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最小発注数量の関係上、発注数量が更新されましたのでご注意ください。
発注数量が更新されましたのでご注意ください。これは最小発注数量の設定によるものです。
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2013年9月、三重県内鳥羽志摩のゴミ処理施設のプラント建設を手がけていた新日鉄住金エンジニアリング株式会社から、防臭区画の工事に適したソリューションを探していると相談された日本ヒルティ株式会社 エナジー担当営業の宮本 徹は、すぐに閃いた。
「ヒルティのファイヤーストップ製品は世界各国で豊富な実績があるが、その中には耐ガス製品もある。それを防臭対策に応用できないか?」
宮本はすぐさま技術担当のエンジニア本部 住田に相談し、そのアイデアが現実的であると確信すると、同現場での試用を提案する。このときの製品がファイヤーストップジョイントスプレー CFS-SP WBである。水溶性アクリル系塗布材を吹付けるヒルティ工法は、現場での講習が必要ではあるが、
といった特徴がある。
試用における評価は上々だった。現場の元請である同社からは、鳥羽志摩のゴミ処理施設での採用実績をきっかけに、次々とゴミ処理施設のプラント建設現場の紹介を得られるまでの効果が認められた。そして今回、三重県四日市市が発注し同社が受注した新総合ゴミ処理施設のプラント建設現場でも、防火区画、防臭区画でヒルティのファイヤーストップ製品が採用された。
今回のプラント建設現場の所長である新日鉄住金エンジニアリング株式会社の四日市作業所 喜多 徹氏は、
「防臭区画におけるヒルティさんの製品や工法は、これまで複数のゴミ処理施設で実績もあり、施工講習も実施していただいているので、作業がし易いといった作業者からの評価も良かったと思います。」とコメントを寄せていただいた。
こうした防臭区画の工事実績は、2013年の鳥羽志摩のゴミ処理施設をはじめ2015年の四日市市の新総合ゴミ処理施設を含め、ヒルティのファイヤーストップ製品は全国で8箇所の清掃工場で採用されている。
今回の提案を進めるにあたって、従来の営業活動との違いについて営業担当の宮本に聞いた。
「プラントの建設現場では通常の現場と違いエンジニアリング企業が元請になり、その下にゼネコンが入ります。エンジニアリング企業は主にプラント機器の設計や据付を行い、ゼネコンはプラント機器を格納する箱とそれに付随する電気・設備まわりを担当します。
プラント系はエンジニアリング企業の本社で予め仕様を決めますが、建築系は現場がスタートしてから決定することが多いのです。したがってアプローチの手順としては、まずエンジニアリング企業の本社設計部門に対し、ヒルティの清掃工場の実績をもとに提案をします。その後、工事現場担当者を紹介していただき、現場でのテスト、そしてエンジニアリング企業からゼネコンやサブコンを紹介いただき採用の決定という流れです。採用決定後、現場での施工説明会、ファイヤーストップの講習会ならびにサブコンへのアプローチへと移行します。」
と、アプローチの流れについて解説してくれた。
宮本の話によれば、清掃工場プラントにおける防臭区画工事では、ヒルティ製品は海外での豊富な実績をはじめ、その信頼性を裏付ける豊富なデータが存在しているが、非常に高い専門性が要求される分野であるために、営業面ではきめ細かなフォローが大切になると、重要性についても触れている。
競合などの従来工法は、建築防臭では板金、シール、ウレタン吹付けといった工法であるが、ヒルティが提案している工法は『耐火アクリル系防臭塗布工法』となる。ゴミ処理施設の防臭区画では完璧な防臭を求められている。したがってヒルティの防臭効果に関連した資料の提示、現場での施工指導といったヒルティ本来の活動が、採用に繋がった大きな要因だった、と宮本は言い切った。
清掃工場では稼動後に一番問題になることのひとつに、施設周辺に臭いが流れ出してしまうことが挙げられる。近隣住民からは即座にクレームが入ることになるため、発注元の役所も非常に神経を使っている課題といえる。
今回、防臭区画でヒルティ製品を採用いただいたことで、現場全体を管理している新日鉄住金エンジニアリング株式会社の現場の責任者である喜多 徹氏にも安心感をもっていただけたのではないだろうか。
「現場管理者が一番注力するのは、施主であるお客様から信頼を得ることです。目に見える形で信頼を裏付けるものがあれば非常に心強いです。この業界では、施工に関わる製品や部材などは、メーカーや取引先との過去からの付き合いを重視するといった、同一基準の仕様なら単に価格の安さが採用には、有利に働くことが多い事も事実です。今回のように防臭区画の工事要件においては、実績や現場での講習会の実施など、ヒルティさんでなければならないと言った採用理由が明確にあったと思います。」
喜多 徹氏はヒルティへの信頼をコメントしてくれた。
営業担当の宮本に今後の抱負について聞いてみた。
「現在1人で20案件程のプロジェクトをフォローしています。そのほとんどが新日鉄住金エンジニアリング様をはじめとするプラント企業様からご紹介いただいた現場です。残念ながらこの業界においてヒルティの知名度はまだまだこれからですが、着実に実績を重ねてブランド力や顧客エンゲージメントを高めていきたいですね。
ヒルティのファイヤーストップ製品は、専門業者(FSC)以外の職人さんが実際に施工するケースが多くあります。つまり施工が容易である優位性をアピールしつつ、防臭区画における防臭効果の高いソリューションとして提案していきたいと考えています。」
清掃工場のプロジェクトは、宮本の所属するエナジー部門の仕事の一部である。最近、現場の営業やエンジニアと同行して現場に向かう機会も増えてきている。今後は更に他部門のスタッフと協働して様々なプロジェクトに積極的に関わり、一人でも多くのお客様の笑顔に出会いたい・・・ そう締め括ってくれた。
【取材先企業データ】
会社名:新日鉄住金エンジニアリング株式会社
設立:2006年(平成18年)7月1日
資本金:150億円 (2015年3月末現在)
従業員数:単独:1,232人 連結:5,282人 (2015年3月末現在)
製鉄プラント
環境ソリューション
エネルギーソリューション
海洋
建築・鋼構造
導入製品:
セーフティボード CP670-50:149枚、セーフティシーラント CP606:470本、スピードスプレー CFS-SP WB:3缶(2015年7月末現在)
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