測定用サイドボタン
  9. ON/OFF ボタン
  10. 右矢印ボタン
  11. ストラップキャッチ
  12. 消去ボタン(クリア)
  13. ¹/₄ インチネジ
  14. スパイク
  15. レザー放射部および受光レンズ
  16. 照準用サイト
  17. ¹/₄ インチネジ

正しい使用

本書で説明している製品はレーザーレンジメータです。本製品は、距離の通常測定および連続測定に使用するものです。

停止対象面、つまりコンクリート、石材、木材、プラスチック、紙などからの距離を測定することができます。プリズムや反射が強いターゲットは測定に使用しないでください。測定結果に誤差が生じる可能性があります。
本製品には単 4 電池を使用してください。

ディスプレイ表示の説明

メインメニュー
Image alternative 角度単位を選択する
Image alternative 囲い面積を指定する
Image alternative ピタゴラス計算による簡易測定
Image alternative 面積および容積を測定する
Image alternative 特殊機能を選択する
Image alternative 台形機能を選択する
Image alternative ピタゴラス機能を選択する
水平および対角線距離に対しては、1 つ以上の直角が必要になります。
Image alternative 設定を選択する
Image alternative 間接測定を行う
壁などの動かない対象物の測定には特定の角度は不要です。
一般記号
Image alternative 電池の充電状態
Image alternative スパイクが出ていない
Image alternative 測定バーが出ている
Image alternative 測定
Image alternative 測定距離の加算
Image alternative 測定距離の減算
Image alternative 選択
Image alternative 選択しない
Image alternative 測定の時間を選択する
Image alternative 電卓を選択する
角度単位のサブメニュー
Image alternative 傾斜(% 表示)
Image alternative メートル単位
Image alternative インチ/フィート単位
Image alternative 傾斜(角度表示)
面積および容積の測定のサブメニュー
Image alternative 矩形面積を測定する
Image alternative 三角形面積を測定する
Image alternative 容積を測定する
Image alternative 円筒容積を測定する
特殊機能のサブメニュー
Image alternative 屋外測定モードを選択する
Image alternative 自動明るさセンサーを選択する
Image alternative 囲い面積を指定する
Image alternative 連続位置決め機能を選択する
Image alternative 最短/最長 デルタ機能を選択する
Image alternative タイマーを選択する
Image alternative オフセット機能を選択する
Image alternative データメモリーを選択する
台形機能のサブメニュー
Image alternative 3 つの距離を測定する
Image alternative 2 つの距離、1 つの角度を測定する
ピタゴラス機能のサブメニュー
Image alternative ピタゴラス計算による簡易測定
Image alternative ピタゴラス計算による複合加算測定
Image alternative ピタゴラス計算による複合減算測定
設定のサブメニュー
Image alternative 測定単位。測定単位を選択する:Image alternative メートル Image alternative センチメートル Image alternative ミリメートル
Image alternative 測定起点。測定起点を選択する:Image alternative 先端 Image alternative ネジ裏側 Image alternative ネジ下側
Image alternative 角度単位。角度単位を選択する:Image alternative 傾斜(% 表示) Image alternative メートル単位 Image alternative インチ/フィート単位 Image alternative 傾斜(角度表示)
Image alternative エキスパートモードを選択する
Image alternative お気に入りリストを変更する
Image alternative スケールを有効にする
Image alternative トーンをオン/オフにする
Image alternative 常時レーザーを選択する
Image alternative 自動明るさセンサーを選択する
Image alternative 傾斜センサーの校正
Image alternative 装置の情報を表示する
Image alternative 工場出荷時の設定にリセットする
間接測定のサブメニュー
Image alternative 間接水平距離を測定する
Image alternative 間接垂直距離を測定する
Image alternative 天井での測定を実行する
Image alternative 間接垂直距離 II を測定する

本体標準セット構成品

レーザーレンジメータ、電池(2 個)、取扱説明書、製造証明書。
その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。

製品仕様

電源電圧
3 V
消費電流
400 mA
基準高度に基づく最大使用高度
2,000 m
(6,561 ft - 10 in)
最大相対湿度
80 %
動作温度
−10 ℃ … 50 ℃
(14 ℉ … 122 ℉)
距離測定時の測定精度(2σ、標準偏差)
±1.0 mm
傾斜測定時の測定精度(2σ、標準偏差)
±0.2°
レーザー出力
< 1 mW
レーザー波長
639 nm
(0.0000252 in)
パルス幅
< 3.6 ns
パルスサイクル時間
8.3 ns … 243 ns
重量(電池を含む)
165 g
(5.8 oz)
保管温度
−30 ℃ … 70 ℃
(−22 ℉ … 158 ℉)
レーザークラス(EN 60825-1:2007 準拠)
レーザークラス 2
保護等級(IEC 60529 準拠)
IP 65

ご使用方法

基本機能

左または右矢印ボタンにより希望の機能に移動します。
  • 機能を選択するには必ず測定ボタンを操作してください。

電池を挿入する

電池の極性を間違わないよう注意してください。電池は必ず 2 個同時に交換してください。損傷した電池は使用しないでください。
Image alternative
  • 電池収納部を開いて電池を挿入します。

レーザーレンジメータをオン/オフにする

  1. 本体をオンにするには、電源オフの状態で ON/OFF ボタンまたは測定ボタンを押します。
  2. 本体をオフにするには、電源オンの状態で ON/OFF ボタンを押します。

スパイクを使用しての測定

Image alternative
  1. スパイクを 90°開きます。この状態でスパイクを起点として使用することができます。
    このときスパイクは、本体を特定の位置に照準し続けて位置決めすることをサポートします。これは特に、間接測定、台形測定およびピタゴラス測定の場合に有効です、なぜなら、これらの測定結果は評価値に基づくためです。
    アクセス不可能な位置に対しては、PDA 72 測定延長ジグを使用してください。本体は測定延長ジグを自動的に検知します。ディスプレイに確定ウインドウが表示されます。
  1. スパイクを 180°開きます。測定起点が自動的にスパイクに切り替ります。

ターゲット板を使用しての測定

Image alternative
  1. 以下のような不利な条件において距離を測定するためにターゲット板を使用します:
    • 表面がレーザー光線を反射しない壁面。
    • 測定点が表面上にない。
    • 測定すべき距離が非常に大きい。
    • 反射が不十分(強い太陽光)。
  2. ターゲット板を使用しての測定の際は、測定された距離に 1.2 mm を加算してください。

測定モード

通常測定を行う

  1. レーザー光線を有効にするには、 測定ボタンを短く押します。
  2. レーザー光線をターゲットポイントに照準してその状態を保持してください。
  3. 測定を行うには 測定ボタンを短く押します。
    • 測定された距離がディスプレイの下側のラインに表示されます。
    • 以前の測定における測定値はディスプレイの上側のラインに表示されます。
  4. さらに測定を行うためには、レーザーをターゲットポイントに照準した状態を維持しながら、測定 ボタンにより改めて測定を開始します。

連続測定を行う

連続測定の実行中は、1 秒あたり 6...10 回の測定が行われ、測定値が表示されます。希望の距離となるまで、対称面に対してレーザーレンジメータを動かすことができます。
  1. 2 秒間測定ボタンを押します。
    • トーン信号がオンになっていると、シグナル音が鳴ります。
  2. 希望の距離となるまで、レーザーレンジメータを対称面に近づけます/対象面から遠ざけます。
  3. 測定 ボタンを短く押します。
    • 測定された距離がディスプレイの下側のラインに表示されます。
    • 以前の測定における測定値はディスプレイの上側のラインに表示されます。

角度単位を選択する

  1. メニューで角度単位の記号を選択します。
  2. 左または右矢印ボタンにより希望の角度単位に移動します。
  3. 測定ボタンで希望の角度単位を選択します。

面積および容積を測定する

矩形面積を測定する

  1. 本体を最初の部屋の幅のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体を部屋の長さのターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

三角形面積を測定する

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  3. 本体を 3 番目のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

容積を測定する

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  3. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

円筒容積を測定する

  1. 円筒の高さを測定するために、本体をターゲットポイントに向けて測定ボタンを押します。
  2. 円筒の直径を測定するために、本体をターゲットポイントに向けて測定ボタンを押します。

特殊機能

自動明るさセンサー

  • 特殊機能メニューで自動明るさセンサーの記号を選択します。
    自動明るさセンサーは、周囲が暗くなるとディスプレイのバックライトを自動調整します。これにより、電池出力を節約します。

囲い面積

  1. 本体を最初の部屋の長さのターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 結果は中間結果として保存されます。
  2. 本体を次の部屋の長さに向けて、測定ボタンにより測定を行います。
    • 2 番目の測定結果が中間結果表に表示されます。太字で表示される中間結果は測定された部屋の長さの総和です。
  3. すべての部屋の長さが測定されるまでこの手順を繰り返します。
  4. 部屋の高さに切り替えるには右矢印ボタンを押し、測定ボタンで確定します。
  5. 本体を部屋の高さに向けて、測定を行います。
    • 部屋の高さが測定され、中間結果ラインに表示されます。直ちに囲い面積が計算されて、測定値ラインに表示されます。

連続位置決め機能

  1. 間隔を手動で入力します。これには左または右矢印ボタンを使用してキーボード記号を選択し、測定ボタンで確定します。
  2. 適切な数字を選択し、測定ボタンで確定します。
  3. 右下コーナーのチェックの記号を選択して値を確定します。
  4. 旗の記号を選択します。
    • 選択された距離が 2 つの旗の内側に表示されます。
  5. 測定ボタンを押して測定を開始します。
    • 画面の矢印は、本体を動かす方向を示しています。目標距離に達すると、距離の上方および下方に黒い矢印が表示されます。
  6. 距離を乗じるには本体を持ってさらに移動します。右側に、すでに距離を何回乗じたかが表示されます。
  7. 測定ボタンを押して測定を終了します。
    写し距離に達すると、マーキングを容易にするためにインジケーターに現在の基準が表示されます。
    手動入力に代えて、必要な間隔を測定することもできます。そのためには通常測定の記号を選択し、測定ボタンで確定します。

最短/最長 デルタ機能

  1. 特殊機能メニューで最短/最長 デルタ機能の記号を選択します。
  2. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  3. 測定ボタンを押して測定を終了します。
    • 最後に測定された距離が測定値ラインに表示されます。

データメモリー

  1. 特殊機能メニューでデータメモリーの記号を選択します。
    本体はグラフィック表示も含めて最大 30 個の表示を保存します。データメモリーにすでに 30 個の表示が保存されている場合には、新しい表示を保存すると最も古い表示が自動的に削除されます。
  2. データメモリーを削除するには、データ保存画面で C ボタンを 2 秒間押し続けます。

台形機能

台形機能(3 つの距離)

  1. 台形機能メニューで 3 つの距離に対する台形機能の記号を選択します。
  2. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 最初の距離の測定の後、次の測定を促すグラフィックが自動表示されます。
  3. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  4. 本体を 3 番目のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

傾斜のある台形機能(2 つの距離、1 つの角度)

  1. 台形機能メニューで傾斜のある台形機能の記号を選択します。
  2. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  3. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

ピタゴラス機能

ピタゴラス計算による簡易測定

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    測定結果を厳密なものとするために、2 番目の距離はターゲット距離に対して直角でなければなりません。

ピタゴラス計算による複合加算測定

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    測定結果を厳密なものとするために、2 番目の距離はターゲット距離に対して直角でなければなりません。
  3. 本体を 3 番目のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

ピタゴラス計算による複合減算測定

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
  3. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。

設定

お気に入りリストを変更する

  1. 変更したい機能に移動し、測定ボタンで確定します。
  2. 希望する機能に移動し、測定ボタンで確定します。

スケールを有効にする

  1. 各数値を設定し、値を測定ボタンで確定します。
  2. チェックの記号を選択して値を確定します。

傾斜センサーの校正

  1. 本体を水平な面に横たえて測定ボタンを押します。
  2. 本体を 180 ° 回し、測定ボタンを押します。
    • これで傾斜センサーが校正されました。

間接測定

間接水平距離

  • 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 距離と傾斜角度が測定され、中間結果ラインに表示されます。
    • 直ちにターゲット距離が計算されて、測定値ラインに表示されます。

間接垂直距離(2 つの角度、2 つの距離)

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 1 番目の距離と角度が測定され、中間結果ラインに表示されます。
    • 2 番目の距離を測定するように促すグラフィックが自動表示されます。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 直ちにターゲット距離が計算されて、測定値ラインに表示されます。

天井での測定

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 1 番目の距離と角度が測定され、中間結果ラインに表示されます。
    • 2 番目の距離を測定するように促すグラフィックが自動表示されます。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 直ちにターゲット距離が計算されて、測定値ラインに表示されます。

間接垂直距離 II(2 つの角度、1 つの距離)

  1. 本体をターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 1 番目の距離と角度が測定され、中間結果ラインに表示されます。
    • 2 番目の距離を測定するように促すグラフィックが自動表示されます。
  2. 本体を次のターゲットポイントに向け、測定ボタンを押します。
    • 直ちにターゲット距離が計算されて、測定値ラインに表示されます。

手入れ、搬送および保管

清掃

  • レンズに指で触れないでください。
  • レンズはエアを吹き付けるか、あるいは清潔な柔らかい布を使用して清掃してください。
  • 純粋なアルコールまたは水以外の液体は使用しないでください。

搬送

本製品の搬送の際はバッテリーや電池を絶縁するか、あるいは本製品からバッテリーや電池を抜き取ってください。
  • 搬送や出荷の際は納入時の Hilti 純正梱包材を使用するか、あるいはこれと同等の梱包を施してください。

保管および乾燥

  • 本製品は湿った状態で保管しないでください。本製品はケースに入れたり保管する前に乾燥させてください。
  • 保管あるいは搬送の際は、製品仕様に記載されている温度限界に注意してください。
  • 長期間保管した後や搬送後は、使用前に本製品の精度をチェックしてください。

廃棄

警告
負傷の危険。 誤った廃棄による危険があります。
  • 機器を不適切に廃棄すると、以下のような問題が発生する恐れがあります:プラスチック部品を燃やすと毒性のガスが発生し、人体に悪影響を及ぼすことがあります。電池は損傷したりあるいは激しく加熱されると爆発し、毒害、火傷、腐食または環境汚染の危険があります。廃棄について十分な注意を払わないと、権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があります。このような場合、ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
Image alternative Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、使用済みの電気工具は一般ゴミとは別にして、環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
Image alternative
  • 本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。

メーカー保証

  • 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。