プラスワンの仕事をする・・・。

メカニック・トレーナー 浅野 充生|MITSUO ASANO

メカニック・トレーナー 浅野 充生|MITSUO ASANO

入社18年目、メカニック・トレーナーの浅野さんがヒルティに入社したきっかけは何だったのですか?

浅野: 純粋に製品メンテナンスの仕事がしたくてヒルティに入社しました。これまでにさまざまな製品の修理を経験し、現在はメカニック・トレーナーの仕事に就いています。

 

メカニックを育てる側の立場になったのですね?

浅野: はい。ただし仕事が忙しい時期やメカニックが休暇で人手が足りない場合などは、今でも代わりに修理作業に加わります。

 

ベテランの浅野さんにズバリ伺います。この仕事のやりがいは、どのように言葉で表現できますか?

浅野:まず、私はヒルティが好きなのです。先進性の高い製品群を世に出し続ける技術力は、いち技術者の立場から見ても凄い!と思っています。

またお客様から指摘された要求や寄せられた現場の声を元に、本社に改善提案などを日々行っていますが、そのようなアクションに対する対応姿勢にも共感しています。自分の提案が改善内容に反映された場合などに、大きなやりがいを感じます。

 

現場の声を大切にする企業風土が、ヒルティツールサービス精神の根幹にあるように感じますね。修理は専任制を取られていますよね? それについてはトレーナーの立場から捉えていかがですか?

浅野:これについては、他のシニアメカニックの意見と同じです。ヒルティでは100種類以上の製品を販売しており、ここツールサービスセンターでは、全国に販売されたヒルティ製品の修理・メンテナンスを一手に行っています。専任制を敷くことで、各製品の修理における習熟度は短期間で上がります。その積み重ねによって修理品質の向上につながります。当然ですがメカニック個々のスキルもアップします。結果、品質を追求すると専任制が有利だと考えます。

 

反対に専任制のデメリットはありますか?

浅野:ひとつの仕事を長く続けていると、やはり飽きてきてしまいます。修理の現場において、高いモチベーションを維持し続けるのは簡単なことではありません。ですから、ある程度の周期で担当製品のローテーションを実施してその対策をはかるとともに、メカニックの製品知識や修理技術向上をはかっています。それと急な事情で休まなくてはならなくなった場合、仕事が止まってしまいますからチームでバックアップしなくなはなりません。その対応は準備してはいますが、他のメカニックの負担は大きくなってしまいます。故障に関しては季節要因もあり時期によって偏りがありますから、シニアメカニックが人員体制も含め毎日のミーティングで調整しています。

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やはり専業メカニックに仕事は、簡単に代用できるレベルではないということでしょうか。そう考えるとメカニックの健康管理はかなり重要になってきますね。

浅野: 当然そうなります。心身健康であることが修理品質を維持するために欠かせない条件です。ですから風邪などをひいてしまったら、他のメカニックにうつさないよう配慮や努力を一人ひとりが自主的に行います。

 

まさにチームでひとつの仕事を成し遂げている感じがよく伝わってきます。照れくさいかもしれませんが、ヒルティのメカニック魂を言葉にするとどんな感じなのでしょう?

浅野: そうですね。入社したばかりの頃、修理という仕事と向き合うにあたり当時の上司からこう言われました。お客様から「さすがヒルティ!」って思われるように仕事に取り組んでみたらどうかと・・・。このアドバイスがとても印象に残っています。「プラスワンの仕事をする! お客様がどう思いどう感じるかを考えて仕事をする!!」

それこそが、ヒルティのメカニック魂ではないでしょうか。

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すべてはお客様のためということですね。そんな浅野さんにとって、印象に残っている修理品エピソードは何ですか?

浅野: 某家電メーカーのお客様から依頼されたダイヤモンド製品が、修理後にすぐにエラーが出てしまい使えないとクレームが入りました。そうした経緯もあり、お客様が今度は直接来て出張修理してほしいと強く要請されました。当時の上長の判断で私が派遣されることになり工場まで出向きました。20名ほど集まる中、製品を分解して原因を探ってみたもののエラーの原因が特定できずに、結局ツールセンターまで持ち帰ることになり出張は無駄になってしまいました。到着してすぐの頃、お客様は多少イライラされている様子に見受けられましたが、その場で解決できなかったにも関わらず工場を後にするときには、「わざわざ来ていただきありがとうございました」と御礼の言葉までかけてくださって・・・。

現地では緊張して気づかなかったのですが、持ち帰って改めて分解したらすぐに原因が特定でき正常に稼動することが確認できたので、その日のうちに出荷しました。

このお客様とはその後も大変良好な関係が構築できています。形式に縛られた対応をしていたら、現在のような信頼関係は築けなかったかもしれませんね。

 

修理という仕事は、故障した製品だけを直す仕事ではないという貴重なエピソードですね。最後にお客様へメッセージをお願いします。

浅野: お客様から修理依頼いただいた中の1~2割程度は、製品本来の正しい使い方がなされなかったことに原因があるケースが見受けられます。故障を未然に防ぐためにも、私たちからはアナウンスを充実させていきますので、お客様も是非ご協力いただけるとありがたいです。

どうぞよろしくお願い致します。

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