TE 800-AVR (01)
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
- 警告事項! 本製品をご使用になる前に、同梱の取扱説明書と指示事項、安全上の注意、警告表示、図および製品仕様を読んで、その内容を理解を理解してください。特に、すべての指示事項、安全上の注意、警告表示、図、製品仕様、構成部品と機能に精通しているようにしてください。これを怠ると、感電、火災、および/または重傷事故の危険があります。後日確認できるように、取扱説明書とすべての指示事項、安全上の注意、警告表示を保管しておいてください。
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
- 製品に同梱されている取扱説明書は、印刷の時点で最新の技術状況を反映しています。オンラインの Hilti 製品ページで常に最新バージョンをご確認ください。これについては、本取扱説明書のリンク、または QR コード(
の記号)に従ってください。
- 他の人が使用する場合には、本製品とともにこの取扱説明書を一緒にお渡しください。
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:
危険
危険 !
- この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告 !
- この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意 !
- この表記は、身体の負傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:
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取扱説明書に注意してください
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
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リサイクル可能な部品の取扱い
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません
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図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:
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この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
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図中の付番は、重要な作業手順あるいは作業手順にとって重要なパーツであることを示しています。本文中ではこれらの作業手順またはパーツは、(3) のように当該の番号でハイライト表示されています。
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
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製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています:
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サービスインジケーター
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パワーレベル選択
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安全
警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
- 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
作業者に関する安全
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具の使用および取扱い
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
サービス
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
すべての作業に関する安全上の注意
- 耳栓を着用してください。 騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
- 本体には一緒に納品された補助ハンドルを使用してください。 これ以外のハンドルを使用すると、コントロールを失ってけがをする恐れがあります。
- 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず本体の絶縁されたグリップを持ってください。 通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険があります。
作業者に関する安全
- 本製品とアクセサリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 本製品あるいはアクセサリーには、決して加工や改造を加えないでください。
- 天井、壁および床のハツリ作業の際には、足元がしっかりと安定していることを確認してください。足場が突然に壊れると、バランスを失う危険があります!
- 剥がし作業の場合には、作業側と反対の領域を保護してください。剥がれた部分が脱落、落下して他の人を負傷させる危険があります。
- 使用中は、作業者および現場で直近に居合わせる人々は、適切な保護メガネ、保護ヘルメット、耳栓、保護手袋、および防じんマスクを着用しなければなりません。
- 先端工具の交換時には保護手袋を着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因となることがあります。
- アイシールドを着用してください。破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。
- 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、 鉛、あるいは鉛ベースの塗料、 レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、 樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、 アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
- 十分に換気された領域での作業
- 粉じんとの長時間の接触の回避
- 粉じんを顔や体から遠ざける
- 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する
- 頻繁に休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、強い振動により指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
電気に関する安全注意事項
- 作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。電線、ガス管あるいは水道管を損傷すると、本製品外側の金属部分での感電事故、あるいは爆発が発生する可能性があります。
電動工具の慎重な取扱いおよび使用
- 本製品は、作業位置に運んでからスイッチを入れるようにしてください。
- 本製品は停止するまで置かないでください。
製品の説明
- チャックおよびチゼル角度調整機構
- 冷却溝
- クランピングバンド
- 通気溝
- サイドハンドル
- ON/OFF スイッチ
- グリップ
- 表示ディスプレイ
- サービスインジケーター
- パワーレベル選択インジケーター
- 電源コード
- 銘板
- ノブ
本書で説明している製品は、ニューマチック構造の打撃機構を備えた電動ハツリ機です。本製品は、コンクリート、石材およびアスファルトへの重ハツリ作業用の工具です。
- 必ず銘板に表示されている電圧、周波数で使用してください。
この電動ハツリ機は、振動を大幅に低減させる Active Vibration Reduction (AVR) システムを装備しています。
この電動ハツリ機は、サービスインジケーターを装備しています。
状態
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意味
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サービスインジケーターが点灯。
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作動時間がサービス期限に達している。遅滞なく Hilti サービスセンターに本製品のサービス作業を依頼してください。これにより本製品は、常に使用可能な状態に維持されます。
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この電動ハツリ機は、パワーレベル選択インジケーターを装備しています。
状態
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意味
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パワーレベル選択インジケーターが点灯。
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ハツリ能力は、70% に抑えられています。ハツリフルパワーにするには、改めてパワーレベル選択スイッチを押してください。ハツリ能力を調整できるのは、本体が電源に接続されているときのみです。
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電動ハツリ機、サイドハンドル、取扱説明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group | USA:www.hilti.com でご確認ください。
製品仕様
定格電圧、定格電流、周波数および/または定格電力については、国別の銘板でご確認ください。
発電機または変圧器を使用しての作業の場合は、それらは本体の銘板に記載されている定格電力より 2 倍以上大きな出力がなければなりません。変圧器または発電機の作動電圧は、常に本体の定格電圧の +5 %...-15 % の範囲になければなりません。
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TE 800‑AVR
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製品世代
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01
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定格電力
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1,850 W
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1 回当たりの打撃力
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21 J
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重量
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10.6 kg (23.4 lb)
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ご使用方法
注意
負傷の危険! 製品は意図せず作動することがあります。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前に電源プラグを抜いてください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
サイドハンドルを取り付ける
注意
負傷の危険 電動ハツリ機のコントロールの喪失。
- サイドハンドルが正しく取り付けられ、しっかりと固定されていることを確認してください。
先端工具を交換する
警告
負傷の危険 使用中に先端工具が高温になる場合があります。
- 先端工具のコネクションエンドにグリスを軽く塗布します。
- 先端工具をチャックのストップ位置まで差し込み、ロックさせます。
- チャックロックスリーブをストップ位置まで引き戻し、先端工具を取り外します。
必ず Hilti の純正グリスを使用してください。適切でないグリスを使用すると、製品の損傷の原因となることがあります。
先端工具を取り外す
危険
火災の危険 熱くなっている先端工具と引火性が高い物質との接触による危険。
- 熱くなっている先端工具を引火性の高い物質の上に置かないでください。
警告
負傷の危険 使用中に先端工具が高温になる場合があります。
チゼル角度調整
注意
負傷の危険 ハツリ方向のコントロールの喪失。
- 機能切り替えスイッチが「チゼル角度調整」位置で作業をしないでください。機能切り替えスイッチを「ハツリ作業」の位置にし、その位置にロックさせます。
チゼルは 6 つの異なる位置に(60° ステップで)調整することができます。これによってコールドチゼルでもスケーリングチゼルでも、最適の角度で作業できます。
ハツリ能力を調整する
- パワーレベル選択スイッチを押します。
精密なハツリ作業を行う場合は、ハツリ能力を 70% に低減してください。
ハツリ能力を調整するには、本体が電源に接続されていなければなりません。
- 再びフルパワーでハツリ作業を行うには、パワーレベル選択スイッチを押してください。
警告
感電による危険! アース線および漏電遮断器がないと、重傷事故および火傷の危険があります。
- 工事現場の電気供給配線には、電源からのものであるか発電機からのものであるかを問わず、必ずアース線と漏電遮断器が備わっていて、それらが接続されていることを確認してください。
- これらの安全対策を施さずに製品を作動させないでください。
警告
損傷したコードによる危険! 作業中に電源コードまたは延長コードを損傷した場合は、コードに触れないでください。不意に始動しないように電源プラグをコンセントから抜きます。
- 本体の電源コードを定期的に点検し、コードに損傷がある場合は認定を受けた修理スペシャリストに交換させてください。
作業の全般について現場監督者の許可を得てください!
ハツリ作業
- 電源プラグをコンセントに差し込みます。
低温での作業:打撃機構を作動させるためには、本体温度が最低運転温度に達している必要があります。この温度まで上げるには、本体を短時間母材に当てて本体をアイドル回転させます。必要であれば、打撃機構が始動するまでこの動作を繰り返します。
- チゼルを端部から約 80...100 mm(3¹⁄₈"...4")の位置に当てます。
- 本体をオンにするには、ON/OFF スイッチを右へ押します。
- 本体をオフにするには、ON/OFF スイッチを左へ押します。
押し付けが小さすぎると、チゼルが跳ね返ります。押し付けが大きすぎると、ハツリ能力が低下します。
鉄筋での作業の際は常にチゼルを母材の端に向かって移動させ、鉄筋の方向へは向けないでください。
手入れと保守
警告
感電による危険! 電源プラグをコンセントに接続した状態で手入れや保守を行うと、重傷事故および火傷の危険があります。
- 手入れや保守作業の前に、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
手入れ
- 強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
- 通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
- ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
警告
感電による危険! 電気部品の誤った修理は、重傷事故および火傷の原因となることがあります。
- 電気部品の修理を行うことができるのは、訓練された修理スペシャリストだけです。
- 目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。直ちに Hilti サービスセンターに修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当または Hilti Store にお問い合わせいただくか、あるいは www.hilti.group でご確認ください。
搬送および保管
搬送
- 本製品は先端工具を装着した状態で搬送しないでください。
- 搬送の際に確実に固定されているか確認してください。
- 搬送の後にはその都度、目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについて問題なく機能することを点検してください。
保管上の注意事項
- 本製品は、必ず電源プラグを抜いた状態で保管してください。
- 本製品は、乾燥している場所に、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 長期にわたっての保管の後には、目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、操作エレメントについて問題なく機能することを点検してください。
故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業担当または
Hilti サービスセンターにご連絡ください。
故障
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考えられる原因
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解決策
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本体が始動しない。
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電子回路が初期化中(電源プラグを差し込んでから約 1 秒以内)、または電源遮断後に電子式インターロックがアクティブになった。
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主電源が供給されていない。
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電源コードあるいはプラグの故障。
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- 修理スペシャリストに点検を依頼し、必要な場合には交換する。
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コントロールスイッチの故障。
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- 修理スペシャリストに本体の点検を依頼し、必要な場合にはカーボンを交換する。
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発電機がスリープモード
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本体が始動せず、サービスインジケーターが赤色で点灯する。
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カーボンブラシの摩耗。
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- 修理スペシャリストに点検を依頼し、必要な場合には交換する。
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本体の損傷。
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- Hilti サービスセンターに本体の修理を依頼する。
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打撃がない。
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本体温度が低すぎる。
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- 本体を短時間母材に当て、運転温度になるまでアイドル回転させる。
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本体の損傷。
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- Hilti サービスセンターに本体の修理を依頼する。
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本体が始動しない。
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電子回路が初期化中(電源プラグを差し込んでから約 1 秒以内)、または電源遮断後に電子式インターロックがアクティブになった。
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主電源が供給されていない。
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電源コードあるいはプラグの故障。
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- 修理スペシャリストに点検を依頼し、必要な場合には交換する。
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コントロールスイッチの故障。
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- 修理スペシャリストに本体の点検を依頼し、必要な場合にはカーボンを交換する。
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発電機がスリープモード
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本体が作動しサービスインジケーターが赤色で点灯する。
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サービスインジケーターが点灯。
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- Hilti サービスセンターにサービスまたは修理を依頼する。
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本体機能がフルに発揮されない。
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パワーレベル制限が有効になっている。
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- パワーレベル選択スイッチを操作する(パワーレベル選択インジケーターに注意する)。その後本体をオフにし、再びオンにする。
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延長コードが長すぎる、または導体断面積が小さすぎる。
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- 十分な導体断面積を持つ延長コードを使用する (長さが 40 m の場合 1.5 mm²、長さが 65 m までの場合 2.5 mm²)。
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供給電源の電圧が低すぎる。
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チゼルをロック解除できない。
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チャックが完全に引き戻されていない。
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- チャックロックスリーブをストップ位置まで引き戻し、先端工具を取り外す。
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廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で
Hilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または
Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。
- 電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!
メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。