HILTIウェッジ式史上最高性能を誇る金属系アンカーHST4
近年の建物のスラブは軽量化かつ高強度化により、あと施工アンカーの設計・選定にお困りの方が多いのではないでしょうか。 デッキ合成スラブではスラブ厚が薄い製品も出てきており、施工するアンカーによってはスラブを貫通してしまう点や、デッキ谷部ではアンカーを施工するとスラブが割れてしまう可能性が懸念されます。 また、コンクリート圧縮強度Fc=50N/㎟を超えるような高強度コンクリートで使用可能だと謳われているアンカーはほとんど流通しておらず、実際の施工可否については現場での性能試験等の検討が必要となります。 このようなアンカー施工に関わる施工判断の難しい部位でも、躯体に極力のストレスを与えずに高耐力を担保できるHILTI 最新式 金属系締付け方式 ウェッジ式アンカーHST4(以下、HST4)をご紹介させていただきます。

HST4の概要
HST4は従来品のウェッジ式(HSA)と比較し、「ウェッジ部の特殊形状加工」 「ウェッジ式初の4枚スリーブ形状」により、現場の様々な課題を解決します。
ウェッジ部の特殊形状加工では、ウェッジ先端にくぼみのある形状となり、アンカーを締めつけた際にスリーブがそのくぼみにはまることで確実に固定されるようになりました。
この形状により、ウェッジの拡張幅にばらつきが起きずに一定の拡張幅での施工を可能にし、Fc=95N/㎟までの高強度コンクリートにも使用できる唯一無二の金属系アンカーとなります。
4枚スリーブ形状は最小母材厚の低減にも成功しました。新スリーブは母材への応力伝達が効率化されており、引張力が作用した際に発生するコンクリートへの応力発生範囲を抑えられるようになりました。
結果、薄い母材であっても割裂破壊が起きにくく、必要なコンクリート母材厚さも小さくすることができました。
欧州ではコンクリート母材は地震等の外力や環境要因・経年劣化によりアンカー施工箇所に「ひび割れ」が発生することを前提として設計を行っています。
HST4は長期耐久性能として施工後に0.3mmまでのひび割れが入った場合の性能評価に加えて、地震を想定してアンカーに持続荷重を加えた状態で0mm~0.8mmの繰り返し変動するひび割れに対する技術評価(ETA)を取得しております。
ヒルティでは、日本において耐震や長期性能を考慮して設計する場合、あと施工アンカー自体の耐震や長期耐久性能を有するアンカーの選定が必要だと考えます。
HST4の優位性
ここでHST4の性能について破壊モード耐力ごとに特徴を説明します。
欧州技術認証(ETA)における金属系アンカーの耐力評価は、鋼材・抜出し・コーン状破壊の3つの破壊モードで行います。
・コーン状破壊では、引張試験の平均値、有効埋込み長(とコンクリート圧縮強度を用いた評価式にて係数(k)を評価します。
HST4は様々な有効埋込み長さや強度の違うコンクリートにおける引張試験の平均値が高く安定していたため、コーン状破壊係数(k)が一般的なウェッジ式アンカーよりも高い係数で評価を受けています。
・抜出し破壊では評価値が2倍以上(M10、有効埋め込み40mmの場合)となっており、これは4枚スリーブとなったウェッジ部が孔壁面との支圧・摩擦力が増えることで、
抜出し耐力が大幅に増加し、すなわち抜出し破壊が発生しにくいアンカーとして評価を受けています。
・鋼材破壊では、HST4は従来品よりも高い降伏点、引張強度を有する鋼材を用いるため高い評価を受けています。
HST4は80mm厚のコンクリートや高強度コンクリートにおいても使用が可能な高性能アンカーです。
今お使いのアンカーのサイズダウン、長期耐久性または耐震性を考える場合は、HST4をお勧めします!
HILTIでは現場の様々な課題に対して、解決できるソリューションを持ち合わせております。
技術サポート体制では、直接現場や顧客先でアンカーの技術提案・サポートをする「フィールドエンジニア」とバックオフィスから技術サポートをする「テクニカルエンジニア」がおり、充実したサポート体制を整えております。
アンカーのご相談はぜひHILTIへご連絡ください。
問い合わせ先:
TEL:0120-66-1159
Mail: AskHilti.JPTeam@hilti.com