SC 6WP-22 (01)
オリジナル取扱説明書
取扱説明書について
本取扱説明書について
- 警告事項! 本製品をご使用になる前に、同梱の取扱説明書と指示事項、安全上の注意、警告表示、図および製品仕様を読んで、その内容を理解を理解してください。特に、すべての指示事項、安全上の注意、警告表示、図、製品仕様、構成部品と機能に精通しているようにしてください。これを怠ると、感電、火災、および/または重傷事故の危険があります。後日確認できるように、取扱説明書とすべての指示事項、安全上の注意、警告表示を保管しておいてください。
- 製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニングされた人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、あるいは規定外の使用は危険です。
- 製品に同梱されている取扱説明書は、印刷の時点で最新の技術状況を反映しています。オンラインの Hilti 製品ページで常に最新バージョンをご確認ください。これについては、本取扱説明書のリンク、または QR コード( の記号)に従ってください。
- 他の人が使用する場合には、本製品とともにこの取扱説明書を一緒にお渡しください。
記号の説明
警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています:取扱説明書の記号
この取扱説明書では、以下の記号が使用されています:取扱説明書に注意してください |
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本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報 |
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リサイクル可能な部品の取扱い |
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電動工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません |
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Hilti Li-Ion バッテリー |
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Hilti 充電器 |
図中の記号
図中では以下の記号が使用されています:この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。 |
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付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります。 |
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概要図 には項目番号が付されていて、製品概要 セクションの凡例の番号に対応しています。 |
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この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。 |
製品により異なる記号
一般的な記号
本製品とともに用いられる記号。無負荷回転数 |
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直流 |
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回転方向矢印 |
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毎分回転数 |
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直径 |
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ソーブレード |
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本製品は、iOS および Android プラットフォームと互換性のある無線データ転送をサポートしています。 |
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本製品がそれに該当する場合、本製品はこの認証機関により適用される規格に従って米国およびカナダ市場に対して認証されています。 |
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Li-Ionen バッテリー |
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バッテリーは決して打撃工具として使用しないでください。 |
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バッテリーは落下させないでください。ぶつけたり、あるいはその他の理由で損傷しているバッテリーは使用しないでください。 |
義務表示
製品には以下の義務表示が使用されています:保護メガネを着用してください |
安全
電動工具の一般安全注意事項
警告事項 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、指示事項、図、および製品仕様をお読みください。 以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用語「電動工具」とは、お手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリーツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安全
- 作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故の原因となります。
- 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでください。 電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
- 電動工具の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
- 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。 プラグは絶対に変更しないでください。 保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。 オリジナルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
- パイプ、ラジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
- 電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。 電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物、可動部等に触れる場所に置かないでください。 電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の危険が大きくなります。
- 屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。 屋外専用の延長コードを使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。 漏電遮断器を使用すると、感電の危険が小さくなります。
- 電動工具を使用の際には、油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。 疲れている場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないでください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
- 個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 負傷の危険を低減するために、電動工具の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
- 電動工具の意図しない始動を防止して下さい。 電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。 オン/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあります。
- 電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチが本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
- 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてください。 これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
- 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、衣服、手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれる恐れがあります。
- 吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認してください。 吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
- 電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、電動工具に関する安全規則を無視しないでください。 不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
- 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具の使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
- スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。 スイッチで始動および停止操作のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
- 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。 この安全処置により、電動工具の意図しない始動を防止することができます。
- 電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関する知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください。 未経験者による電動工具の使用は危険です。
- 電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。 電動工具をご使用になる前に、損傷部分の修理を依頼してください。 事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が原因となっています。
- 先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、作業が簡単かつ、スムーズになります。
- 電動工具、アクセサリー、先端工具などは、それらの説明書に記載されている指示に従って使用してください。 その際は、作業環境および用途についてもご注意ください。 指定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
- グリップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ち、オイルやグリスの付着がないようにしてください。 グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、予期していない状況が発生した際に電動工具を安全に使用/制御できません。
- バッテリーを充電する場合は、必ずメーカー推奨の充電器を使用してください。 特定タイプのバッテリー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
- 電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。 指定以外のバッテリーを使用すると、負傷や火災の恐れがあります。
- 使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。 バッテリーの電気接点間が短絡すると、火傷や火災が発生する危険があります。
- 正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。 その場合、漏れた液には触れないでください。 もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い流してから医師の診察を受けてください。 流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
- 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。 損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは、予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
- バッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。 火気あるいは 130 °C(265 °F)を超える高温は、爆発の原因となることがあります。
- 充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記載された温度範囲外で充電しないでください。 正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電により、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
- 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、必ず純正部品を使用してください。 これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
- 損傷したバッテリーは決して手入れや保守を行わないでください。 バッテリーの保守作業はすべて、メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。
すべてのソーに対する安全上の注意
切断作業- 危険:切断領域やソーブレード付近に手を差し出さないでください。片方の手で補助グリップまたはモーターハウジングを保持してください。 両手でソーを保持すれば、ソーブレードで手を負傷することはありません。
- 作業材料の下側をつかまないでください。 保護カバーは、作業材料の下側に出るソーブレードから手を保護することはできません。
- 切り込み深さを作業材料の厚さに合わせてください。 作業材料の下に出る部分を歯の全高より小さくしてください。
- 切断する作業材料を手や足で支えないでください。作業材料は安定した支持具に固定してください。 身体の一部が触れたり、ソーブレードが噛んだり、制御不能に陥ったりする危険を最小限に抑えるため、作業材料を正しく固定することは重要です。
- 隠れた電線に先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず電動工具の絶縁されたグリップのみを持つようにしてください。 通電しているケーブルと接触すると、電動工具の金属部分にも電圧がかかり感電の危険があります。
- 縦切断の際には必ずストッパーまたはストレートエッジガイドを使用してください。 これにより切断精度を高め、ソーブレードが噛む可能性を低減することができます。
- 常に適切な取り付け穴(星形または丸形など)の付いた正しいサイズのソーブレードを使用してください。 ソーの取り付け部に合っていないソーブレードを使用すると、回転が不安定になったり、制御不能になったりする恐れがあります。
- ソーブレードワッシャー/スクリューが損傷していたり、適切でない場合、決してこれらを使用しないでください。 ソーブレードワッシャー/スクリューは、最適な出力と作動安全性を確保するためにご使用のソー専用に製造されたものです。
- 反動は、ソーブレードが引っかかったり噛んだりしたときや、ソーブレードが正しく設置されていないときに起こる突然の反応動作で、制御不能になったソーが作業材料から浮き上がって作業者に向かって跳ね返ることがあります。
- ソーブレードが閉じたカットギャップで引っかかったり噛んだりすると、ソーブレードがブロックされ、モーター力でソーが作業者の方向に跳ね返ります。
- ソーブレードが切断時にずれたり正しく配置されていないと、後部のソーブレードエッジの歯が作業材料の表面に引っかかり、ソーブレードがカットギャップから外れて作業者の方に跳ね返ることがあります。
- ソーは両手でしっかりと支え、反力を受け止めることができるように腕を構えます。ソーブレードは必ず側部をつかみ、決してソーブレードが身体のすぐ前にくることのないようにしてください。 反動がある場合、サーキュラーソーは後方に跳ね返ることがありますが、適切な予防措置を講じていれば反力を抑えることができます。
- ソーブレードが噛んだ場合あるいは作業を中断する場合は、ソーをオフにしてソーブレードが停止するまでソーを静かに作業材料内に保持してください。ソーブレードが動いている間は、ソーを作業材料から離したり後方へ引いたりしないでください、そうしないと反動が発生する危険があります。 ソーブレードが噛んでしまったことの原因を確認し、それを取り除いてください。
- 作業材料に挿入されているソーを再び作動させる場合は、ソーブレードをカットギャップの中央に配置し、歯が作業材料に引っかかっていないかチェックします。 ソーブレードが噛んでいると、切断を再開したときにソーブレードが作業材料から飛び出たり、反動が発生する可能性があります。
- 噛んだソーブレードによる反動の危険を最小限に抑えるために、大型プレートは支持してください。 大型プレートはそれ自身の重みでたわむことがあります。プレートは、カットギャップ付近と縁部の両側で支える必要があります。
- 切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブレードは使用しないでください。 ソーブレードの歯の切れ味が悪い場合やソーブレードが正しく合っていない場合、カットギャップが狭くなりすぎて、摩擦が大きくなったり、ソーブレードの噛みや反動が起こります。
- 切断の前に、切り込み深さ調整および切り込み角度の調整を締め付けてください。 切断中に調整が変化すると、ソーブレードが噛んだり反動が発生する可能性があります。
- 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で切断を行う場合は特に注意してください。 切断時に、押し込まれたソーブレードが隠れている対象物にブロックされ、跳ね返る可能性があります。
- ご使用の前には毎回、保護カバーが正しく閉じられているか点検してください。保護カバーがスムーズに動かずすぐに閉じない場合は、ソーを使用しないでください。保護カバーを固定しないでください、 保護カバーが固定されているとソーブレードが保護されなくなります。 ソーをうっかり床に落とした場合、保護カバーが変形する可能性があります。保護カバーが自由に動き、すべての切り込み角度と切り込み深さでソーブレードや他の部分と接触しないことを確認してください。
- 保護カバー用スプリングの状態と正しく作動するかどうかを点検してください。保護カバーとスプリングが正常に作動しない場合は、ご使用前にソーの整備を依頼してください。 損傷した部品、固着した付着物、切り屑の堆積は下部保護カバーの作動を鈍らせます。
- 直角ではない「プランジカット」を行う場合は、ソーのベースプレートが側方にずれないようにしてください。 側方にずれると、ソーブレードが噛んで反動が生じる危険があります。
- ワークベンチまたは床にソーを置く場合は、必ず保護カバーでソーブレードを保護してください。 保護されていないソーブレードが遅延作動すると、ソーが切断方向と反対に動いてその方向にある物体を切断します。この場合、ソーの遅延作動時間に注意してください。
その他の安全上の注意
作業者に関する安全- 本電動工具あるいはアクセサリーには、加工や改造を加えないでください。
- 本電動工具は必ず付属の安全装置と共に使用してください。
- 本電動工具を集じん装置なしで使用する場合、粉じんが発生する作業では必ず防じんマスクを着用してください。
- 本電動工具は、常に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。
- 耳栓を着用してください。騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
- 休憩を取って緊張をほぐし、指を動かして血行を良くするように心がけてください。
- 本電動工具は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。
- 本電動工具は、作業場に運んで作業位置にセットしてからスイッチを入れるようにしてください。
- 本電動工具に問題が発生した場合、先端工具またはアクセサリーを交換する場合、および本電動工具を保管/搬送する際は、バッテリーを取り外してください。
- 本電動工具を使用して頭より高い位置で作業しないでください。
- ソーブレードを横に押し付けて本電動工具を制動しないでください。
- バッテリーを取り付ける前に、ソーがオフになっていること、およびスイッチオンロックがロック位置 にロックされていることを確認してください。このようにして、電動工具の意図しない始動による負傷を防止してください。
- アクセサリーまたはバッテリーの交換の際、搬送あるいは本電動工具を保管する際には、必ずスイッチオンロックをロック位置 にロックする必要があります。
- 本電動工具の作動中は、テンションフランジやテンションボルトに触れないでください。
- 本電動工具は、ソーブレードが完全に停止してから置くようにしてください。
- 先端工具は電動工具が冷めてから交換してください。
- ソーブレードが回転しているときには、決してスピンドルロックを操作しないでください。
- 電動工具を人に向けないでください。
- 必ず母材および作業材料の性質に適したソーブレードを使用してください。
- この電動工具には、いかなる種類の研磨ディスクも取り付けないでください。
- 電動工具は、必ずスイッチをオンにした状態で作業材料に向けてガイドしてください。
- フィード力をソーブレードおよび加工する母材に合わせて調整してください。これにより、ソーブレードがブロックして場合により反動が発生することを回避します。
- 歯の先端が過熱しないようにしてください。
- 先端工具の許容回転数は、電動工具に記載された最高回転数よりも高くなければなりません。許容回転数よりも速く回転するアクセサリーは、破損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
- 粉じんが非常に多い環境では作業を行わないでください。
- 研磨、紙やすり研磨、切断および穿孔の際に発生する粉じんは、化学物質を含んでいる場合があります。これには、 鉛、あるいは鉛ベースの塗料、 レンガ、コンクリートおよびその他の壁用資材、自然石およびその他の珪酸塩含有製品、 樫、橅などの特定の木材、および化学処理の施された木材、 アスベストあるいはアスベストが含まれる母材、などが考えられます。作業対象の資材の危険等級により、作業者および周囲の人員の曝露を確認してください。曝露を安全なレベルに維持するために、粉じん吸引システムの使用、あるいは適切な防じんマスクの着用などの必要な処置を取ってください。曝露の低減のための一般的な処置としては、以下のようなものがあります:
- 十分に換気された領域での作業
- 粉じんとの長時間の接触の回避
- 粉じんを顔や体から遠ざける
- 保護服を着用し、水と石鹸で曝露領域を洗浄する。
- ご自身および作業領域内のすべての人は、常に実施する作業の要求事項に適した防じんマスクを着用してください。
- 電動工具の使用中は、ご自身および作業領域内のすべての人は、適切な保護メガネ、保護ヘルメット、耳栓、保護手袋および安全靴を着用してください。
- 作業開始前に、作業場で発生する粉じんの危険有害度を調査してください。公的に承認された保護等級および地域の粉じんに関する規定を満たした工業用集じん機を使用してください。
- 各国の労働安全衛生法に従ってください。
- クランプあるいはその他の適切な方法により、作業材料を固定して安定した位置に保持してください。作業材料を手あるいは身体で保持することは不安定で、コントロールを失う危険があります。第三者に依頼して作業材料を作業位置に保持することはしないでください。
- 未知の母材には切断を行わないでください。切断ラインの上面と下面から障害物を取り除いてください。ソーブレードが何らかの物体に当たると、電動工具に対して反力が作用することがあります。
- 落下する先端工具および/またはアクセサリーによる負傷の危険。作業を開始する前に、取り付けたアクセサリーが確実に固定されていることを確認してください。
- 吸じん装置と組み合わせて切断を行う際には、防じんフードやサクションホースに触れないようにしてください。多量の粉じんが発生する母材では、静電気ショックの危険が高まる可能性があります。
- 切断ラインにネイル、ネジ、その他の部品などの障害物がないことを確認してください。
- 必ず EN 847-1 規格に準拠した Hilti の推奨するソーブレードを使用してください。
- プラスチックの切断の際は、作業材料が熱くなりすぎて溶けることのないように注意してください。
- 作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを探査機などで調査してください。例えば、作業中に誤って先端工具が電線に触れると、電動工具の金属部分とケーブルが通電する可能性があります。これにより、感電の危険が高まります。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
- Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。 これを守らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあります。
- バッテリーは、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
- 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り扱ってください!
- バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
- バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
- ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
- リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
- バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
- バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、爆発の原因となることがあります。
- バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてください。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
- バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
- 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについては、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
- バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
- バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッテリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてください。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリーは故障している可能性があります。Hilti サービスセンターにご連絡いただくか、あるいは「Hilti の Li-Ion バッテリーの安全と使用についての注意事項」をお読みください。
製品の説明
製品概要
- 補助グリップ
- ソーブレード交換用ロックレバー
- スイッチオンロック
- メインハンドル
- ロック解除ボタン 切り込み角度 -1°および 47°
- 遊び補正つまみ
(ガイドレールとベースプレートのガイド溝の間の遊び) - 六角レンチ
- ソーブレード回転数調整つまみ
- スピンドルロック
- ON/OFF スイッチ
- 切り屑排出/接続ピース
- ソーブレード交換用取り付けフラップ
- サポートフランジ
- テンションフランジ
- テンションボルト
- 平行ストッパー
- スライド式防じんウィンドウ
- ベースプレート
- 切り込み深さ設定
- 平行ストッパークランピングスクリュー
- 切り込み角度調整クランピングスクリュー
- アダプティブ切断インジケーター
- バッテリー
- バッテリーステータス表示
- バッテリーロック解除ボタン
正しい使用
本書で説明している製品は、充電式プランジサーキュラーソーです。本製品は、以下の母材の切断およびプランジカット専用に設計されています:
木材および木製の材料
プラスチック
石膏ボード
ファイバーセメントボード
非鉄金属
本ハンドサーキュラーソーにはオプションの吸じん装置用の接続ピースが装備されています、この接続ピースは一般的な吸じんホース用に設計されています。吸じん装置ホースをソーと接続するために、適切なアダプターが必要になる場合があります。
必ず製品仕様の記載事項(直径、全負荷回転数、厚さ、材質など)に対応した、本製品用に許可されたソーブレードを使用してください。高合金高速度鋼(HSS)製の研磨およびカッティングディスク、ならびにソーブレードは許可されていません。
ベースプレートとの接触面の大きさが十分な、凹凸のない作業材料のみを切断してください。
本製品には、必ず Hilti の B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。Hilti は、本製品に対してこの取扱説明書の巻末の表に記載されているバッテリーを使用されることをお勧めします。
これらのバッテリーには、必ずこの取扱説明書の巻末に記載されているシリーズの Hilti の充電器を使用してください。
本体標準セット構成品
充電式サーキュラーソー、ソーブレード、取扱説明書Li-Ion バッテリーのインジケーター
Hilti Nuron Li-Ion バッテリーは、充電状態、エラーメッセージ、およびバッテリーの状態を表示することができます。充電状態およびエラーメッセージの表示
次の表示を確認するには、バッテリーのリリースボタンを短く押してください。充電状態および不具合は、接続されている製品がオンになっている間常時表示されます。
状態 |
意味 |
---|---|
4 個の LED(4)が常時緑色で点灯 |
充電状態:100 %...71 % |
3 個の LED(3)が常時緑色で点灯 |
充電状態:70 %...51 % |
2 個の LED(2)が常時緑色で点灯 |
充電状態:50 %...26 % |
1 個の LED(1)が常時緑色で点灯 |
充電状態:25 %...10 % |
1 個の LED(1)がゆっくり緑色で点滅 |
充電状態:< 10 % |
1 個の LED(1)が高速で緑色で点滅 |
Li-Ion バッテリーは完全に放電しています。バッテリーを充電してください。 バッテリーの充電の後にも LED が高速で点滅する場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で黄色で点滅 |
Li-Ion バッテリーまたは接続されている製品が過負荷、過熱、低温の状態にあるか、あるいはその他の不具合が発生しています。 製品とバッテリーを推奨動作温度にし、使用時に製品が過負荷にならないようにしてください。 メッセージが引き続き出力される場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が黄色で点灯 |
Li-Ion バッテリーとそれと接続されている製品とに互換性がありません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
1 個の LED(1)が高速で赤色で点滅 |
Li-Ion バッテリーはロックされていて、使用できません。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
バッテリーの状態に関する表示
バッテリーの状態を確認するには、リリースボタンを 3 秒を超えて押し続けてください。システムは、落下、異物の貫入、外部の熱源による損傷などの誤った使用に起因するバッテリーの機能異常については検知しません。状態 |
意味 |
---|---|
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時緑色で点灯。 |
バッテリーは引き続き使用することができます。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が速く黄色で点滅。 |
バッテリーの状態確認を終了することができませんでした。手順を繰り返すか、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
すべての LED がチェイサーライトとして点灯し、続いて 1 個の LED(1)が常時赤色で点灯。 |
接続されている製品を引き続き使用できる場合、バッテリーの残り容量は 50% 未満です。 接続されている製品を引き続き使用することができない場合、バッテリーは寿命に達していて交換の必要があります。Hilti サービスセンターにご連絡ください。 |
製品仕様
製品特性
SC 6WP-22 |
|
---|---|
製品世代 |
01 |
重量 |
3.3 kg |
重量(平行ストッパー) |
0.45 kg |
寸法 (長さ × 幅 × 高さ) |
360 mm × 200 mm × 237 mm |
メインブレード厚 |
1 mm … 1.5 mm |
最大切り込み深さ |
57 mm |
無負荷回転数 |
6,000/min |
定格電圧 |
21.6 V |
ソーブレードの種類と用途
ソーブレードの種類 |
用途に関する注意事項 |
---|---|
汎用ソーブレード 細切りソーブレード |
木材および木材ベースの材料 |
ファイバーセメントソーブレード |
ファイバーセメントまたはファイバーセメントベースの材料 |
保管および動作温度
保管温度 |
−20 ℃ … 70 ℃ |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
バッテリー
バッテリー作動電圧 |
21.6 V |
バッテリー重量 |
本取扱説明書の巻末を参照してください |
作動時の周囲温度 |
−17 ℃ … 60 ℃ |
保管温度 |
−20 ℃ … 40 ℃ |
充電開始時のバッテリー温度 |
−10 ℃ … 45 ℃ |
騒音および振動値について
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、異なる先端工具を取り付けて使用したり、手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異なることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、電動工具のスイッチをオフにしている時間や、電動工具が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例:電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)。
騒音について
サウンドパワーレベル (LWA) |
106 dB(A) |
サウンドパワーレベルの不確実性 (KWA) |
3 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベル (LpA) |
98 dB(A) |
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (KpA) |
3 dB(A) |
クリップボードの切断(ah、W) |
B 22‑55 |
0.9 m/s² |
アルミ板の切断(ah、M) |
B 22‑55 |
1.7 m/s² |
不確実性(K) |
1.5 m/s² |
作業準備
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。バッテリーを充電する
- 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
- バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
- バッテリーは許可された充電器で充電してください。
バッテリーを装着する
- はじめてお使いになる前にバッテリーをフル充電してください。
- ロックの音が聞こえるまでバッテリーを製品へとスライドさせます。
- バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
バッテリーを取り外す
- バッテリーのリリースボタンを押します。
- 製品からバッテリーを抜き取ります。
転倒防止装置
本製品の落下防止には、必ず Hilti の工具保持ロープ#2261971を使用してください。- 工具保持ロープは、図に示したように本製品のラグに固定してください。しっかりと固定されていることを確認してください。
- 支持構造物にスナップフックを固定します。スナップフックがしっかりと固定されていることを確認してください。
プランジユニットを取り付け位置にする
- 本製品を、最大の切り込み深さで切り込むことができる位置にします(テーブルの端など)。
- ソーブレード取り付けフラップを開きます。
- 切り込み深さ調整インジケーターを最大値 (1) にします。
- ロックレバーを上げます(取り付け位置)(2) 。
- スイッチオンロック (3) を押したままにして、プランジユニットを取り付け位置に取り付けます。
- プランジユニットが取り付け位置にロックされる音が聞こえます。
- 取り付け窓において、テンションボルトが中央位置にあることを目視確認できます。
- プランジユニットが取り付け位置にロックされる音が聞こえます。
ソーブレードを取り外す
- プランジユニットを取り付け位置にします。
- スピンドルロックを押し、押した状態を維持します (1) 。
- アレンキーを使用してテンションボルトを緩めます (2) 。
- テンションボルトとテンションフランジを取り外します。
- ソーブレードを保護カバーから下方へと取り出します。
ソーブレードを取り付ける
取り付けるソーブレードが技術的な要求を満たし、よく切れることを確認してください。 鋭いソーブレードは正常な切断の前提条件です。ご使用前にその都度、切断する母材に適したソーブレードを選択してください。
- プランジユニットを取り付け位置にします。
- サポートフランジとテンションフランジを清掃します (1) 。
- サポートフランジを正しい方向で駆動スピンドルに取り付けます。
- 新しいソーブレードを取り付けます (2) 。
- ソーブレードの回転方向矢印 (3) と、保護カバーの回転方向矢印 (4) に注意してください。両方の回転方向矢印の方向が一致していなければなりません。
- ソーブレードの回転方向矢印 (3) と、保護カバーの回転方向矢印 (4) に注意してください。両方の回転方向矢印の方向が一致していなければなりません。
- テンションフランジを正しい方向に取り付けます。
- テンションボルトをねじ込みます。
- スピンドルロックを押し、押した状態を維持します (5) 。
- アレンレンチでテンションボルトを締め付けます (6) 。
- ソーブレードが正しい位置にあるか点検してください。
- メインハンドルで本製品を保持します。
- ロックレバーを基本位置にし、プランジユニットを基本位置に戻します (7) 。
- ソーブレード取り付けフラップを閉じます。
スライド式防じんウィンドウ
切り屑を最適に吸引排出するには、常に防じんウィンドウをできるだけ作業材料に近づけてスライドさせてください。切り込み深さを調整する
- 切り込み深さ設定のロック解除を押し続けます (1) 。
- スライダーを必要な切り込み深さまでスライドさせます (2) 。
- 切り込み深さインジケーターには、ガイドレールを使用しての切断用 (3) 、およびガイドレールを使用しないでの切断用 (4) の個別のインジケーターがあります。.
- 切り込み深さインジケーターには、ガイドレールを使用しての切断用 (3) 、およびガイドレールを使用しないでの切断用 (4) の個別のインジケーターがあります。.
- 切り込み深さ設定のロック解除から指を離します。
斜め切断の切り込み角度を調整する
- 切り込み角度調整の 2 本のクランピングスクリューを緩めます (1) 。
- 本製品を希望の切り込み角度 へと回してください。
- -1°または 45°を超える角度(最大47°まで)に調整したい場合は、ロック解除ボタン (2) を押し続けます。
- -1°または 45°を超える角度(最大47°まで)に調整したい場合は、ロック解除ボタン (2) を押し続けます。
- 切り込み角度調整の 2 本のクランピングスクリューのうちの片方を締め付けます。
- 反対側の切り込み角度調整クランピングスクリューを締め付けます。
ソーブレード回転数を設定する
常に、使用しているソーブレードと作業対象の母材に適した回転数に設定してください。適切な回転数で作業することにより、鋸歯の過熱を回避し、ソーブレードの寿命を延ばすことができます。- 回転数選択つまみを適切な位置に回します。
平行ストッパーを取り付ける
- 両方のクランピングスクリューを緩めます。
- 平行ストッパーをベースプレートの取り付けマウントにスライドさせます。
- 平行ストッパーを切断に必要な間隔に調整します。
- 両側の間隔が等しいことを確認してください。
- 両側の間隔が等しいことを確認してください。
- 両方のクランピングスクリューを締め付けます。
本製品をガイドレールにセットする
- ベースプレートの溝に合わせて本製品をガイドリブにセットします。
- ガイドレールとベースプレートの間の遊びを確認してください。
- 偏心ネジ (1) で遊びを調整します。
- 遊びを小さくするには、偏心ネジを時計方向に回します。
- 遊びを大きくするには、偏心ネジを反時計方向に回します。
- 遊びを小さくするには、偏心ネジを時計方向に回します。
- 遊びは、スライド動作に影響を与えない範囲で、できるだけ小さく調整してください。
ご使用方法
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。スイッチをオンにする/オフにする
スイッチオン- スイッチオンロックを上へスライドしてロック解除位置 にし、その位置に保持します。
- ON/OFF スイッチを押し続けます。
- スイッチオンロックから指を離します。
- プランジユニットを基本位置に戻します。
- ON/OFF スイッチから指を離します。
粉じんおよび切り屑の処理
- 吸じん装置 を使用しての切断:
サクションホースを吸引ピースに接続し、吸じん装置の取扱説明書の注意事項に従ってください。
- ダストバッグ を使用しての切断:
アダプター付きダストバッグを吸じん装置の吸引ピースに差し込みます。
ポインターに基づいて切断する
- 作業材料が動かないように固定し、切断経路(墨出し)をマークします。
- 切り込み深さを調整します。
- アダプティブ切断インジケーターを使用して、本製品を墨出しラインに配置します。
- 製品をオンにします。
- 本製品のプランジ動作は、ON/OFF スイッチがロック解除されている場合にのみ可能です。
- 本製品のプランジ動作は、ON/OFF スイッチがロック解除されている場合にのみ可能です。
- プランジユニットを作業材料にに突き当たるまで切り込ませます (1) 。
- 本製品を適切な作業速度で作業材料全体にわたってガイドします。
- ソーブレードを作動させながら、プランジユニットを回転させて基本位置に戻します (2) 。
- プランジユニットが基本位置になったら、直ちに製品の電源を切ります。
プランジカットを行う
- 切り込み深さを調整します。
- 本製品を作業材料に乗せます。
- 製品をオンにします。
- 本製品のプランジ動作は、ON/OFF スイッチがロック解除されている場合にのみ可能です。
- 本製品のプランジ動作は、ON/OFF スイッチがロック解除されている場合にのみ可能です。
- 本製品を作業材料のストップ位置まで切り込ませます。
- 本製品を適切な作業速度で作業材料全体にわたってガイドします。
- 本製品を作業材料外へと出します。
- プランジユニットが基本位置になったら、直ちに製品の電源を切ります。
斜め切断を行う(アングルカット)
- 斜め切断の切り込み角度を調整します。
- アダプティブ切断インジケーターを使用して、本製品を墨出しラインに配置します。
- 製品をオンにします。
- プランジユニットを作業材料に切り込ませます。
- 作業材料全体にわたり、本製品をガイドレールに沿ってガイドします。
ガイドレールを使用しての切断
- ガイドレールを 2 個のバイスで固定します。
- ベースプレートの溝を、ガイドレールのガイドリブに合わせます。
- 斜め切断の切り込み角度を調整します。
- 切り込み深さを調整します。
- 製品をオンにします。
- プランジユニットを作業材料に切り込ませます。
- 作業材料全体にわたり、本製品をガイドレールに沿ってガイドします。
手入れと保守
製品の手入れ- 付着した汚れを慎重に除去してください。
- 汚れが付着している場合は、通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 本製品の電気接点を清掃するには、清潔な乾いた布を使用してください。
- 通気溝が詰まっているバッテリーは決して使用しないでください。通気溝を乾いた柔らかいブラシを使用して慎重に掃除してください。
- バッテリーを不必要に粉じんや汚れに曝さないようにしてください。バッテリーは、決して高い湿度に曝さないでください(例:水中に沈める、あるいは雨中に放置する)。
水分が浸入したバッテリーは、損傷したものとして取り扱ってください。そのようなバッテリーは不燃性の容器に隔離し、Hilti サービスセンターにご連絡ください。 - バッテリーには、本製品に使用しているのではないオイルやグリスが付着しないようにしてください。バッテリーに不必要な粉じんあるいは汚れが堆積しないようにしてください。バッテリーは、乾いた柔らかいブラシまたは乾いた布で清掃してください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
バッテリーの電気接点に手を触れないでください、また、工場出荷時に塗布されているグリスを電気接点からぬぐい取らないでください。 - 必ず少し湿した布でハウジングを拭いてください。シリコンを含んだ磨き粉はプラスチック部品をいためる可能性があるので使用しないでください。
- 目視確認可能なすべての部品については損傷の有無を、操作エレメントについては問題なく機能することを定期的に点検してください。
- 損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。速やかに Hilti サービスセンターに本製品の修理を依頼してください。
- 手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて、それらが問題なく作動するか点検してください。
安全機構の清掃
- ソーブレードを取り外します。
- 安全機構を乾いたブラシを使用して注意深く掃除してください。
- 安全機構内部の塵埃の堆積や切り屑は適切な工具を使用して除去してください。
- ソーブレードを取り付けます。
切り屑ダクトを清掃する
切り屑ダクトは、上側保護カバー内部の切り屑を排出します。切り屑ダクトが詰まっていると、切り屑を適切に排出することができなくなります。製品の寿命を長くするため、切り屑ダクトは定期的に清掃してください。- 吸引ピースに吸じん装置を取り付けている場合は、吸引ピースからサクションホースを取り外してください。
- 切り屑ダクトをブラシで清掃します。
バッテリー式工具およびバッテリーの搬送および保管
搬送- バッテリーを取り外してください。
- バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。搬送中のバッテリーは、他のバッテリー電極と接触して短絡の原因となることを防ぐために、過大な衝撃や振動から保護し、あらゆる導電性の物体あるいは他のバッテリーから隔離する必要があります。バッテリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
- バッテリーは郵送しないでください。損傷していないバッテリーを送付する場合は、運送業者を手配してください。
- 使用の前にその都度、また長距離の搬送の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
- 製品とバッテリーは涼しくて乾燥した場所に保管してください。製品仕様に記載されている温度の限界値に注意してください。
- バッテリーは充電器内で保管しないでください。充電の後は、必ずバッテリーを充電器から取り出してください。
- バッテリーを太陽の直射下、熱源の上、窓際等で保管しないでください。
- 製品およびバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
- 使用の前にその都度、また長期にわたる保管の前後には、製品とバッテリーに損傷がないか点検してください。
故障時のヒント
いかなるい不具合の発生時にも、バッテリーのステータス表示を確認してください。Li-Ion バッテリーのインジケーター の章を参照してください。故障 |
考えられる原因 |
解決策 |
---|---|---|
ON/OFF スイッチが押せない、あるいは動かない。 |
故障ではありません(安全機能)。 |
|
回転数が突然落ちる。 |
バッテリーが放電している。 |
|
フィード力が過大。 |
|
|
吸引しない/吸引能力の低下 |
切り屑ダクトの詰まり。 |
|
ソーブレードがブロックされた後に製品が自動的に作動しない。 |
過負荷保護機構(スピードレギュレーター)が作動している。 |
|
バッテリーが「カチッ」と音がするまでロックされない。 |
バッテリーのロックノッチが汚れている。 |
|
製品が異常に振動する。 |
ソーブレードの取り付けが正しくない。 |
|
バッテリーの LED に何も表示されない |
バッテリーの故障 |
|
廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりません。多くの国で Hilti は、古い工具をリサイクルのために回収しています。詳細については弊社営業担当または Hilti 代理店・販売店にお尋ねください。メーカー保証
- 保証条件に関するご質問は、最寄りの Hilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
その他の情報
ご使用方法、技術、環境保護およびリサイクルに関するその他の情報については、qr.hilti.com/manual?id=2276609&id=2276671 のリンクをご確認ください。このリンクは、本書の巻末にも QR コードとして記載されています。
適合宣言
適合宣言製造者は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な法規と有効な標準規格に適合していることを宣言します。技術資料は本書の後続の頁に記載されています:
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
製品データ
充電式プランジサーキュラーソー |
SC 6WP-22 |
製品世代 |
01 |
製造番号 |
1‒99999999999 |